毎日の離乳食作り、赤ちゃんに喜んで食べてもらえると嬉しいですよね。

調味料は味をつけるだけでなく、食材を食べやすくしたり、メニューのバリエーションを増やしたりと、とても役立つアイテムです。

でも離乳食にはいつから使えるの?使えないものはあるの?そんな疑問をまとめてみました。


目次

離乳食に調味料はいつから使える?

目安は3回食が始まる後期頃(9~11カ月)が一般的のようです。

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赤ちゃんの消化機能が整って、使える食材も増えてくる時期になります。また、食事回数も増えて献立がマンネリ化したり、赤ちゃんも離乳食に慣れて遊び食べをしたりする頃なので、塩・しょうゆ・みそなどの調味料を少量ずつ使って離乳食に変化をつけてみましょう。

ただし、薄味をこころがけます

味見をしておいしいと感じる量では多過ぎます。あくまでも風味づけ(素材そのものの味がよく感じられる、生臭みを無くす)程度に使用するのがポイントです。

離乳食に使える調味料、時期と量

・塩

塩は多量に摂取すると、赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけてしまいます。
そのため、使用はできるだけ控え目に、使う場合はごく少量(離乳食後期頃であれば1回あたり0.1g程度)にします。

ひき肉をまとめるのにひとつまみ、パスタやリゾットの味付けにごく少量といった使い方にとどめましょう。大人の舌では塩気がないとおいしくないように感じますが、赤ちゃんは十分に味覚を刺激されているそうです。


・しょうゆ

しょうゆも塩と同じく塩分が含まれた調味料です。離乳食の初期には使用しません。こちらも入れすぎないように注意しましょう。作る離乳食にもよりますが、大体1~2滴程度で十分風味づけができます。色が付くくらい入れてはいけません。


・みそ

みそにも塩分が含まれます。10か月目を過ぎたころが使用の目安です。
お味噌汁を食べさせるのであれば、大人用のものを3~4倍に薄めます。


・砂糖

砂糖は無害な調味料のように思われますが、赤ちゃんには消化しにくいものになります。また、どのような食品にも糖分、糖質として既に含まれており、調味料としての砂糖を使うのはできるだけ控えたほうが無難です。

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砂糖の種類は、白砂糖、上白糖などの加工されたものではなく、ミネラルが豊富なきび砂糖やてんさい糖がおすすめです。

甘みが足りないときは、かぼちゃやさつまいも、煮リンゴを混ぜたり、きなこを代用として使うという方法もあります。


・バター

バターは油ものですが、少量であれば風味づけに使うことができます。7~9カ月以降が使用の目安です。
私も後期からホワイトソースを手作りするときに使いました。ただし塩分が比較的多く含まれるので無塩のものを選びましょう


・マヨネーズ

マヨネーズは卵が含まれている製品なので、全卵が食べられるようになってから使用できます。10カ月目以降からが目安になりますが、卵アレルギーが心配な場合は与えないという選択肢もあります。マヨネーズの味はかなり濃いので、与え過ぎないように注意しましょう。

離乳食に調味料、無理に使わなくてもいい?

離乳食は赤ちゃんに栄養を補給するとともに、咀嚼(噛むこと)の発達や味覚を形成する役割をもっています。
様々な食材が持つ味や食感に触れて、覚えることで、食生活の基盤を作りだす大切な時期でもあります。

この時期の赤ちゃんの味覚はとても敏感で洗練されているため、薄味でも十分に味を感じることができます。このため大人と同じような濃い味付けは不必要で、基本的には離乳食に調味料は必要ないそうです。

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調味料がなくても

・だしや野菜スープを上手に利用する

・新しい食材で刺激をプラスする

・作るかたち(食品の組み合わせ、潰し方・丸め方など)を変えて興味を持たせる

といった工夫で離乳食に変化をつけることができます。

また、全てに調味料を使うのではなく一品だけ味付けをしてメリハリをつけるのもおすすめです。

離乳食に使えない調味料ってある?

・酢

酢は大人にとっては酸味がおいしいと感じるものですが、赤ちゃんは好みません。酸性の調味料で胃腸の負担になるのでNGです。


・ケチャップ

子供が大好きなケチャップですが、味が濃く、製品によっては香辛料も使用されているので離乳食には不向きです。使用するのは、1歳以降からごく少量にしましょう。トマト系の味にしたい場合は、トマトピューレや無塩のトマトジュースを薄めて使用するのがおすすめです。


・はちみつ

はちみつは1歳以前に与えると乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性があるため使用はNGです。
加熱してもボツリヌス菌は死滅しないので注意して下さい。

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・カレー

カレーはベビーフードとして販売されているものなら、ベビーフードに記載されている月齢からの使用がOKですが、大人と同じカレールーはNGです。スパイスが含まれているだけでなく、脂質や塩分が多く、添加物もたくさん使われています。

 

最後に

調味料は離乳食に役立つアイテムですが、頼り過ぎに要注意!

「味付けは風味づけ程度」ということを忘れずに上手く利用して、ママも赤ちゃんも離乳食を楽しめるといいですね。

あんつぶ



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