アボカドはギネスに「世界一栄養価の高い果物」として登録されているほど栄養満点で、「森のバター」や「食べる美容液」とも呼ばれています。濃厚な味と柔らかい食感がおいしいですね。
海外ではその栄養価の高さと食感から離乳食にも一般的に使用されているようです。
でも実際、離乳食として赤ちゃんに食べさせてもいいの?それっていつから?冷凍できるの?などなど気になる点もありますよね。
今回はそんな疑問を解決しながら、アボカドについてまとめてみました。
目次
離乳食でアボカドっていつから食べさせていいの?加熱は?
1歳前後であげているママさんが多いようです。
アボカドは離乳食に十分慣れているのであれば、離乳食中期頃から少量ずつ使用できます。
ですが、アボカドのような南国系の果物に関しては様々な意見があり、アレルギーや消化が心配なのであまり早いうちからあげない方が無難という傾向がみられます。
このため1歳前後であげているママさんが多いようです。
慣れてきたら生でも大丈夫ですよ。
アボカドは、稀に吐き気や唇がかゆくなるなどのアレルギー症状がみられる場合もあります。加熱した方がアレルギーや衛生面での危険性が少なくなるので、初めてアボカドを食べさせるときは加熱した方が安心ですね。アボカドに慣れて、下痢や嘔吐などの症状がみられなければ、生で食べても大丈夫です。
アボカドを与えるときの注意点は?
アボカドは脂肪分が多く、果物の中でも高カロリーです。「森のバター」と呼ばれる由縁ですね。食べすぎると消化が未熟な赤ちゃんの胃や腸に負担がかかります。
1歳前後で1食あたり10~15gを目安にしてください。
アボカドに含まれる脂肪分の多くはリノール酸やオレイン酸という不飽和脂肪酸です。
バターや牛脂に含まれる飽和脂肪酸は取り過ぎると、中性脂肪やコレステロールを増加させ高脂血症や動脈硬化をまねく危険がありますが、不飽和脂肪酸は血中の脂肪やコレステロールを調節する働きがあります。体に嬉しい成分なので安心ですね。
他にも、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいるのでアボカドは「食べる美容液」とも呼ばれています。
ますは軽くつぶして電子レンジで20秒ほど加熱し、冷ましたものをヨーグルトやバナナに混ぜるのがおすすめです。アボカドに慣れてきたら、豆腐と混ぜてデイップ感覚で食パンにのせてもいいですし、納豆と海苔を加えてご飯やパスタとあえるのもいいですよ。
1歳の次男用にアボカドサラダを作ってみました!
冷凍庫にストックしてあったささみ、玉ねぎに、レンジで加熱したアボカドを加え、全体が冷めたら生のトマトを加えて出来上がり!!アボカドのクリーミーな食感とトマトの酸味で味付けしなくても、パクパク食べてくれました。
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アボカドって冷凍保存できるの?
赤ちゃんが食べられるアボカドの量は少ないですので、残った部分は大人が食べてもいいですし、冷凍庫で保存することもできます。
まずは熟したアボカドの皮をむいて種を取り除きます。アボカドは皮をむいたり、切ったりすると茶色く変色しますが、リンゴなどと同じでレモン汁をかけると変色を防止できます。
レモン汁は赤ちゃんには酸っぱいものなので、嫌がるようならかけずに手早くラップでぴったり包み、フリーザーバックに入れて冷凍庫に入れましょう。
解凍するときはレンジ解凍が基本です。解凍したものは生で食べるには不向きなので、ディップ用やソース用にするといいですよ。
最後に
栄養満点で柔らかい食感のアボカドは他の食材と組み合わせることで、きれいな彩りとクリーミーな風味を離乳食にプラスしてくれます。食べられる量は少ないので、大人用に買ったときに取り分けたり、冷凍保存したものをデイップにして食べさせたりするのがおすすめです。
・脂肪分が多く、高カロリー
・1歳前後で10~15gが目安
・冷凍保存OK
アボカドは見た目もおもしろい果物です。我が家の3歳の長男は見て、触って、さらに切った断面に大きな種があるのを発見して、とても喜んでいました。果物だと教えて、味見をしてもらって、立派な「食育」になりました。
アボカド、ぜひ試してみてください。
あんつぶ