鶏肉のささみは、低脂肪で消化吸収のよい部位。
はじめてのお肉にぴったりな食材ですよね。
でも、少量しか使わないから余っちゃって…。
冷凍できたら便利なんだけど??
下ごしらえを工夫すれば、パサつかずにストックできますよ。
そのコツ、ぜひ教えてください。
実は、冷凍方法は2パターンあるので、覚えておくと便利ですよ♪
ささみは脂肪分が少ないので、加熱するとパサパサしがち…。
そのため、冷凍保存できるのか、不安に思っているママさんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、離乳食のささみについて、
- 冷凍保存の仕方
- 解凍方法
- スタートする目安時期
といった気になるポイントをまとめてみました。
また、今回紹介するささみの冷凍方法は2つ。
メニューやご家庭の利用状況によって、使い分けると便利ですよ!
目次
離乳食の鶏ささみ、冷凍保存の方法は?
下ごしらえしたものか、生のままか、どちらか選んで保存しましょう。
ささみの冷凍保存方法は2つあり、それぞれにメリットがあります。
- 下ごしらえしたもの:食べやすい形状に整えてあるので、すぐに使える
- 生のまま:すりおろすとミンチよりも細かくなり、はじめてでも食べやすい
その時期のメニューや進み具合によって、冷凍方法を変えてもOK!
お子さんに合ったフリージングを選んであげてくださいね。
どちらもまずは、筋とりから始めますよ♪
ささみの筋とり
- 白い筋がある方を上にして置く。
筋に沿って、包丁で上下に切り込みを入れる。
- ささみを裏返し、筋の先端を指でつかむ。
包丁で肉を軽く押さえてから、筋をひっぱる。
- これで完成。
下ごしらえしてから冷凍保存
ささみに火を通して、食べやすい形状にしてから、冷凍していきます。
お鍋か電子レンジを使って加熱しましょう。
少量の場合は、電子レンジが便利がオススメ♪
片栗粉をまぶして加熱することで、パサつきを防ぐことができます。
お鍋の場合
- ささみ1本に対して片栗粉小さじ1~2をまぶす。
- 沸騰した鍋に入れて、しっかりゆでる。
- ゆで湯の中で冷ます。
(湯の中で冷ますと水分を含んだまましっとり仕上がる)
電子レンジの場合
- ささみ1本に対して片栗粉小さじ1/2をまぶす。
- 水大さじ1を加えて、ふんわりラップをかけて1分程度加熱する。
少量の場合は片栗粉、水を加減し、加熱時間も調節してください。
- 中まで火が通っていることを確認し、冷ます。
- 加熱したささみは、それぞれの時期に合った形状・量に調節してから、1食分ずつラップで包みます。
生のまま冷凍保存
生のままの場合は、筋とりしたささみを1本ずつラップで包みます。
これをフリーザーバッグに入れてなるべく空気を抜いて密封してから、冷凍庫で保存しましょう。
使い切れなかった場合は、大人用にシフトしましょう!
冷凍したささみの解凍方法は?すりおろしが便利!
下ごしらえしたささみストック
下ごしらえしたささみは電子レンジでの解凍が便利です。
ただし、そのままではパサついてしまうので、少し水を加えてから加熱してください。
生のささみストック
生で冷凍保存したささみは、そのまますりおろして使います。
おろし金ですりおろすと、ミンチよりも細かいそぼろ状になって、とても食べやすくなるんですよ!
すりおろしたものは茶こしなどに入れて、お箸でほぐしながらゆでましょう。
そのままでは食べにくいので、とろみをつけたり、他の材料(お粥や芋類など)と混ぜてから与えてあげてくださいね。
中期頃 ささみパン粥
ささみとパンは相性バッチリ!
トロトロのパン粥で、ささみのパサつきも気になりませんよ。
- ささみ 10g
- 食パン(白い部分) 15g
- キャベツ 5g
- 人参 5g
- 野菜スープ 80ml
- 生ささみストックはすりおろし、ゆでて水気を切っておく。
- 野菜はやわらかくなるまでゆで、みじん切りにする。
食パンは細かくちぎっておく。 - お鍋に野菜スープを入れ、ささみ・野菜・食パンを入れ、弱火で煮る。
- パンがトロトロになれば完成。
後期頃 じゃがいものそぼろあんかけ
すりおろしたささみは、あんかけにぴったり!
さつまいもやかぼちゃを使ってもおいしいですよ。
- じゃがいも 20g
- ささみ 10g
- だし汁 50ml
- しょう油 2滴
- 片栗粉 少々
- 生ささみストックはすりおろし、ゆでて水気を切っておく。
- じゃがいもは食べやすい大きさに切って、やわらかくなるまでゆでる。
- お鍋にだし汁としょう油を入れて煮立てたら、じゃがいもとささみを加えて5分程弱火で煮る。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら完成。
ゆでて潰したじゃがいもをだし汁で少しのばしたら、そぼろを混ぜてフライパンで焼くとおやき風になりますよ。
離乳食でささみっていつから食べさせてもいい?
ささみの目安は離乳食中期(7〜8ヶ月)頃。
お肉の中では低脂肪で消化しやすい部位ですが、豆腐や白身魚といった他のたんぱく質と比べるとやはり脂質が多くなります。
また、加熱するとかたくなり、食べにくい食材でもありますよね。
そのため初期(5〜6ヶ月)では与えず、消化吸収のよいたんぱく質に十分慣れた中期頃を目安としてチャレンジしてみましょう。
ささみが食べられるようになれば、同じ鶏肉の胸やももへと進めていきます。
胸肉やもも肉は脂肪が多い部位になるので、ささみに十分慣れてから与えるようにしましょう。
詳しくはこちらを参考にしてください。
こちらの記事もチェックしてみてくださいね♪
参考:・最新版 らくらくあんしん離乳食(Gakken 2017年8月発行)
・食物アレルギーをこわがらない!はじめての離乳食(主婦の友社 2015年12月発行)
最後に
高たんぱくで低脂肪のささみは、お肉デビューにぴったりの食材。
ただし、脂肪が少ない分、パサパサしがちなので、冷凍保存や解凍の際には工夫が必要です。
- 冷凍保存前に筋を取る
- 下ごしらえしてストックする場合は、片栗粉をまぶしてから加熱するとパサつきを防止できる
- 生のまま冷凍しすりおろすと、細かいそぼろ状になって便利
- レンジ解凍する際は少し水分を加えてから加熱する
- すりおろしたささみは茶こしなどに入れて、加熱してから使用する
パサつきやすいささみも工夫次第で、食べやすく使い勝手もよくなります。
とくに、食べ始めの頃にはすりおろしたささみがオススメ!
細かくなったささみはより旨味も感じやすくなるので、食欲アップにも繋がりますよ。