ですが、赤ちゃんに食べさせるには誤嚥やアレルギーに注意が必要なんですよ。
アレルギー!?
知らないと怖いですよね。
離乳食期だからこそ気になるポイントを理解しておきましょう!
ごまはさまざまな料理に使える優れもの。
抗酸化作用もあり、日頃から積極的に使っているママさんも多いかと思います。
離乳食でも大活躍してくれそうな食材ですよね。
ですが、ごまによって誤嚥やアレルギーが起こる可能性もあるんですよ。
そこで今回は、離乳食のごまについて
- いつから食べさせてもいいの?
- 与える際の注意点は?
- 加工品は与えても大丈夫?
といった疑問にお答えします。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
離乳食でごまはいつから食べさせてもいい?
ただし、誤嚥やアレルギーが起こる可能性もあるので注意が必要です。
独特の香りと深い味わいをもつごまは、和・洋・中どんな料理にも合う万能な食材。
小さな粒の中にバランスよく栄養を含み、抗酸化作用がある健康食品としても注目されていますね。
離乳食では後期(9~11ヶ月)頃を目安としてごまを取り入れることができます。
ただし、誤嚥やアレルギーについて注意が必要!
8ヶ月まではNG食材として覚えておきましょう。
すりごま?
どっちがいいの?
風味づけ程度に使ってみましょう♪
ごまは
- いりごま
- すりごま
- 練りごま
と食べ方も豊富。
この中で離乳食に向いているのは、すりごま。
すりごまは香りもよく、消化吸収にも優れているんですよ。
反対に粒の状態だと消化されにくく、そのままうんちに出ることが多くあります2)。
また、練りごまは油脂が多く、ごまをたっぷり使用しているためアレルギーの心配も…。
そのため、まずは“すりごま”を少量から始めましょう!
赤ちゃんの体調をみながら少しずつ量を増やしていきます。
与える時の注意点は?誤嚥やアレルギーは?
もっと詳しく教えてください!
一緒にみていきましょう。
誤嚥
誤嚥は“食べものが誤って食道ではなく気管に入ってしまう状態”3)。
豆類などの食べ物が多く、おもちゃも原因となることもあります。
誤嚥すると
- 激しい咳込み
- 窒息や呼吸困難
などが代表的な症状で、詰まった位置や大きさによって症状や程度が変わります。
気管支に入った場合は肺炎を起こしてしまうことも…。
実は、ごまも誤嚥しやすい食品。
そのため、
- よくすって与える
- 吸い込まないように他の食材と混ぜる
といった工夫で誤嚥を減らすことができます。
すりごまは水分やとろみのある食材とよく和えてから与えてあげましょう!
また、すったものは時間が経つにつれて風味が劣化するので、一度で使い切ってくださいね。
【材料】
- ほうれん草 葉先4枚
- すりごま ひとつまみ程度
- だし汁 小さじ1/2
- しょうゆ 1~2滴
【作り方】
- ほうれん草はやわらかくゆでて、5mm角くらいに切る
- ボールにごま、だし汁、しょうゆを混ぜ合わせたら、ほうれん草を加えてできあがり
材料は小松菜や人参でもアレンジOK!
ごまは少量だけではすりにくいので、多めに用意して残った分は大人用に使うといいですよ。
ごまアレルギー
ごまは2013年から、加工食品のアレルギー表示において“特定原材料に準ずるもの(推奨表示)”に追加されました4)。
消費者庁が定期的に行っている調査で、継続的にごまアレルギーの症例が報告されていることによるものです。
頻度は少ないものの、ごまは微量でアナフィラキシーを誘発することがある食材5)。
調味料やふりかけ、おかしなどさまざまな加工食品にも多く使用されているため注意が必要です。
ごまの種類(白ごま・黒ごま・金ごま)に関係なく、アレルギーの原因となります。
(えごまはシソ科のためごまアレルギーの対象ではありません。)
すりごまの方が消化吸収されやすいので、粒のままだと症状が出にくいとされています。
アレルギーの観点からみると、“いりごま”の方が安心。
ですが、消化吸収や誤嚥のことを考えると、離乳食では“すりごま”を風味づけ程度から始めてあげましょう。
また、ごまに関わらずはじめて与える食材は、
が離乳食の基本です。
万が一、誤嚥やアレルギーの症状(嘔吐やじんましんなど)がみられた場合は、すぐに診てもらえるようにしておきましょう。
ごま油やごま豆腐はどう?
ごま油
ごま油はごまと同じく離乳食後期(9~11ヶ月)頃から使うことができます。
少量をこころがけながら、サラダ油の代わりに使ってみるといいですね。
なお、ごまアレルギーの場合でも、ごま油なら食べられることもあります6)。
アレルゲンとなるたんぱく質の多くが製造過程で除かれるためですが、主治医とよく相談してからチャレンジしてみてくださいね。
ごま豆腐
ごまの風味とやわらかい舌ざわりが特徴のごま豆腐。
手軽に食べられるとあって、人気があるごまの加工品ですよね。
ただし、離乳食期にはオススメできません。
ごま豆腐ともなると、ごまの使用量も多くなります。
また、塩分や添加物も入っているのも気になるところ…。
参考: 1)最新版 らくらくあんしん離乳食(学研プラス 2017年8月発行)
2)・6)ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギー対応ガイドブック2014 P39
3)子供の誤飲や誤嚥 P18-19
4)北海道薬剤師会公式ガイドH26-12
5)食物アレルギーをこわがらない!はじめての離乳食(主婦の友社 2015年12月発行)
最後に
独特の香ばしい風味をもつごまはどんな料理にも合う優れもの。
栄養もたっぷりで積極的に取り入れたい食材ですよね。
ただし、離乳食に取り入れるには注意したいポイントがありますよ。
- 離乳食後期(9~11ヶ月)頃から使用OK
- すりごまを風味づけ程度に
- 誤嚥する可能性もある
- アレルギーを引き起こすこともある
- ごま油はごまと同じ頃から使用できる
- ごま豆腐はごまの量が多く、添加物なども含まれるためオススメできない
我が家の離乳食(長男、次男)では、ごま和えにごまを利用しました。
手づかみ食べが上手になった頃には、ごはんにすりごまを混ぜておやきを作ったりもしていましたよ。
うまく利用してみてくださいね♪