離乳食の鮭はいつから?中期からの下ごしらえと量の目安・冷凍保存と簡単レシピ

鮭は1年中手に入りやすく、ほぐしやすいので、離乳食に使いたい魚のひとつですよね。でも、白身魚なの?赤身魚なの?いつから食べさせていいの?と迷う方も多いと思います。

この記事では、こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」と自治体の離乳食の資料をもとに、鮭の時期の目安、下ごしらえ、量、冷凍のコツ、簡単レシピをまとめました。

この記事でわかること

  • 鮭は白身魚に慣れてから。自治体の資料では中期(7〜8か月頃)から使える魚として挙げられている
  • 使うのは生鮭。塩鮭や味つきの加工品はさける
  • 魚の1回量の目安は中期10〜15g、後期15g、完了期15〜20g(支援ガイド)
  • さけはアレルギー表示がすすめられている品目(2026年時点)。はじめては1さじから

離乳食で鮭はいつから?

白身魚に慣れた中期ごろが目安

支援ガイドでは、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めていくとされています。

鮭は自治体の資料で次のように扱われています。

  • 滋賀県大津市:生後7〜8か月頃の魚として「煮魚・ムニエル・蒸し魚(鮭・あじ・まぐろなども使用可)」
  • 東京都日野市(離乳食講座の資料・7〜8か月頃向け):鮭をマグロ・かつおと同じ赤身魚の欄に入れ、「白身魚に慣れたら、赤身魚をあげる」

鮭の身は白身魚に分類されることもありますが、離乳食では、たいやひらめ、たらなどの白身魚に慣れてから、中期(7〜8か月頃)に試すと安心です。

塩鮭・加工品はさける

日野市の資料では、塩鮭や干物、オイルや味つけの缶詰はさけるとされています。離乳食には、塩をしていない生鮭(甘塩などと書かれていないもの)を選びましょう。鮭フレークのように味がついた加工品も、離乳食には向きません。

なお、日野市の資料では、ノンオイル・食塩不使用の鮭の缶詰なら、細かくほぐして使ってもよいとされています。

鮭の下ごしらえ

基本の下ごしらえ

  1. 生鮭の皮と骨を取り除く(小骨は指でさわって確かめる)
  2. 沸騰したお湯で、中心までしっかりゆでる
  3. ゆで汁をきり、時期に合わせてほぐす・すりつぶす

支援ガイドでは、子どもは細菌への抵抗力が弱いので、調理の際は衛生面に十分配慮し、口の中で押しつぶせるように十分に加熱調理するとされています。

時期別の形

時期 形の目安(支援ガイドの調理形態)
中期(7〜8か月頃) 舌でつぶせる固さ。細かくほぐし、すりつぶしてとろみをつける
後期(9〜11か月頃) 歯ぐきでつぶせる固さ。ほぐした身を料理に混ぜる
完了期(12〜18か月頃) 歯ぐきで噛める固さ。焼いたり蒸したりした身をほぐして

鮭はゆでるとパサつきやすい魚です。おかゆやじゃがいもに混ぜたり、水溶き片栗粉でとろみをつけたりすると飲み込みやすくなります(日野市の資料でも、おかゆやいも類に混ぜたり、とろみをつけたりすると食べやすくなるとされています)。

量の目安

支援ガイドの「離乳の進め方の目安」では、魚の1回当たりの目安量は次のとおりです。

時期 魚(1回当たり)
中期(7〜8か月頃) 10〜15g
後期(9〜11か月頃) 15g
完了期(12〜18か月頃) 15〜20g

これは「魚または肉、豆腐、卵、乳製品」のどれかで考える量です。はじめての日は1さじだけにして、慣れてから少しずつ目安量に近づけていきましょう。

アレルギーと食べさせるときの注意

  • さけはアレルギー表示がすすめられている品目:消費者庁の食物アレルギー表示で、さけは「特定原材料に準ずるもの」に入っています(2026年時点)。食べてはいけないという意味ではありませんが、はじめては1さじから様子を見ましょう。
  • 午前中に試す:日野市のページでは、体調を崩したときに病院に行けるよう午前中に食べさせるのがよいとしています。
  • 骨と皮を取る:のどにひっかからないよう、ほぐしながら骨がないか確かめます。
  • 気になる症状は小児科へ:口のまわりの赤み、じんましん、嘔吐などがあれば、自己判断せずに小児科に相談しましょう。

支援ガイドでは、アレルギーを心配して特定の食物を始める時期を遅らせても、予防効果があるという科学的根拠はないとされています。

冷凍保存のコツ

大津市のページでは、魚や肉などは調理せずに1回分ずつそのままの状態で冷凍すると便利としています。鮭なら、皮と骨を取って1回分ずつに切り分け、ラップで包んで保存袋に入れて冷凍します。ゆでてほぐしたものを小分けにして冷凍する方法もあります。

冷凍庫でも劣化するので長期の保存はさけ、たんぱく質の食品は3〜5日が保存の目安とされています。解凍するときは、自然解凍せず、再度加熱しましょう(大津市)。

鮭の簡単レシピ

鮭とじゃがいものマッシュ(中期〜)

  1. じゃがいもをやわらかくゆでてつぶす
  2. ゆでて細かくほぐした鮭を混ぜ、ゆで汁でなめらかにのばす

鮭と野菜のとろとろ煮(中期〜)

  1. にんじんや玉ねぎをだし汁でやわらかく煮て、細かく刻む
  2. ほぐした鮭を加えてひと煮し、水溶き片栗粉でとろみをつける

鮭のおにぎり風(完了期〜)

  1. 軟飯にほぐした鮭と、ゆでて刻んだ青菜を混ぜる
  2. 手づかみしやすい小さな丸に握る

支援ガイドでは、手づかみ食べは発育・発達にとって積極的にさせたい行動とされています。

よくある疑問(Q&A)

Q. 刺身用のサーモンは使えますか?
A. 離乳食では生では与えません。使う場合も皮と骨を取り、中心までしっかり加熱しましょう。脂が多いものは、白身魚や生鮭に慣れてからにすると安心です。

Q. 甘塩の鮭を塩抜きして使ってもいい?
A. 日野市の資料では塩鮭はさけるとされています。離乳食には、塩をしていない生鮭を選びましょう。

Q. 鮭がパサパサして食べてくれません。
A. おかゆやいも類に混ぜたり、とろみをつけたりすると食べやすくなります。鶏肉のパサつき対策の工夫も参考になりますよ。

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ほかの魚やたんぱく質の食材は、こちらの記事も参考にしてください。

参考:
こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
大津市「離乳食 月齢ごとのポイント(生後7〜8か月頃)」
大津市「離乳食 月齢ごとのポイント(生後5か月〜6か月頃)」
日野市「離乳食講座 ステップ2」(PDF)
消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」
群馬県「カシューナッツの食物アレルギー表示が義務になりました」(特定原材料等の一覧)

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