爪がでこぼこになってる・・・!
どうしたらいいの!?
子供の爪はとってもデリケート。
爪の異常についてお悩みのお母さんも多いのではないのでしょうか?
私も、子供の爪がボロボロになっていて驚いたことがあります。
「このままでいいの?」
「どうしてこうなったの?」
・・・など、とても不安になりました。
そこで、今回は子供の爪がでこぼこになった場合
- 何科を受診するべきか
- 原因
- 対処法
これらについてお話していきます。
気になった方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
目次
子供の爪がでこぼこに!何科に行けばいい?
皮膚科を受診しましょう。
定期的に受診している病院があれば、そこで相談してみてもいいでしょう。
爪の異常には、様々な原因が隠れています。
私の場合、いつも行っているアレルギー科の先生に相談してみました。
アトピーによって爪がでこぼこになっているとのことでした。
原因についてお話していきましょう。
子供の爪がでこぼこになる原因は?
爪がでこぼこになってしまう原因には、以下のことが考えられます。
- 成長過程
- 甘皮の傷
- 爪咬み
- アトピー
- 栄養不足
- 病気
- ストレス など・・・
成長過程
小さな乳幼児の場合は、成長過程によるものが多いです。
まだまだ体が未熟なので、爪がでこぼこだったり反ったりして生えてくることがあります。
自然と良くなっていくので、この場合は心配ありません。
とはいえ、子供の体の一部ですから心配ですよね。
乳幼児のうちは、健康診断や予防接種などで病院に行く機会が多いと思います。
その時に聞いてみると良いでしょう。
甘皮の傷
皮膚と爪の隙間には、甘皮という薄い皮があります。
その甘皮が、細菌や異物の侵入を防いでくれているのです。
子供は、砂場や粘土で遊ぶのが大好きですよね。
そういった遊びの中で甘皮を傷めてしまうことがよくあります。
そうすると、爪母(そうぼ)が炎症を起こしてしまうのです。
爪母とは、爪の付けの皮膚の下にある爪を作り出すとても大切な部分です。
その炎症が原因で、爪がでこぼこになって生えてきてしまいます。
爪咬み
お子さんに爪を噛む癖はありませんか?
爪を噛む癖を咬爪症(こうそうしょう)といいます。
その咬爪症が原因で、甘皮を傷つけてしまい爪の表面がボコボコになってしまいます。
爪を咬み過ぎて先端がギザギザになったり、ひどいときには出血することも・・・。
もしかしたら、寂しさやストレスの表れかもしれません。
同様に指しゃぶりでこのようになることもあります。
アトピー
アトピー性皮膚炎の人は、爪がでこぼこになることがよくあります。
私がアレルギー科の先生に聞いたのは、爪母がアトピーで障害されたことが原因とのことでした。
確かに、爪の根元の皮膚がガサガサに乾燥している状態でした。
https://twitter.com/kao1230coo/status/519021832452587522
https://twitter.com/r0__0nz/status/509760741939748865
また、アトピーの薬でもあるステロイドが原因のこともあります。
気になる方は、主治医に相談してみましょう。
栄養不足
栄養不足も爪のでこぼこを招く一因です。
爪は、第二の皮膚とも言われています。
皮膚と同じたんぱく質で出来ているのです。
正確にはたんぱく質が変化した硬ケラチンという成分ですが、これは髪と同じもの。
でも、どんな栄養が必要なのかしら?
爪に必要な栄養素は、
- たんぱく質
- ビタミン
- ミネラル
簡単に言うとこの3つです。
たんぱく質・・・肉や魚、卵、大豆製品、乳製品
ビタミン
- ビタミンA・・・レバー・緑黄色野菜
- ビタミンB2・・・レバー・うなぎ・卵・大豆製品、乳製品
- ビタミンC・・・柑橘類・ピーマン・トマト・じゃがいも・さつまいも
- ビタミンD・・・いわし・まぐろ・鮭・レバー・卵
- ビタミンE・・・たらこ・アーモンド・ひまわり油などの植物油・かぼちゃ
ミネラル
- 鉄・・・レバー・ひじき・あさり・小松菜・ほうれん草・きくらげ
- 亜鉛・・・牡蠣・うなぎ・大豆製品・かぼちゃ・ごま・緑茶・肉類・卵
- カルシウム・・・乳製品・大豆製品・小魚・ブロッコリー
- マグネシウム・・・大豆製品・わかめ
ただ、爪は体の末端に位置するので栄養が行きわたりにくいです。
なので、ちょっと調子が悪かったり栄養が足りなかったりするとすぐに爪に表れることもあります。
- 爪の表面がでこぼこ
- 爪が割れやすい
- 爪が反っている
- 爪に白い斑点がある
これらの症状が当てはまる方は、もしかしたら栄養不足が原因かもしれません。
食習慣や生活習慣を見直してみましょう。
病気
中には、病気が原因で爪がでこぼこになっていることもあります。
例えば・・・
- 乾癬(かんせん)
- 爪白癬(つめはくせん)
- 円形脱毛症
- 内臓疾患
- 手足口病
などの病気が考えられます。
病気の場合、出来るだけ早い治療が必要となります。(手足口病は例外)
乾癬(かんせん)
- 爪の表面に点状の点がある(点状陥没)
- その周りに白い角質がついている
- 爪が剥がれる(爪剥離症)
これらが当てはまる場合は乾癬かもしれません。
子供の場合、約80%に点状陥没がみられます。
爪を削ったりいじったりすると悪化しますので触らないようにしましょう。
原因は不明で、治療も困難とされています。
心当たりがあれば、早急に受診しましょう。
爪白癬(つめはくせん)
いわゆる爪の水虫です。
白癬菌が爪の間に入り込むことによって発症します。
爪白癬の場合、皮膚にできる水虫と違って痒みはありません。
- 爪の色が白色や黄色に濁る
- 爪が厚くなる
- 爪がボロボロになる
- 爪の先端から縦に線が入る
- 足や指に前から水虫がある
これらのことに心当たりがある場合、爪白癬の可能性が高いでしょう。
爪白癬は、爪の奥に入り込んでいるので市販の塗り薬などではまず治りません。
円形脱毛症
円形脱毛症患者の4分の1は、15歳以下の子供と言われています。
原因ははっきりしておらず、以下のような様々な原因が考えられています。
- 自己免疫疾患
- ストレス
- アトピー
- 遺伝 など
円形脱毛症と併発しやすいのが、爪のでこぼこ。
前述のように爪と髪は、同じ硬ケラチンというたんぱく質から出来ています。
そのため、爪と髪は関連して異常を示すことが多いのです。
爪がボコボコしていたら、髪の変化も気にしてみましょう。
もし円形脱毛症が見つかれば、早急に皮膚科を受診するべきです。
手足口病
手足口病にかかった1~2か月後に、爪がボロボロと剥げてくることがあります。
これは、爪母に発疹が出来てダメージを与えられたことが原因。
始めはとっても驚きました!
爪が剥げた後、きちんと新しい爪が剥げてくるので安心してください。
ただし、生えてくる爪の表面がでこぼこになっていることも。
その場合も、きちんと綺麗な爪に生え変わっていきますので心配しないでくださいね。
ストレス
もし上記のどの原因も当てはまらないようであれば、ストレスが関係しているかもしれません
ストレスが原因で、爪の表面がでこぼこになることもあるのです。
その場合、親指にでこぼこが表れやすいといわれています。
親指だけがでこぼこしていたら、子供の精神状態を気にしてみたほうがいいでしょう。
どうしたらいい?対処法は?
それを防ぐような対処法はありませんか?
原因別に、対処法が異なりますのでそれぞれについて挙げていきます。
成長過程
成長過程であれば、そのうち自然に治っていきます。
一応予防接種や健康診断の際に診てもらいましょう。
甘皮の傷
子供に粘土や砂で遊ぶのをやめさせるわけにもいきません。
遊んだ後は、必ず手洗いをして清潔にしましょう!
出来るだけ炎症を起こさないようにするのがベストです。
- 関連記事・・・子供の指の皮がむける原因は?砂場遊びが関係してる?!
爪咬み
爪咬みは、精神面が関係していることが多いです。
無理にやめさせるのは禁物。
爪咬みが激しい場合は、できるだけ子供に構ってあげましょう。
運動したり話したり、お出かけしている間はきっと爪咬みはしないはず。
少しずつ爪咬みをしない時間を増やしていきましょう。
- 爪咬みでお悩みの方は、こちらもご覧ください→子供の爪噛み癖は治る?心理的原因があるかも
アトピー
アトピーには、保湿が重要です。
皮膚科の専門医に相談して、保湿クリームなど処方薬をもらうと良いでしょう。
アトピーの子供の場合、皮膚がとてもデリケートなので市販薬などは避けた方が無難です。
栄養不足
子供は基本的に好きなものしか食べません。
そのため、栄養不足が心配というお母さんも多いでしょう。
かといって無理矢理食べさせるのでは逆効果。
ストレスを感じてますます意固地になることも。
細かく刻んだり、柔らかく煮込んだり、好きなものに混ぜたり・・・
色々と工夫して、少しでも爪に必要な栄養素を摂取するようにしてみましょう。
あまりに食べなかったり偏食が激しい場合、かかりつけの小児科を受診してみると良いでしょう。
病気
原因不明の病気の場合は防ぎようがありません。
しかし、爪白癬など予防できる病気もあります。
- 清潔
- 乾燥
この2つを心掛けましょう。
最近は、子供の爪白癬も多くなっています。
ストレス
子供が「いつもと様子が違う」と感じたら、よく話を聞いてあげてください。
子供が何も言わないようであれば、担任の先生に聞いてみるのもよいでしょう。
もしかしたら、心が発しているサインの1つかもしれません。
まとめ
- 爪がでこぼこになっていたら、皮膚科を受診する
- 持病で通院している場合、担当医に相談する
- 原因は、成長過程のものや病気のものまでさまざまである
- 爪咬症やストレスが原因の場合、精神面のケアが必要
- 皮膚の乾燥が爪のでこぼこを招くことがある
- 爪の炎症や感染症の予防には、清潔と乾燥が大切
- 爪に必要な栄養素は、たんぱく質・ビタミン・ミネラル
爪は、1日に0.1㎜ほどしか伸びません。
治療をしても、綺麗に治るまで半年ほどはかかると思ってよいでしょう。