子供とのバスタイムに活躍してくれるのがお風呂おもちゃ。
おもちゃがあるおかげで子供たちが湯船にゆっくり浸かってくれたり、体を洗うための順番待ちができたりと、親としても大助かり♪
バスタイムに欠かせない存在になっています!
それは、お掃除!
お風呂おもちゃって形が複雑なものが多く、洗いにくい部分がありますよね。
手が届きにくい上に、子供が使うものなので風呂用洗剤でゴシゴシ洗うのものためらいがち…。
そんなとき、救世主になってくれたのが“重曹”!
重曹を使うと安心で、簡単にお手入れができるんですよ。
そこで今回は、お風呂おもちゃの
- 重曹を使った掃除方法
- 清潔に保つコツ
について紹介したいと思います。
活用テクニックも合わせて読んでみてくださいね。
目次
お風呂おもちゃの掃除は重曹で!ヌメリ・臭いもスッキリ♪
お風呂場は温度も湿度も高くなる環境。
そこに人のあかや石鹸カスといった栄養、そして水分が加わるとカビやピンクのヌメリが繁殖しやすくなります。
繁殖を防ぐためには使用後に、
- お風呂場を換気
- 栄養となる汚れを洗浄
- 水分を残さない
ことが大切となりますね。
お風呂おもちゃも清潔を保つために、同様のお手入れが必要です。
子供が楽しめるように工夫されているのはいいんですが、形が複雑だったり、細い溝や穴があったりして洗いにくいのが悩みの種。
また、子供が口に入れたりすることも考えると漂白剤や風呂用洗剤を使用するのもためらってしまいますよね。
そんなとき、オススメなのが“重曹”なんです!
重曹とは…
実は、重曹は身体にも環境にも優しいお掃除アイテム!
重曹は別名“炭酸水素ナトリウム”といって、温泉の天然成分としても知られています。
もともと自然界に存在し、私たちの身体にもあるそうですよ。
使い方もさまざま。
弱アルカリ性なのでお肌に優しく、掃除はもちろん洗濯にも使えます。
他にも消臭効果や保湿効果をもち、美容にも使われることも。
また、“ベーキングパウダー”としても有名な重曹。
- ケーキを膨らます
- お肉を柔らかくする
- 揚げ物をカラッとさせる
- 野菜を色鮮やかにする
など料理にも大活躍してくれます。
重曹は主に「薬用」「食用」「掃除用」と分けられていますが、成分は変わりません。
その違いは精製の度合いにあり、掃除用<食用<薬用の順にキメが細かく、値段も高くなります。
お風呂おもちゃのお手入れには掃除用の重曹でも問題はありませんが、おもちゃを口に入れる心配がある場合は食用の重曹を使うと安心ですね。
実際の成果をご紹介!
気になるおもちゃの汚れはこちら。
細い溝やじょうろの穴の黒い汚れが気になります…。
- 洗面器のようなおもちゃが浸けられるもの
- 重曹
- 計量スプーン
- ゴム手袋
まずは洗面器にバスタブの残り湯を入れ、重曹大さじ3を溶かします。
重曹は水よりもお湯の方が溶けやすいので残り湯がオススメ!
できた重曹溶液をぞうさんじょうろに注ぎ入れます。
穴に届くまでたっぷりと♪
溶液は弱アルカリ性で肌に付くと荒れる場合もあるので、ゴム手袋をすると安心ですよ。
中に水を入れられるおもちゃの類は、しっかり空気を抜いて重曹溶液を満たしましょう。
すべてのおもちゃを浸け終えたら、半日ほど放置します。
お風呂の後におもちゃを浸けて翌日にお風呂掃除と一緒に洗い流す、といった感じですね。
水で洗い流したところ、浸かっていた外側はサッパリした感じですが、細い溝や細かい穴の部分はまだ汚れがついたまま。
そこで歯ブラシとつまようじを使ってこすってみたところ…、キレイになりました!!
新品同様とまではいきませんが、重曹のおかげで汚れが浮いて取れやすくなっているのを実感できます。
一番効果があったのが、この水鉄砲のおもちゃ。
使用後は水を出し切って乾燥させていたものの、それだけでは不十分だったということ。
見えないところ程、汚れは溜まりやすいんですよね。
重曹は、洗いにくい部分や手の届かない箇所の汚れやヌメリ・臭いをスッキリ取り除くことができて本当に便利!
その上、身体と環境に優しいので安心して使えますよ。
お風呂おもちゃを清潔に保つポイント
重曹でキレイになったお風呂おもちゃ、できるだけ清潔に保ちたいですよね。
ポイントをいくつか紹介します♪
水切りはしっかりと!
水分が残っていると、雑菌が繁殖しやすくなります。
使い終わった後はおもちゃをよく振って、水切りしましょう。
また、おもちゃを直接お風呂場の床に置いたり、洗面器などにまとめて収納するのもNG。
通気性のいいプラスチックのカゴにまとめて吊るしておくのがオススメです。
さらに天気の良い日にはおもちゃを天日干ししてあげましょう!
おもちゃは必要最低限!
お風呂場に置くおもちゃは必要な分だけにしましょう!
おもちゃが多くなると、収納する時に密着しやすくなります。
密着すればするほど、乾燥しにくく雑菌が繁殖する原因に…。
どうしても減らせないという場合は、おもちゃをグループに分けてみましょう。
日替わり、週替わりなどグループを交代制にすれば、持ち込む数を減らすことができます!
おもちゃ選びも重要!
清潔が保ちやすいおもちゃを選ぶのも大切です。
- 乾きやすい素材
- 水がたまりにくく、洗いやすい形状
このような素材や形状であることを気にかけて、おもちゃを選ぶとお手入れもグッと楽になりますよ!
でもやっぱり穴があいていたり、水が入れられるおもちゃが子供は好きだったりしますよね…。
我が家では、はちみつやソースが入っていた容器やお薬が入っていた容器をおもちゃとして使っています。
これなら汚れても気兼ねなく捨てられて、替えもきくのでお手軽です。
よく洗ってから持ち込んでくださいね♪
これは子育て支援センターで頂きました!
ペットボトルの底や側面に穴がたくさん開いています。
水をすくうと色々なところから水が飛び出してくるので、子供は大喜び♪
試す価値あり!お風呂での重曹活用テクニック
重曹が活躍するのはお風呂おもちゃだけではありません。
お風呂場全体で効果を発揮してくれるんですよ!
重曹はアルカリ性の性質を持ち、酸性の汚れを中和することで汚れを浮かせて取れやすくしてくれます。
お風呂場に多い皮脂汚れ、手あかなどは酸性の汚れなので重曹の出番となります♪
消臭効果があるのも嬉しいですよね。
使い方も様々。
- ソフトな研磨作用があるので気になる部分にかけてこする
- 水溶水(湯200mlに小さじ2)にしてスプレーする
- ペースト(水と重曹を1:3の割合で混ぜる)にしてタイルの目地をこする
場所ごとに形状を変えて、幅広く使えるのも重曹の魅力のひとつですね!
重曹をふりかけてこすります。
水で洗い流すとスッキリ!
また入浴剤代わりにも使えます!!
お湯に重曹大さじ2~3を溶かすと、水道水の塩素を除去し、肌に優しい軟水になります。
おうちで温泉気分が味わえちゃいますね♪
重曹風呂を楽しんだあとは、お掃除に使い回しましょう!
湯船にお風呂おもちゃや風呂桶などを浸けおき、後は洗い流すだけ。
それはカビ…。
実は、重曹でカビは落とせません。
ある程度のカビなら落とせなくはないんですが、頑固なものは漂白剤でしか落とせないんです。
私もお風呂おもちゃについてしまったカビを落とすべく、重曹溶液に浸け置きしてみたんですが…、ダメでした。
だいぶキレイになった気はしますが、カビが落とせたとは言えません。
残念ですが、こちらのおもちゃは捨てることにしました。
ただし、重曹で落とせないからといって、お気に入りのおもちゃを毎回捨てるのは忍びないですよね。
そんな時は、他の成分でカバーしてあげましょう!
- 酸素系漂白剤
重曹でたちうちできないカビは、漂白剤で取れる場合もあります。
ただ、塩素系は刺激が強すぎて使うのはちょっと…という時は“オキシクリーン”などの酸素系漂白剤がオススメ♪ - クエン酸
水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れは酸性のクエン酸が得意とする分野。
クエン酸水にして、お風呂場の壁や鏡にスプレーすると便利ですよ!
また、雑菌の繁殖を防ぐ効果もあります。
重曹のお掃除にプラスしてみてはいかがでしょうか?
詳しくはこちら↓
最後に
洗いにくいお風呂おもちゃも重曹溶液に浸け置きすることで、簡単に汚れを取ることができます!
しかも、重曹は身体にも環境にも優しいお掃除アイテムなので安心して使えますね♪
- 残り湯を洗面器に入れ、重曹を大さじ3溶かす
- 重曹溶液におもちゃを浸け置きする(一晩)
- 水で洗い流す(頑固な汚れはブラシでこすると取れやすい)
キレイになったおもちゃを清潔に保つポイントもお忘れなく!
- 水切りはしっかりと
- 持ち込むおもちゃは必要最低限
- 洗いやすく、乾きやすいおもちゃを選ぶ
重曹はおもちゃだけでなく、形態を変えてお風呂掃除のあらゆる場所でも大活躍してくれます!
ぜひ試してみて下さい。
あんつぶ