食卓にもよくのぼり、色々な料理に使われる卵。
当たり前のように食べてることが多いんですが、この卵の栄養がすごいってご存知ですか?
そういえば、祖母が栄養つけるためには卵を食べなさいって、よく言ってたわ。
そう。
昔からいわれている栄養の知恵というのは、けっこう正しかったりするんですよね。
卵焼き・目玉焼き・スクランブルエッグ・ゆで卵・・・と、卵だけで食べても十分に美味しい一品になるので、我が家でも困った時の卵とばかりに、1品おかずの足しにすることが多いんです。
そこで今回はこの卵の栄養について
- 白身と黄身
- 生と加熱
- 消化がいいのは生か加熱か?
- 黄身の色は濃いほうがいい?
- 殻の色は赤いほうがいい?
など、皆さんが気になることをしっかり調べました。
その結果、食べ方や買い方がわかったので、必見ですよ。
目次
卵の黄身と白身の栄養は?
それぞれ栄養が異なるので、分けてその栄養価を説明しますね。
白身の栄養
卵白の生で食す場合、栄養価は以下の通りです。
黄身の栄養
ただ、白身の方がヘルシーで黄身の方がカロリーは高いというのがありますけどね。
数値データは、文部科学省食品データベースを参考にしています。
卵って生と加熱では栄養価は変わる?
加熱することによる栄養の変化
生の栄養価と見比べながら、茹でた場合の栄養価をご覧ください。
卵白の場合・・・
卵黄の場合・・・
この表を見ると一目瞭然ですが、多少減ったり増えたりはあるものの、ほとんど変わらないといっていい程度です。
生か加熱にこだわる必要はありません。
消化が1番いいのは?
ならば、どの卵がもっとも消化にいいのかも気になりますよね?
- 半熟ゆで卵
- 生卵
- 加熱した卵
ただ・・・栄養価がわかったところで、選び方・買い方も気になってきますよね。
卵は色が濃い方が栄養がある?
黄身の色や殻の色で栄養が違うのかしら?
答えとしては・・・
- 黄身の色味は、餌の違いで栄養価の差ではない
- 殻の色味は、種類の違い
ということです。
黄身の色が濃い方がいい?
黄身の色は、餌によって濃さが違います。
なので、色が濃い方が栄養価が高いというわけではありません。
基本的な鶏の餌として、トウモロコシがあります。
なので、濃い色のものには別な餌が加えられてるというわけです。
赤色の色素を混ぜただけでも、濃い色になりますからね。
卵の殻は赤い方がいいの?
スーパーなどでも並んでる卵を見ると、赤い殻の卵と白い殻の卵があります。
殻色の違いは、鶏の種類の違いだけであって、栄養価に特別大きな違いはありません。
そして、完全に黄身の色の濃いもの、殻は赤いものを選んでましたが、これも違うんですね。
そうなんです。
赤卵だから栄養価が高いというのも違うということがわかりましたが、値段の差も気になりますよね?
値段の差!卵の買い方
中には特別な餌を与えられ、鶏に運動もさせたりして、栄養価を更に高めたものもあります。
そういうのは値段も跳ね上がるんで、際立って高い卵はそれなりに栄養も多い卵ですが・・・
スーパーなどで並んでる赤卵・白卵は値段の差こそありますが、それらには大きな栄養の差はないようです。
つまり、色で選ぶのではなく、価格によって餌が違うんだろう・・・そう理解して選んでいただくのがいいでしょう。
最後に
ポイントをまとめます。
- 卵にはビタミンCと食物繊維以外の栄養が全部詰まってる
- とくに黄身に栄養が多い
- 加熱しても栄養変化は微々たるもの
- カロリーは茹でた方が減る
- 半熟のゆで卵がもっともも消化がいい
- 黄身の色や殻の色は栄養に関係ない
- 値段の違いは、餌の差
卵なんてどれも一緒、赤卵の方がなんとなくいい・・・そういうイメージでいましたが、それが違うということがわかり、私はスーパーでの買い方が変わりましたよ。