離乳食期に大活躍の納豆。
独特のにおいと粘りが苦手というママも多いかもしれませんが、離乳食期の赤ちゃんにはオススメの食品です。
なぜなら納豆は「畑の肉」と呼ばれるほど栄養満点で、カルシウムやビタミン、食物繊維も豊富!
その上、安くて使い勝手もいい!!
ただ、スーパーなどで売られている納豆は3パックがセットになったものが主流ですよね。
離乳食期は食べられる量も少ないので、賞味期限までに使いきれない!
なんてこともあると思います。
そんな時、思い浮かぶのは冷凍保存。
離乳食の食材も冷凍保存できるものが多いですよね。
でも納豆の場合はどうなんでしょうか?
冷凍しても納豆菌は大丈夫?
そこで今回は、
- 離乳食の納豆は冷凍できるの?
- 冷凍したら納豆菌はどうなるの?
といった疑問や、納豆の開始時期についてまとめてみました。
ぜひ参考にしてくださいね!
目次
離乳食の納豆は冷凍できる?保存方法は?
そんな時はやっぱり冷凍保存が便利ですよ!
納豆は冷凍保存が効く食材。
冷凍しても納豆菌は死なないんですよ。
納豆は冷凍保存ができる食材です。
発酵食品なので、冷凍すると納豆菌がどうなるか気になるところですが、
冷凍しても納豆菌は死にません。
休眠状態にあるので、栄養が損なわれることもないんですよ。
(納豆製造メーカーのホームページに寄せられる冷凍に関する質問欄にも記載があります1))
冷凍保存するつもりなら、新鮮なうちに冷凍することをメーカーも推奨しています2)。
納豆は工場で製造される際に、十分に発酵と熟成がされて出荷されていますので、賞味期限内であればいつでも美味しく食べることができます3)。
納豆菌は高温にも低温にも強い菌です。
下ごしらえで湯通ししても、冷凍保存しても菌は生き延びてくれるので、栄養が損なわれることなく離乳食に使用することができますね。
下ごしらえが必要な場合はパックごとがオススメ!!
使い勝手がいいのは、小分けして冷凍する方法。
我が家では離乳食に愛用しているひきわり納豆1パックを4等分し、ラップで包んだりシリコンカップに入れて冷凍保存しています。
納豆を食べはじめの頃は4等分したものを1つ、慣れてきたら2つと解凍する量を増やして使えますよ。
ちなみにシリコンカップで保存した方が、解凍したときに納豆がきれいに取れます。
においが気になる場合は小分けしたカップを密封容器に入れたり、カップごとラップで包んだりして冷凍してください。
ひきわりではなく、粒のままの納豆だと下ごしらえが必要ですよね。
そんな場合はパックごと冷凍する方法がオススメです。
納豆は冷凍の状態ではにおいも粘りも出ないので、刻んで調理する場合にとても便利!
刻んだあとに粘りが出て、赤ちゃんが食べにくそうな場合は湯通ししましょう。
茶こしに納豆を入れ、上からお湯をかけることで粘りが抑えられます。
でもこの粘り成分、「ナットウキナーゼ」という血液をさらさらにする効果がある酵素を含んでいるので体にとってもいいんです!
納豆のうまみを引き出す役割も担っているので、できれば湯通しせずに赤ちゃんに与えてあげられるといいですね。
冷凍保存した納豆の解凍方法は?
レンジで解凍しても納豆菌は死にませんが、ナットウキナーゼは熱に弱いため効果が失われてしまう可能性があります。
納豆の栄養を活かすにはできるだけ加熱せずに食べたほうがいいですよ。
また、レンジで加熱すると納豆のにおいが強くなります。
においが苦手なママにも自然解凍はやさしい方法ですね。
なお、納豆菌は冷凍時には休眠していますが、解凍され20℃くらいになると再び発酵をはじめます。
解凍したら早めに食べるようにしましょう。
納豆以外にも離乳食に使える食材の冷凍方法がたくさん!→【保存版】離乳食の冷凍まとめ!フリージングはママの強い味方♪
冷凍した納豆の保存期間はどれくらい?
冷凍した納豆の保存期間(賞味期限)は1ヶ月程度で、それをすぎると味が徐々に落ちていきます。
ただしこれは密封した状態での基準。
小分けにした納豆は密封しにくいので、冷凍焼けによる乾燥が起こる場合もあります。
赤ちゃんの離乳食に使うものなので、1~2週間を目途に使いきるように心掛けましょう。
使いきれないときは大人用に回すといいですね!
離乳食で納豆はいつから食べさせてもいいの?注意点は?
ひきわり納豆を使うと便利ですよ♪
離乳食中期頃(離乳食をはじめて2ヶ月を過ぎた頃)から与えるのがオススメです。
ひきわり納豆、もしくは刻んだ納豆を小さじ1/2くらいからはじめてみましょう。
必要なら湯通ししてくださいね。
お粥や野菜、うどんなど他の食材と混ぜると食べやすくなります。
与える量は中期では慣れてきたら1/2パックまで、後期・完了期では1パックまでを目安とし、様子をみながら量を増やしていきましょう。
注意したいのは付属のタレ。
タレは塩分が多いので離乳食には必要ありません。
タレがなくても納豆そのもののうまみで十分おいしく食べられます。
余ったタレは捨てずに大人用のだしまき卵のダシ代わりに使ってみてください。
結構いい味をだしてくれるので、我が家では重宝しています。
この食材いつから離乳食に使えるのかな?の疑問に答えます!→【保存版】離乳食のいつからまとめ!食材別で見つけやすい
参考)
1)水戸納豆の古都 よくある質問
2)タカノフーズ株式会社 よく寄せられるご質問
3)京都伏見鶴の子納豆本舗 よくあるご質問
最後に
納豆は冷凍保存が効く食材。
賞味期限がきてしまう前に冷凍して、離乳食作りに活躍させちゃいましょう!
冷凍保存するタイミングは、買ってきてすぐがオススメです。
- 冷凍しても納豆菌は生きたままなので栄養は損なわれない
- ラップやシリコンカップを利用して小分けして冷凍すると使い勝手がいい
- 冷凍するとにおいや粘りが出ない
- ナットウキナーゼは熱に弱いので自然解凍が向いている
- 冷凍保存した納豆は1~2週間を目安に使いきる
我が家の長男、次男も離乳食中期から納豆を食べ続けています。
3歳になる長男は今でもタレなしでパクパク食べるほど納豆が大好き!
納豆はご飯と混ぜておやきにしたり、卵と一緒に焼いて納豆まき卵にすれば手づかみ食べにも最適です。