乳製品でミルクに近いということで初期から与えていいものか、はたまた脂肪分や塩分を考えてもう少し待った方がいいものか。
アレルギーの心配もありますよね…。
でも栄養価も高く、メニューの幅も広がりそう!!
ぜひ取り入れてみたい!というママさんも多いのでは♪
ただチーズといっても種類がいろいろあって、量もどのくらい食べさせていいのか難しいですよね。
そんな悩みを解消すべく、
- 離乳食でチーズはいつから?量や種類は?
- チーズトーストやチーズケーキはいつから?
- 与える時の注意点
など、私が学んだ情報を教えますね。
目次
離乳食でチーズっていつから?食べさせてもいい量や種類は?
ただ、食べさせてもOKなチーズは月齢ごとに違うので注意しましょう!
チーズは離乳食初期から使うことができます。
ただし、チーズといっても種類はさまざま…。
種類によって含まれる脂肪分や塩分も異なるので注意が必要です。
そのため、離乳食の段階に合わせてチーズを選んであげましょう!
脂肪分や塩分が少ないものからはじめ、徐々に使用する量や種類を増やしていくのがオススメです。
離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月)以降に食べさせてもOKなチーズ
離乳食初期以降に食べさせてもいいのはこちらの2種類。
- カッテージチーズ
- 粉チーズ(パルメザンチーズ)
カッテージチーズ
他のチーズと比べ脂肪分と塩分が少なく、くせがないあっさりした味のチーズです。
高タンパク・低脂肪で、離乳食として優秀な食材と言えます。
カッテージチーズは水分含有量が多いためとても傷みやすい食品です。
封を切ったらすぐに使い切りましょう!
といっても離乳食に使うのはごく少量ですので、残りは大人用の食材として利用するといいですね。
<与え方>
離乳食初期は、裏ごし器で裏ごししてから重湯やみかん果汁で溶いて与えます。
離乳期中期以降は新鮮なものをそのまま与えられます。
うちではスープの具として加えてみたり、刻んだトマト・ゆでたじゃがいも・にんじん・ブロッコリー・豆腐などをすりつぶしたものに混ぜて与えていました。
カッテージチーズそのものだけを与えるのではなく何かと混ぜるのがオススメです!
粉チーズ(パルメザンチーズ)
粉チーズも初期から与えてよいチーズですが、塩分が多いためごく少量、風味付け程度に与えます。
<与え方>
粉チーズの特徴は粉末になっているので下ごしらえなく使えること。
サッと振りかけて手軽に使えるだけに、初期はかけすぎに注意しましょう!!
中期以降は柔らかくゆがいた野菜やパスタにまぶしたり、振りかけて焼いたりとアレンジを楽しめます♪
離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月)以降に食べさせてもOKなチーズ
離乳食中期以降に食べさせてもいいチーズは以下の5種類。
- モッツアレラチーズ
- プロセスチーズ
- ピザ用チーズ
- とろけるチーズ
- クリームチーズ
モッツァレラチーズ
塩分が少なめでなめらかな優しい味のチーズですが、脂肪分が多いので与えすぎないようにしましょう。
また弾力性のあるもちもちした食感が特徴なので、舌でつぶせる固さを目安に大きさを調節してあげることも大切です。
うちでは、刻んだトマトと混ぜ合わせて与えていました。
プロセスチーズ、ピザ用チーズ、とろけるチーズ
塩分と脂肪分が多いのでほんの1かけら程度にしましょう。
なおプロセスチーズは加熱の必要はありませんが、ピザ用チーズやとろけるチーズには加熱が必要なものがあります。
商品のパッケージを確認して、必要があれば必ず加熱しましょう!
うちでは、加熱して溶かしゆでてつぶしたじゃがいもやさつまいも、かぼちゃと混ぜて与えていました。
とろけるチーズについてはこちら→とろけるチーズってそのまま食べてもいいの?加熱は絶対?
クリームチーズ
少し酸味があり、なめらかな舌触りが特徴のチーズです。
塩分は控えめですが、脂肪分が多く高カロリーなので与えすぎないようにしましょう。
少量からはじめ、小さじ1が目安となります。
うちは、ごはんに加えリゾット風にして与えていました。
離乳食後期(9か月~)から完了期以降に食べさせてもOKなチーズ
離乳食後期から完了期以降に食べさせてもいいチーズはこちらです。
- チーズスプレッド
新しく食べさせてもOKになるチーズスプレッドの特徴や与え方など、詳しく見ていきましょう。
チーズスプレッド
チーズスプレッドはクリーム状の柔らかいチーズ。
チューブ容器に入っているものも多く手軽で便利ですが、塩分と脂肪分が多いので使いすぎないようにしましょう。
うちでは特に使いませんでしたが、パンに塗って与えたり、野菜と和えたりしてもいいですね。
赤ちゃんの体調や離乳食の進み具合をみながら取り入れてください。
良質なタンパク質とカルシウムを含むチーズですが、離乳食期においては控えめが原則。
与えすぎに注意しながら、上手に離乳食に活かしましょう。
チーズトーストやチーズケーキはいつから?
トーストやケーキという観点からみていきましょう♪
チーズトースト
チーズトーストはとろけるチーズなどをパンにのせて焼いたもの。
トーストした硬さのあるパンを前歯でかじり取って食べることから、上下の前歯が生えてくる離乳食完了期頃がオススメです。
ただし、とろけるチーズやピザ用チーズは塩分と脂肪分が多いので使いすぎに注意!
食パン(6枚切り)1/2枚あたり小さじ1を目安にしましょう。
チーズケーキ
チーズケーキはクリームチーズを使ったものが多いですね。
クリームチーズそのものは離乳食中期からOKですが、脂肪分が多く高カロリーなため与えすぎに注意が必要です。
チーズケーキに使用するクリームチーズは量も多く、生クリームや砂糖もたくさん含まれているので離乳食期に向いているとは言えません。
与える場合には食べ過ぎないように量を調節してあげましょう。
チーズはそのまま食べさせてもいい?加熱は必要?
加熱は必要ありますか?
ただし加熱が必要なチーズもあるので注意しましょう!
チーズは牛乳を発酵させた食品で、加熱せずにそのまま与えても大丈夫です。
もちろん加熱して与えてもOK!
ただ、カッテージチーズは加熱するとソフトな食感が損なわれてしまうのでそのまま与えるのがオススメですよ。
でもちょっと待って!
ここで覚えておきたいのが加熱を必要とするチーズ!!
離乳食中期から食べさせてもOKなチーズとして紹介したピザ用チーズ、とろけるチーズには加熱しなければならないものがあります。
それは“シュレッドチーズ”と呼ばれる細かい短冊状のチーズ。
製造工程で十分な加熱殺菌が行われずに、リステリア菌という細菌に汚染されている可能性があるからなんです。
リステリア菌による食中毒を防ぐためにも必ずパッケージを確認し、必要があれば加熱するようにしましょう!
詳しくはこちら→とろけるチーズってそのまま食べてもいいの?加熱は絶対?
チーズを与える時の注意点は?
チーズは牛乳を原料としているので、牛乳アレルギーを引き起こす可能性があります。
牛乳アレルギーの主な原因となっている「カゼイン」というタンパク質は発酵していてもその成分が残るため、チーズのように加工されていても注意が必要となります。
初めて与える時は種類ごとに少量からはじめ、様子を見て赤ちゃんが大丈夫そうなら少しずつ量を増やしていきましょう。
また、離乳食に向かないチーズもあります。
ブルーチーズやカマンベールチーズなどのカビ系チーズです。
絶対に与えないようにしましょう。
こちらも参考にしてください!→【保存版】離乳食のいつからまとめ!食材別で見つけやすい
最後に
- 離乳食でチーズは初期からOK
初期…カッテージチーズ、粉チーズ(パルメザンチーズ)
中期…モッツァレラチーズ、プロセスチーズ、ピザ用チーズ、とろけるチーズ、クリームチーズ
後期~完了期…チーズスプレッド - チーズは発酵食品であり、加熱せずにそのまま与えても大丈夫
ただし、ピザ用チーズ、とろけるチーズには加熱が必要なものもある - アレルギーを引き起こす可能性があるので少量から
ブルーチーズやカマンベールチーズは離乳食には向かない
少しはお役に立てましたか?
栄養満点でおいしいチーズ。
大人にはおいしいと思えても、赤ちゃんには塩分や脂肪分が多いものがあるので注意が必要ですね。
離乳食に適していると言われているカッテージチーズも与えすぎは厳禁です。
風味がよく、栄養もあり離乳食のバリエーションをぐんと広げてくれるチーズ。
上手に離乳食に活かして、満点ママになりたいですね!