先日、義母に「そろそろジュースを飲ませてもいいんじゃない?」と言われました。
ずっと母乳やミルクしかあげてなかったのにジュースを与えてもいいんだろうか…と悩んだ私。
私もはじめての時はよく悩みましたよ。
と義母には言われたんですが…。
ですが、ジュースを与えることにはデメリットもあるんですよ。
そこで今回は、
- ジュースはいつから?幼児用や果汁100%ならOK?
- 赤ちゃんにジュースは必要?
といった疑問をまとめてみました。
ぜひ参考にしてくださいね!
目次
赤ちゃんにジュースはいつから?幼児用や果汁100%ならOK?
その月齢になれば飲ませてもいいということですか?
過信は禁物です。
最近では、飲みはじめ時期が書かれている幼児用のジュースもよくみかけますよね。
ですが、この表示はあくまでも目安。
過信するのではなく、我が子に飲ませてもいいかを判断する材料のひとつにとどめておきましょう。
果汁100%だから飲ませてもよい、ということではないので注意してくださいね。
なぜなら、ジュースを与えることにはデメリットもあるからです。
ジュースを早くからあげることで心配されるデメリットは…
- 消化器官が未熟な赤ちゃんにとって胃や腸への負担になる
- アレルギーの原因にもなることがある
- 甘い味に慣れてしまうと母乳やミルクを飲む量に影響が出たり、離乳食がうまく進まなくなる場合もある
- 虫歯や肥満につながることがある
胃や腸の負担になってしまっては、与える意味がありませんよね。
また、授乳量や離乳食に影響が出てしまうのも好ましくありません。
- ジュースが赤ちゃんにとって楽しみや気分転換になる
また、幼児用パックジュースのおかげでストロー飲みができるようになった、薬を飲ませるときに助かるという声も聞かれます。
デメリットをしっかりと理解し、メリットをうまく利用できるのが一番ですよね。
その観点からみると、ジュースを飲ませるとしたら離乳食が完了した頃、赤ちゃんの様子をみながら少しずつがいいのではと思います。
ジュースを飲ませる際に気をつけたいことは?
ジュースに頼り過ぎない
幼児用であっても、果汁100%であっても、緑黄色野菜が含まれていてもジュースはジュース。
果物や野菜を食べることと同じではありません。
栄養は食事から摂ることを優先しましょう。
またアンパンマンなどのキャラクターが描かれていたり、保存料や香料が無添加のものがあったりと、赤ちゃんに与えやすいように配慮されているものがありますが、これらの多くは濃縮還元という方法で製造されています。
濃縮還元とは、原料となる果物や野菜からジュースを搾ったあと水分を除いて保管しておいた濃縮原料に、再度水分を加え、元の濃度に戻す方法。
絞りたての生ジュースとは風味や香りといった点で違いがあります。
香料が添加されているものもあるので、商品の成分表示はしっかり確認しましょう。
喉が渇いた状態は避ける
赤ちゃんの水分補給としての飲み物は麦茶や白湯で十分です。
喉が渇いた状態でジュースをゴクゴク飲ませてしまうのはオススメできません。
ジュースはとっておきの飲み物として位置づけしておくと、飲みすぎや依存をふせぐことができますよ。
はじめて飲ませるときは薄めると安心
商品や赤ちゃんの成長段階によっても違いますが、ジュースの味が濃すぎる場合もあります。
はじめて与えるときは、ママやパパが味見をして濃度が濃いようであれば、白湯で2~3倍に薄めてあげましょう。
赤ちゃんの様子をみながら、成長に合わせて濃度を調節してあげるといいですね。
常温で与える
赤ちゃんが冷たくておいしいと感じられるようになるのはもっと成長してから。
そればかりか、冷たい飲み物は胃や腸を刺激し、体を冷やしてしまうので常温で与えるようにしましょう。
先輩ママたちの意見は?
私もご飯時は必ずジュースの家庭で育ったのですが、夫と出逢うまで水やお茶というのをほとんど飲まなかったです。…というより、飲めなかったです。不味く感じてしまって。なので娘には外出時以外では殆どジュースはあげません。育ってきた環境って本当に大きいです。
https://twitter.com/minyori28/status/420094558181941248
ジュースが苦手なお子さんもおられますよね。
https://twitter.com/taskresin/status/867286401825480704
紹介した意見はごく一部ですが、多くの先輩ママさんがジュースのデメリット・メリットをしっかり使い分けておられる印象を受けました。
その時々に合わせて飲ませるかどうかの判断を大事にしているということですね。
赤ちゃんにジュースは必要?
基本的にジュースは赤ちゃんに必要ではありません。
厚生労働省の資料には、“離乳食開始前の赤ちゃんに果汁を与えることについて栄養学的な意義は認められない”とあります1)。
離乳食前の赤ちゃんにとって一番の栄養源は母乳やミルクで、水分もきちんとそれらから補給しているということですね。
また最近、米国小児学会でもフルーツジュース(果汁100%の飲料のみを指す)に関する提言が発表されました。
“生後1年までは果汁から得られる栄養学的な利点はない”と述べた博士もおられるようです。
ジュースが我が子にとって本当に必要かどうか、いつから飲ませるのかそれを判断するのは親の役目。
パパや周りの方とも相談して、お子さんにとってベストな判断ができるといいですね。
・こちらもオススメ→赤ちゃんにヤクルトはいつからOK?長所と短所からどう判断する?
参考)
1)厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」 Ⅱ離乳編(9ページ)
最後に
- 幼児用ジュースの飲みはじめ時期の表示は目安で、飲ませてもいいかの判断材料のひとつとする
- 果汁100%ジュースだからといって飲ませてよいということではない
- ジュースにはメリット・デメリットがある
- 飲ませるとしたら離乳食が完了した頃、様子をみながら少しずつがオススメ
- 基本的にジュースは赤ちゃんに必要ではない
ジュースを与えてもよい月齢がきちんと決まっているワケではありません。
しかし、ジュースにはデメリットがあり基本的に赤ちゃんには必要でないことを理解していれば、我が子に飲ませてもいいか判断することができますね。
体調や成長の過程によっても変わってくるので、ジュースのメリットをうまく活用していきましょう♪