ぶどうの甘みがギュッと濃縮されて美味しいレーズン。
スイーツやサラダなどに加えれば自然な甘みをプラスしてくれる食材ですよね。
ちょっと脇役的なイメージがあるレーズンですが、実は離乳食にもオススメなんですよ。
でも、いつから食べさせてもいいの?
どうやって食べさせたらいいの?
私が詳しく説明するわね!
こんにちは!
食べるの大好きな娘2人を子育て中の母、あすかです。
今回は、レーズンを与える時の心配がスッキリ解消できるように、
- 目安時期
- 目安量
- 注意点
- 選び方
について紹介します!
目次
赤ちゃんにレーズンはいつから?
目安となるのは離乳食後期の9~11ヶ月頃。
歯ぐきでかんでつぶせるようになる時期です。
レーズンはぶどうを乾燥させたもので、生のフルーツとは違い、かたさがあります。
そのため、ある程度のかたさがあっても歯ぐきでつぶせる後期以降がオススメになるんですよ。
たとえば、
- 果糖・ぶどう糖
エネルギー源となる炭水化物の一つ - 鉄分・銅
貧血予防に最適な栄養素 - 食物繊維
腸内環境を整えてくれる - カルシウム
歯や骨の成長を助けてくれる
など。
成長に必要な栄養を補ってくれる優秀な食材です。
後期頃は食事がメインになり始める時期でもあるので、レーズンを取り入れることで効率よく栄養素を摂取することができますね。
ただし、与える量に気をつけて。
次で詳しく教えるわね。
量はどのくらい?
10粒程度を目安量としましょう。
明確に決まっているわけじゃないから、あくまでも参考程度にしてね。
与える時の注意点は?
レーズンを与える際の注意点は4つ。
- アレルギー
- 湯戻しして刻む
- 種
- 下痢
アレルギー
レーズンの原料であるぶどうは、アレルギー症状を引き起こす原因となることがあります。
ぶどうにアレルギー反応がある場合には、医師と相談してください。
湯戻しして刻む
大人にはちょうどいい歯ごたえでも赤ちゃんにはかたいので、食べやすくしてから与えましょう。
- お湯で戻してやわらかくする
- 刻んで大きさを調節する
離乳食の進むペースに合わせて、うまくかめるように調節してくださいね。
種
普段食べているレーズンで種が入っていることって少ないですよね。
それは、基本的には種なしぶどうを干して作っているものが多いからです。
ただ、中には種があるものも販売されているので注意が必要。
たとえば、
- 枝付きのレーズン
- 大粒のぶどうを使ったレーズン
などです。
水分が抜けた種はより硬くなっているので、与える時は取り除きましょう。
下痢
レーズンには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれます。
しかし、この食物繊維は摂りすぎると下痢の原因になることも…。
栄養がたくさん入っていても過剰に摂りすぎるのはNG。
目安となる10粒を心がけるといいですね。
そのまま与えてもいいし、ポテトサラダやおやきの材料なんかにもオススメよ!
レーズンの選び方は?パンに入っているものでも大丈夫?
パンに入っているものでもいい?
選び方のポイントを紹介するわ!
市販されているレーズンにはさまざまな種類がありますが、離乳食期ではなんでもOKというわけにはいきません。
まだまだ消化が未熟な赤ちゃんだからこそ、レーズンの選び方にも注意が必要です。
ポイントはこちら。
- オイルコーティングなしのタイプを選ぶ
- 品質にこだわるならオーガニックがオススメ
- パンとして与える場合は材料やかたさをチェック
オイルコーティングなしのタイプを選ぶ
オイルコーティングとは、
- レーズン同士がくっついて固まるのを防ぐため
- ほぐしやすくするため
という理由から、食用油がレーズンに添加されています。
離乳食期では、余計な油分はできるだけ避けたいもの…。
できれば、オイルコーティングされていないタイプを選びましょう。
多少くっついて固まっていても、手でほぐせば大丈夫!
品質にこだわるならオーガニックがオススメ
「オーガニックレーズン」は農薬や化学肥料に頼らないで、栽培・加工されたレーズン。
厳しい基準のもとで生産されており、保存料や着色料はもちろん、オイルコーティングもしていません。
パンとして与える場合は材料やかたさをチェック
まずは材料をチェック!
レーズンパンの中には、洋酒漬けされたレーズンを使ったものもあります。
パンを焼く時にアルコール分は蒸散されていることが多いようですが、レーズンの量や焼き加減はパンそれぞれです。
できるだけ、避けた方が安心です。
次にかたさ。
パンに含まれているレーズンは、やわらかいものが多いですが、中にはかたいタイプのものも…。
安全に食べさせるためにも、必ず材料とかたさをチェックしてから与えてあげてくださいね。
ただ、パンに入っているレーズンの数が商品によって違うのよ!
1個で目安量を満たしているロールパンもあるので、与えるときにはこちらも一度確かめてみてくださいね。
いろいろ教えてくれてありがとう。
さっそくレーズンを取り入れてみるね。
こちらもオススメ→離乳食のおやきっていつから?手づかみ食べに外せないワケとは?
参考1): 厚生労働省の授乳・離乳ガイド p44
参考2): カリフォルニアレーズン協会
3)離乳食新百科 ベネッセコーポレーション 2014年9月
最後に
今回のまとめです。
- 歯ぐきでかんでつぶせるようになる後期(9~11ヶ月)頃が目安時期
- 目安量は10粒程度
- ぶどうにアレルギーがある場合には、医師に相談する
- 与える時は湯戻しして刻む(種があれば取り除く)
- 食物繊維が多いので与えすぎると下痢になることがある
- オイルコーティングなしのタイプを選ぶ
- レーズンパンを与える時は材料とかたさをチェック
栄養豊富なレーズンが食べれると、離乳食にも活用できて嬉しいですよね。
私も、娘がレーズンパンをほしがった時に「食べさせてもいいのかな?」と迷いました。
今ではかむのが上手になって、喜んでレーズンを食べてくれます。
量や注意点に気をつけながら食べさせてあげてくださいね。
この記事が悩めるママのお役に立てたら嬉しいです!