離乳食のしらすはいつから?塩抜きのやり方と量の目安・冷凍保存と簡単レシピ

しらすは小さくてやわらかく、少しだけ使えるので離乳食に便利な食材ですよね。でも、「いつから食べさせていいの?」「塩けが強いけど塩抜きはどうするの?」と気になる方も多いと思います。

この記事では、こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」と自治体の離乳食の資料をもとに、しらすの時期の目安、塩抜きの方法、量、冷凍のコツ、簡単レシピをまとめました。

この記事でわかること

  • しらすは白身魚の仲間として、おかゆや野菜、豆腐などに慣れてから。自治体の資料では初期〜中期(7〜8か月頃)に使える食品として挙げられている
  • しらす干しは塩けがあるので熱湯で塩抜きしてから使う
  • 魚の1回量の目安は中期10〜15g、後期15g、完了期15〜20g(支援ガイド)
  • はじめては1さじから。小分け冷凍は再加熱して使う

離乳食でしらすはいつから?

白身魚と同じころが目安

支援ガイドでは、離乳はおかゆ(米)から始め、野菜や果物に慣れたら、豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄などへと種類を増やしていくとされています。また、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めていきます。

しらすは自治体の資料で次のように扱われています。

  • 滋賀県大津市:生後5〜6か月頃に使える魚として「タイ・ヒラメ・タラ・しらす等の白身魚(煮てすりつぶす)」
  • 東京都日野市(離乳食講座の資料):7〜8か月頃に使える食品の一覧に「しらす」

このように、初期の後半〜中期ごろから使えるとされています。おかゆと野菜に慣れて、豆腐など別のたんぱく質を試したあとに、1さじから始めると安心です。

しらす干し・釜揚げしらす・ちりめんじゃこ

スーパーでは、ふっくらした釜揚げしらす、少し乾燥させたしらす干し、さらに乾燥させたちりめんじゃこなどが並んでいます。ちりめんじゃこはかたくて食べやすい形にしにくいので、離乳食ではやわらかいしらすを選び、どれを使う場合も塩抜きをしてから使いましょう。

しらすの塩抜きと下ごしらえ

熱湯につけて塩抜き

熊本市東区保健子ども課の離乳食レシピでは、しらすぼしは赤ちゃんには塩からいので、塩抜きして使うとされています。方法は次のとおりです。

  1. しらすを茶こしに入れ、熱湯に5分ほどつける
  2. 茶こしごと引き上げて、水気をきる
  3. 時期に合わせてすりつぶす・刻む

塩抜きは、熱湯をかけたり、さっとゆでたりする方法もあります。どの方法でも、赤ちゃんに与える前にはしっかり火を通しましょう。

時期別の形

時期 形の目安(支援ガイドの調理形態)
初期(5〜6か月頃) 塩抜き後、すりつぶしてなめらかに。おかゆや湯でのばす
中期(7〜8か月頃) 舌でつぶせる固さ。細かく刻むかつぶす。とろみをつけると食べやすい
後期(9〜11か月頃) 歯ぐきでつぶせる固さ。粗めに刻む
完了期(12〜18か月頃) 歯ぐきで噛める固さ。そのまま料理に混ぜて

支援ガイドでは、離乳中期頃になると食べ物をひとまとめにする動きを覚え始めるので、飲み込みやすいようにとろみをつける工夫も必要とされています。

量の目安

支援ガイドの「離乳の進め方の目安」では、魚の1回当たりの目安量は次のとおりです。

時期 魚(1回当たり)
初期 グラムの目安はなし。慣れてきたら白身魚等を1さじから試す
中期 10〜15g
後期 15g
完了期 15〜20g

これは「魚または肉、豆腐、卵、乳製品」のどれかで考える量です。豆腐など別のたんぱく質と組み合わせる日は、しらすの量を少なめにしましょう。

アレルギーと食べさせるときの注意

  • はじめては1さじから:新しい食品は1さじずつ与え、様子を見ながら量を増やします(支援ガイド)。
  • 午前中に試す:日野市のページでは、体調を崩したときに病院に行けるよう午前中に食べさせるのがよいとしています。
  • まざりものを確認:しらすの中に小さなえびやかにがまざっていることがあり、パッケージに「えび・かにが混ざる漁法で採取しています」といった注意書きがある商品もあります。えび・かには食物アレルギーの表示が義務づけられている品目です。下ごしらえのときに取り除き、表示も確認しましょう。
  • 気になる症状は小児科へ:食べたあとに口のまわりの赤み、じんましん、嘔吐などがあれば、自己判断せずに小児科に相談しましょう。

冷凍保存のコツ

しらすは1回に使う量が少ないので、塩抜きしたものを1回分ずつ小分けにして冷凍しておくと便利です。製氷皿やラップで小分けにし、保存袋に入れて冷凍します。

大津市のページでは、冷凍庫でも劣化するので長期の保存はさけ、たんぱく質の食品は3〜5日を保存の目安としています。解凍は、食中毒予防のためにも自然解凍せず、再度加熱するよう呼びかけています。

しらすの簡単レシピ

しらすがゆ(初期〜)

  1. 塩抜きしたしらすを少量、すり鉢でなめらかにすりつぶす
  2. つぶしがゆに混ぜ、かたければ湯でのばす

しらすを食べ慣れるまでは、ほんの少しから混ぜてみてください。

しらすとかぼちゃのあえもの(中期〜)

  1. かぼちゃは皮と種を取り、やわらかくなるまでゆでてつぶす
  2. 塩抜きしたしらすを細かく刻み、かぼちゃと混ぜる

熊本市東区のレシピでは、後期向けに5mmくらいに刻んで茶巾しぼりにし、手づかみしやすくする工夫が紹介されています。

しらすと野菜のくたくたうどん(中期〜)

  1. うどんはやわらかくゆでて水洗いし、時期に合わせて細かく刻む
  2. だし汁でにんじんや玉ねぎなどの野菜をやわらかく煮る
  3. うどんと塩抜きしたしらすを加えて煮る。とろみをつけると食べやすい

よくある疑問(Q&A)

Q. 釜揚げしらすも塩抜きした方がいい?
A. 釜揚げしらすも塩けがあるので、熱湯で塩抜きしてから使いましょう。加熱にもなるので安心です。

Q. 塩抜きは熱湯をかけるだけでもいい?
A. 熊本市東区のレシピでは、熱湯に5分ほどつける方法が紹介されています。さっとかけるだけだと塩けが残りやすいので、時間をとって湯につけるか、ゆでてから使うと安心です。

Q. 毎日あげてもいい?
A. 塩抜きしても少し塩けが残ります。豆腐や鶏ささみ、ほかの白身魚なども組み合わせて、いろいろな食品を食べる経験ができるようにしましょう。

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参考:
こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
大津市「離乳食 月齢ごとのポイント(生後5か月〜6か月頃)」
日野市「離乳食講座 ステップ2」(PDF)
熊本市東区保健子ども課「しらすぼしのかぼちゃ和え」(PDF)
消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」

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