離乳食のたらはいつから?白身魚の量の目安・下ごしらえ・冷凍のコツとレシピ

たらは身がやわらかく、味もあっさりした白身魚。スーパーで切り身が手に入りやすく、離乳食の「はじめての魚」に選ぶママも多い食材です。
ただ、いつから食べられるのか、骨や皮はどうするのか、量はどのくらいかなど、迷うところもありますよね。
この記事では、こども家庭庁が公開している「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」と自治体の離乳食資料をもとに、たらの進め方をまとめました。

この記事でわかること

  • たらは白身魚。おかゆや野菜に慣れた離乳初期(生後5〜6か月頃)の後半から、1さじずつ試せます
  • 魚の1回量の目安は中期10〜15g、後期15g、完了期15〜20g(支援ガイドの目安)
  • 使うのは塩をしていない「生だら」。骨と皮を取り、中心までしっかり加熱します
  • ゆでてほぐしたものを小分け冷凍すると便利。1週間をめどに使い切ります

離乳食でたらはいつから?

「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳はおかゆ(米)から始め、慣れてきたらじゃがいもや人参などの野菜、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄へと種類を増やしていく、という順番が示されています。

たらはこの「白身魚」のなかま。さいたま市の離乳食資料でも、たい・ひらめ・かれいと並んで、たらが初期から使える食品に挙げられています。
目安としては、

  • 離乳食を始めて、おかゆに慣れる
  • 野菜を何種類か食べられるようになる
  • 豆腐などのたんぱく質にも少し慣れてきた

このくらいの段階で、1さじから試してみるとよいでしょう。月齢はあくまで目安なので、赤ちゃんの様子に合わせて進めてくださいね。

白身魚から赤身魚・青皮魚へ

支援ガイドでは「魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ」と進めることになっています。たらに慣れたら、中期以降にまぐろ・かつおなどの赤身魚、さらにその後にぶりやさば・いわしなどの青皮魚へと広げていきます。

「ぎんだら」はたらとは別の魚

名前が似ている「ぎんだら」は脂が多く、町田市の離乳食資料でも「白身魚でも脂の多いギンダラやムツなどは使えない」とされています。離乳食に使うのは、スーパーで「生たら」「真だら」などと書かれた切り身を選びましょう。

たらの量の目安(時期別)

支援ガイドの「離乳の進め方の目安」に書かれた魚の1回量は次のとおりです。

時期 調理形態 魚の1回量の目安
初期(5〜6か月頃) なめらかにすりつぶした状態 1さじから試す(入間市の例では、離乳食開始から1か月ごろで白身魚〜10g)
中期(7〜8か月頃) 舌でつぶせる固さ 10〜15g
後期(9〜11か月頃) 歯ぐきでつぶせる固さ 15g
完了期(12〜18か月頃) 歯ぐきで噛める固さ 15〜20g

この量は「魚または肉、または豆腐、または卵…」のうちどれか1種類を使うときの目安です。豆腐や鶏肉と組み合わせる日は、それぞれ少しずつ減らして調整しましょう。

たらの下ごしらえ

選び方

町田市の資料では「魚は塩をしていないものを使用する」とされています。塩だら(甘塩たら)や、たらこ・明太子は使わず、味のついていない生だらを選びます。

ゆで方

  1. 沸とうしたお湯に切り身を入れ、中心まで火が通るまでしっかりゆでる
  2. 皮をはがし、小骨を指先で確かめながらていねいに取り除く
  3. 時期に合わせてすりつぶす・ほぐす

町田市の資料では、魚は「湯からゆでるもの」に分類されています。乳幼児は細菌への抵抗力が弱いので、生焼けにならないよう中心まで加熱してください。

時期別の形

  • 初期:すりつぶし、お湯や野菜のゆで汁でのばしてなめらかに
  • 中期:細かくほぐし、とろみをつけて飲み込みやすく
  • 後期:粗めにほぐす。歯ぐきでつぶせるやわらかさ
  • 完了期:少し大きめにほぐしてOK。薄味の煮物などにも

たらは加熱するとパサつきやすい魚です。支援ガイドでも、中期頃からは飲み込みやすいようにとろみをつける工夫が必要とされています。水溶き片栗粉や、おかゆ・じゃがいもと合わせると食べやすくなりますよ。

アレルギーや食べさせ方の注意

  • はじめての食品は、離乳食用のスプーンで1さじから。子どもの様子をみながら量を増やす
  • 新しい食品は1日1種類にし、万が一のときに病院を受診できる時間帯(午前中など)に試すと安心です(入間市の資料より)
  • 口のまわりの赤み、じんましん、せき、嘔吐など、いつもと違う様子があれば自己判断せず小児科に相談しましょう

支援ガイドには、アレルギーを心配して食べ始めを遅らせても予防になるという科学的根拠はない、とも書かれています。湿疹がある・アレルギーの診断を受けているなどの場合は、医師の指示に沿って進めてください。

たらの冷凍保存のコツ

1回量が少ない離乳食は、まとめて作って冷凍すると便利です。町田市・さいたま市の資料にあるポイントをまとめると、

  • ゆでて骨と皮を取り、時期に合った形にしてから冷凍する
  • よく冷ましてから、1回分ずつ小分けにして密閉する
  • 品名と冷凍した日を書いておき、1週間をめどに使い切る
  • 使うときは十分に再加熱し、解凍したものを再び凍らせない

製氷皿で小分けにすると、1個ずつ取り出せて使いやすいですよ。

たらを使った簡単レシピ

初期:たらのとろとろペースト

ゆでたたらをすりつぶし、お湯でのばしてなめらかにします。最初は1さじだけ。慣れてきたら10倍がゆに混ぜても。

中期:たらとじゃがいものおかゆ

ゆでてつぶしたじゃがいもと、ほぐしたたらを7倍がゆに混ぜます。じゃがいものとろみで、パサつきが気になりません。

後期〜完了期:たらと野菜のとろみ煮

にんじん・玉ねぎを小さく切ってやわらかく煮て、ほぐしたたらを加え、水溶き片栗粉でとろみをつけます。調味料を使う場合は、大人の料理より薄い味にとどめましょう。

参考にした資料

  • こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
  • 町田市「離乳初期の進め方」
  • さいたま市「離乳食のすすめ方」
  • 入間市「はじめての離乳食」

よくある疑問(Q&A)

Q. たらとぶり、どちらを先にしたらいい?

A. 支援ガイドの順番では、白身魚のたらが先です。ぶりは脂の多い青背の魚なので、たらや赤身魚に慣れてからにしましょう。

Q. 冷凍の切り身や、骨取りのたらを使ってもいい?

A. 塩や味がついていなければ使えます。骨取りと書かれていても小骨が残っていることがあるので、ほぐしながら確かめてください。

Q. たらを食べたあと、口のまわりが赤くなりました。

A. 食べこぼしで肌が赤くなることもありますが、アレルギーの可能性もあります。自己判断で続けたりやめたりせず、小児科に相談しましょう。

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