でも、赤ちゃんに飲ませてもいいのか心配になっちゃって…。
甘みが強いから、糖分の取り過ぎや虫歯にならないか気になるわよね。
そもそもいつから与えてもいいの?
メリットとデメリットを知った上で判断できるといいわね。
実は、“赤ちゃんに必要ない!”と考えるママさんも多いのよ。
はじめまして。
男の子2人のママ、“あんつぶ”です。
何をいつから与えるのかを決めるのは、いつも難しいですよね。
とくにヤクルトのような、長所と短所を合わせ持ったものは判断に悩みがち…。
「体にいいっていうけれど、本当に必要なの?」
「飲ませるとしたら、いつからがいいの?」
と気がかりなママさんもおられるかと思います。
そこで今回は、ヤクルトを赤ちゃんに飲ませたことのある先輩ママ48人にアンケートをとってみました!!
その結果をもとに、
- いつから?本当に必要?
- メリットとデメリットは?
- 与える時の注意点は?
についてお答えしていきたいと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
赤ちゃんにヤクルトはいつから?本当に必要なの?
赤ちゃんにヤクルトがいつからOKか、という明確な決まりはありません。
そこで、参考になるのが先輩ママさんたちの声。
この結果を見ると一番多いのが、1歳1ヶ月〜1歳5ヶ月頃。
続いて1歳6ヶ月〜2歳となっています。
- 調査地域:全国
- 対象者条件:赤ちゃんにヤクルトを飲ませたことのあるママ
- 調査手法:インターネット調査(ランサーズ)
- 調査日:2019年4月末日
- 有効回答数:女性48人
でもだからと言って、この時期がオススメという訳ではないの。
アンケートには、“飲ませなければよかった”といった声もあったわ。
早い時期から飲ませるデメリット
ヤクルトを飲ませることで必ずいい結果が出るとは限りません。
また、早い時期から与えることで心配されるデメリットも多くあるんですよ。
それがこちら。
- アレルギー特定原材料(乳・大豆)が含まれている1)
- 主原料は砂糖、ぶどう糖果糖液糖など1)で、糖分の取りすぎにつながる
- 甘い味を好むようになり、母乳・ミルク・離乳食などの量に影響が出る
- 虫歯や肥満の原因になる
- 乳酸菌は腸に定着しないので、効果を持続させるには毎日の摂取が望ましい2)
ヤクルトの成分表示をみると、アレルギー特定原材料として「乳」「大豆」の表記があります。
まだ乳や大豆を試していないお子さんには不向きとなるので、注意しましょう。
厚生労働省の資料3)によると、ヤクルト1本に含まれる糖分はスティックシュガー(3g/本)4本に相当します。
甘い味のものに慣れてしまうと、授乳量や離乳食の進み具合にも影響が出てしまう場合も…。
さらには、虫歯や肥満につながる可能性があります。
またアンケートでは、
- 下痢になった
- 白湯を嫌がるようになった
- 何の効果もなかった
といった声もありました。
これらからわかるのは、基本的にヤクルトは赤ちゃんに必要ないということ。
実際にヤクルトを飲ませたことがある先輩ママの中にも、「必要ない」と考える方がおられましたよ。
「必要ない」と答えたのは9人。
ただ、「飲ませてよかった」と回答した方の中にも「必要だとは思わないが…」といった答えもあり、約25%の方が必要ないと感じていることがわかりました。
ヤクルトのメリット
アンケートで得られた実際の効果は以下の通りです。
- 便秘改善・・・13人
- ぐずり防止・・・4人
- 風邪予防・・・3人
- 体調安定・・・3人
- 病気時の水分補給・・・2人
一番多くあったのが、「便秘改善」。
ヤクルトを飲ませたところ、排便がスムーズになったといった声がたくさんありました。
実際にヤクルトのHPでも以下のように紹介されています。
- 乳酸菌を生きたまま腸に届け、腸内環境を改善・おなかの調子を整える4)
ヤクルトに含まれているのは、“シロタ株”と呼ばれる独自の乳酸菌。
この乳酸菌シロタ株は生きたまま腸に届き、腸内のよい菌を増やして悪い菌は減らす力を持っています。
また、有害物質の生成を抑え、腸内環境を改善する効果もあるんですよ。
アンケートでは、この効果を求めて飲ませているママさんたちも多かったわよ。
グラフをみると、継続して飲ませている以外に“便秘の時だけ”といった答えも多くありました。
“おなかの調子を整えてあげたい”という思いが、ヤクルトの摂取につながっている印象を受けましたよ。
“乳酸菌シロタ株を生きたまま腸に届け、腸内環境を整える”という作用はヤクルト独自のものですが、同様の効果が期待できる食材は他にもあります。
たとえば、納豆やヨーグルトなどの発酵食品、海藻類、豆類など。5)
便秘改善=ヤクルトではなく、こういった食材に目を向けてみることもオススメです。
離乳食にも使いやすいものが多いので、意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ヤクルトが基本的に必要ではないことを理解し、今の我が子に必要かどうか判断してあげられるといいですね。
飲ませる際に注意すべきことは?
ヤクルトを与えるときのポイントは4つ。
- 少量を心がける
- アレルギー・添加物をチェック
- 薄める
- 常温で与える
少量を心がける
糖分の多い飲み物になります。
あくまでも補助的な役割であることを意識し、授乳や離乳食に影響が出ない量を心がけましょう。
アレルギー・添加物をチェックする
「乳」や「大豆」にアレルギーがある場合は、医師と相談してください。
また、香料をはじめ、安定剤や甘味料といった添加物も含まれています。
種類によって添加されているものが違うので、なるべく少ないものを選べるといいですね。
白湯で薄める
はじめて与えるときは、白湯で2〜3倍に薄めてあげましょう。
赤ちゃんの様子や離乳食の進み具合に合わせて、濃度を調節してあげてくださいね。
常温で与える
冷たい飲み物をおいしいと感じられるのは、もっと先の話。
体を冷やしたり、胃や腸を刺激してしまう場合もあるので、できるだけ常温に近づけてから与えると安心ですよ。
あげるなら少量・常温を心がけたいわね。
本当に我が子に必要かどうか、パパにも相談してもう一度よく考えてみるわね。
ちなみにうちは1歳半頃に飲ませたらうんちが緩くなっちゃって…。
だから、それ以降は与えていないの。
お子さんにとってベストな選択ができるといいわね。
こちらもオススメ→赤ちゃんにジュースはいつからOK?幼児用や果汁100%なら安心?
参考:
1)ヤクルト 商品情報 Newヤクルト
2)ヤクルト 商品情報Q&A
3)厚生労働省 自分の飲んでいる飲み物からとる糖分の目安
4)ヤクルト 乳酸菌シロタ株って?
5)管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ!食事のホント 株式会社すばる舎 2016年4月 p45
最後に
- 基本的に必要ない
- アレルギー特定原材料として「乳」「大豆」が含まれている
- 糖分の取りすぎにつながる場合があるなどデメリットも多い
- シロタ株という独自の乳酸菌を含み、腸内環境を改善する効果がある
- 少量を心がけ、薄めて常温で与える方が安心
ヤクルトはメリット・デメリットを合わせ持った食品です。
“体にいい成分が入っているから飲ませよう!”ではなく、長所と短所を理解して、本当に必要かどうか判断してあげましょう。
また、お子さんが成長するにつれて選択肢も変わってくると思います。
どんな場合でも、その時々に応じたベストな判断をしてあげられるといいですね。