離乳食の豆腐はいつから?絹ごし・木綿の選び方と量の目安・下ごしらえとレシピ

豆腐はやわらかくて口当たりがよく、離乳食で最初に試すたんぱく質としてよく使われる食材です。でも「生のまま使っていい?」「絹ごしと木綿、どっちがいい?」「どのくらいの量をあげればいいの?」と迷うことも多いですよね。
この記事では、こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」と自治体の離乳食資料をもとに、豆腐の始め方をまとめました。

この記事でわかること

  • 豆腐は、おかゆや野菜に慣れた離乳初期(生後5〜6か月頃)から、つぶして1さじずつ試せます
  • 生のままではなく、ゆでてからすりつぶします。なめらかにしやすいのは絹ごし豆腐
  • 豆腐の1回量の目安は中期30〜40g、後期45g、完了期50〜55g(支援ガイドの目安)
  • 豆腐は大豆製品。はじめては1さじから、様子を見ながら量を増やします

離乳食で豆腐はいつから?

支援ガイドには、離乳はおかゆ(米)から始め、慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄などと種類を増やしていく、と書かれています。支援ガイドの「離乳の進め方の目安」の表でも、初期の欄に「慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄等を試してみる」とあります。

入間市の資料では、たんぱく質の始め方として「まずは豆腐から!茹でてつぶします」と紹介されています。

目安としては、

  • 離乳食を始めて、おかゆに慣れた
  • にんじんやかぼちゃなどの野菜を何種類か食べられるようになった

このくらいの段階で、つぶした豆腐を1さじから試してみましょう。

豆腐の量の目安(時期別)

支援ガイドの「離乳の進め方の目安」に書かれた豆腐の1回量です。

時期 調理形態 豆腐の1回量の目安
初期(5〜6か月頃) なめらかにすりつぶした状態 1さじから試す(入間市の例では、離乳食開始から1か月ごろで〜30g)
中期(7〜8か月頃) 舌でつぶせる固さ 30〜40g
後期(9〜11か月頃) 歯ぐきでつぶせる固さ 45g
完了期(12〜18か月頃) 歯ぐきで噛める固さ 50〜55g

この量は「魚または肉、または豆腐、または卵…」のうちどれか1種類を使うときの目安です。同じ食事で白身魚や鶏肉も使うときは、それぞれ少しずつ減らして調整しましょう。

豆腐の下ごしらえ

絹ごしと木綿、どっちがいい?

町田市の資料では「豆腐はゆでたものをすりつぶす。絹ごし豆腐のほうがなめらかになる」とされています。入間市の資料でも、初期から食べられる食材として「絹ごし豆腐」が挙げられています。初期は絹ごし豆腐を使い、慣れてきたら木綿豆腐も試してみるとよいでしょう。

ゆで方

乳幼児は細菌への抵抗力が弱いので、豆腐も加熱してから使います。入間市の資料のレシピでは、次のような手順です。

  1. 鍋に湯を沸かし、沸とうしたら豆腐を入れて2〜3分ゆでる
  2. 水気を切る
  3. すり鉢ですりつぶす(初期)、またはフォークなどでつぶす

時期別の形

  • 初期:なめらかにすりつぶし、お湯や野菜のゆで汁でのばす
  • 中期:粗くつぶす、または小さめのさいの目切り
  • 後期:さいの目切り。煮物やあんかけにも
  • 完了期:少し大きめに切ってOK。大人の料理から味つけ前に取り分けても

ほかの大豆製品はいつから?

さいたま市の資料では、大豆製品について次のように書かれています。

  • 中期から:納豆、高野豆腐(すりおろして煮る)
  • 後期から:大豆(やわらかく煮てつぶす)
  • 完了期から:厚揚げ、がんもどき、油揚げ(油抜きして使う)

高野豆腐の使い方や冷凍については、下の関連記事で詳しく紹介しています。

アレルギーや食べさせ方の注意

豆腐の原料の大豆は、消費者庁の食物アレルギー表示で「特定原材料に準ずるもの」(表示が推奨される品目)に入っている食品です。

  • はじめての食品は1日1種類、離乳食用のスプーンで1さじから
  • 万が一に備え、病院を受診できる時間帯(午前中など)に試すと安心です
  • 町田市の資料では、新しく与える食材は2〜3日続けて様子を見ること、新しく与えるたんぱく質性食品は日替わりにしないことが勧められています
  • いつもと違う様子(じんましん、せき、嘔吐など)があれば、自己判断せず小児科に相談しましょう

支援ガイドには、アレルギーを心配して食べ始めを遅らせても予防効果があるという科学的根拠はない、とも書かれています。湿疹がある・アレルギーの診断を受けているなどの場合は、医師の指示に沿って進めてください。

豆腐の冷凍保存は?

豆腐は、そのまま冷凍すると水分が抜けてスポンジのような食感に変わります。なめらかさを生かしたい初期・中期は、その都度ゆでて使うのがおすすめです。

どうしても作りおきしたいときは、町田市・さいたま市の資料にある冷凍のポイント(よく冷まして小分け・密閉、1週間をめどに使い切る、使うときは十分に再加熱、解凍後の再冷凍はしない)を守りましょう。開封した豆腐は冷蔵庫に入れ、早めに使い切ります。

豆腐を使った簡単レシピ

初期:豆腐とバナナ和え

入間市の資料で紹介されているレシピです。ゆでてすりつぶした豆腐に、筋をとってなめらかにつぶしたバナナを混ぜます。バナナの甘みで食べやすくなります。豆腐とバナナ、それぞれ単品で試して慣れてから合わせましょう。

中期:豆腐と野菜のくたくた煮

みじん切りのにんじんや玉ねぎをだしでやわらかく煮て、さいの目に切った豆腐を加え、水溶き片栗粉でとろみをつけます。

後期〜完了期:豆腐と白身魚のあんかけ

さいの目の豆腐と、ほぐした白身魚をだしで煮て、とろみをつけます。豆腐と魚を合わせる日は、それぞれの量を目安より少なめにしましょう。

参考にした資料

  • こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
  • 町田市「離乳初期の進め方」
  • さいたま市「離乳食のすすめ方」
  • 入間市「はじめての離乳食」
  • 消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」

よくある疑問(Q&A)

Q. 豆腐は電子レンジで加熱してもいい?

A. 中心までしっかり温まれば使えます。加熱ムラが出やすいので、全体を混ぜて温度を確かめ、人肌に冷ましてから与えましょう。

Q. 充てん豆腐や、パックのまま食べられる豆腐も加熱が必要?

A. 離乳食では、どの豆腐も加熱してから使うと安心です。

Q. 豆腐のあとは、どのたんぱく質に進めばいい?

A. 支援ガイドでは、初期は豆腐・白身魚・固ゆでした卵黄などを試し、その後、魚は白身魚から赤身魚・青皮魚へ、卵は卵黄から全卵へと進めるとされています。さいたま市の資料では、鶏ささみは中期から使える食品に入っています。

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