事情があって帝王切開になってしまった後、まだ子供が欲しい場合、どれくらい間をあければいいのでしょう?
噂では「子宮を切れるのは3回まで」とか「1年以上間をあけなければ傷が裂けるリスクがある」など、囁かれていますが、中には「年子で生んだ」「5人帝王切開で生んだ」「回数制限は言われなかった」という証言も。
私も帝王切開なので気になるところです。そこで、帝王切開後の妊娠について調べてみました。
目次
帝王切開後の妊娠、どれくらい期間をあければいいの?
間をあけるのがいいの?
言われることが多いようです
帝王切開後の妊娠、気になる次の妊娠までの期間は、病院によりますが1年から1年半あけるように言われるところが多いようです。中には2、3年避妊するよう指導するところもあります。
外側の傷は塞がっても、子宮の傷が回復するには時間がかかります。子宮の壁が回復しないうちに妊娠すると、子宮が避けるリスクがあります。
ただし年齢的なことなど、あまり間をあけたくないという場合は、医師に相談してみましょう。傷口の厚さは経膣エコーで診断できることもありますが、MRIが最も有効な手段です。
子宮が妊娠、次のお産に耐えられるなら妊娠しても大丈夫です。
回数制限はありません
でも、子宮の状態によるので
個人差があります
帝王切開後、1年以内に妊娠してしまった場合、どんな危険がある?
リスクが上がります
帝王切開をすると、傷口の周辺が薄くなります。「陥凹性瘢痕」といい、帝王切開をした人の4~7割に見られるものです。
この陥凹性瘢痕があると
癒着胎盤 前回の傷口に胎盤ができ、出産後にはがれにくく大出血を起こす場合もある
瘢痕部妊娠 帝王切開の傷口に胎嚢ができること。子宮外妊娠の一種で、赤ちゃんが大きくなると子宮破裂、大量出血が予想されるため治療が必要
などのリスクが上がります。もちろんこれは帝王切開を経験していれば起こりうるリスクであり、1年あけたら絶対に起こらないというものではありません。
特に気を付けたいのは子宮破裂です。間をあけないで妊娠をすると子宮の筋層が回復しきっておらず、子宮破裂のリスクは高くなります。
帝王切開後の妊娠、気をつけたいことは?
医師から指示された期間は妊娠しない
特に指示されていなくても、体の回復のことを考えて、やはり1年間は子宮を休めてあげましょう。
産後の生理の再開には個人差がありますが、早い人なら産後2か月には再開をします。産後間もなくの妊娠は命のリスクが高まるので、1年間は避妊を徹底することが大切です。
事情がある場合は、医師に相談してみましょう。
無理はしない
妊娠したら、無理をせずに過ごすようにしましょう。
普通の妊娠よりもリスクが高いことを意識することが大切です。少し休んでも収まらないおなかの張りや痛み、出血などの異変を感じたら病院に連絡や相談をしましょう。産婦人科の病院なら、電話口でも看護師さんが相談に乗ってくれ、状態に応じた対策を教えてくれます。
定期的に診察に行く
医師の指示通り、定期的に病院に行って診察を受けましょう。
異変の予兆を診察で見つけることは可能です。もちろん、医師の指示はきちんと守りましょう。
終わりに
帝王切開後の妊娠は、普通分娩に比べると子宮破裂や癒着胎盤などのリスクが上がりますが、割合にすると
帝王切開 | 普通分娩 | |
子宮破裂 | 0.6~0.8% | 0.006 % |
癒着胎盤 | 1~2% | 0.01 % |
です。
リスクを回避するためにも、1年は間をあけて子宮を回復させてあげましょう。
by 武藤はづき