和食や洋食はもちろん、おにぎりやサンドイッチの具としてもよく合うツナ缶。皮や骨がきれいに取り除かれている上に、細かくほぐしてあるので便利ですよね!離乳食に役立つこと間違いなしのアイテムです。
缶詰なので非常食としても重宝できるので、我が家ではまとめ買いをして常にストックしてあります。 でも離乳食に使用するには時期や下ごしらえにちょっぴり注意が必要です。
今回は離乳食でのツナ缶の使い方や、いつから食べさせられるか?などについてまとめてみました。
目次
離乳食でツナ缶っていつから使える?
ツナ缶は油分や塩分が多く、離乳食初期では赤ちゃんの消化吸収の負担になるので使用できません。離乳食を始めて3~4カ月経った中期頃が使用の目安になります。鮭やかつおといった魚に慣れてから与えてあげるといいですね。
店頭でよく見かけるツナ缶は多くがオイル漬けのもので、油分も塩分もたっぷり含まれています。離乳食には不向きなので、水煮、スープ煮を選ぶようにしましょう。中でも食塩不使用の水煮タイプのものが初めて与えるツナ缶としておすすめです。
ちなみに我が家では離乳食にツナ缶を使うようになってから、オイル漬けをやめてスープ煮のツナ缶を購入しています。
野菜スープと食塩のみで味付けされているのであっさりとしたツナです。スープが美味しいのでスープごと利用してツナと野菜の煮物を作ったり、ツナの炊きこみご飯を作ったりします。
離乳食では塩分を考慮してスープは使っていませんが、離乳食完了期くらいから大人用のものを取り分けし、スープの旨みをたっぷり含んだツナを与えています。
ツナ缶の下ごしらえの方法は?
市販のツナ缶(水煮、スープ煮、オイル漬け)にはメーカーによって多少の差はありますが、1缶あたり食塩相当量として約0.7gの塩分が含まれています。一方で食塩不使用のツナ缶では約0.2gとなっています。離乳食期は薄味が基本なので、食塩を含むツナ缶は塩抜きをしてから使用しましょう。
まずは缶汁をきって茶こしやザルにツナを入れます。軽くほぐしたら、上からお湯をかけます。加熱されてツナの色が変わればOK。味見をしてまだ塩分を強く感じるようなら、さらに塩抜きをしてください。
あとはすり潰したり、細かくほぐして与えやすい大きさにします。
下ごしらえしたツナはお粥と混ぜたり、野菜と一緒に煮物にするのがおすすめです。赤ちゃんが飲み込みづらいようなら、汁ものと混ぜたり、片栗粉でとろみをつけるといいですね!完了期頃にはツナにヨーグルトと少量のマヨネーズを混ぜてパンに挟んだサンドイッチもぜひ試してみてください。
ツナの冷凍保存方法は?解凍は?
離乳食ではツナ缶を開けてすぐのものを使用するのが基本です。ですが、1缶全てを一度に使いきるのは無理ですよね。大人用に回してもいいですが、多めに下ごしらえをして冷凍しておくとすぐに使えて便利ですよ。
下ごしらえしたツナを小分けし、ラップなどで包んで冷凍しましょう。
解凍するときは、レンジ解凍するか直接お鍋に入れてもOKです。
ちなみに…ツナとシーチキンの違いは?どちらも離乳食に使えるの?
ツナ缶と言えば「シーチキン」の名前が思い浮かびますよね。実はシーチキンははごろもフーズが販売するツナ缶の商品名なんです。だからツナとシーチキンに違いはなく、どちらも離乳食に使うことができます。シーチキンという名前は、ツナが蒸した鶏肉にそっくりだったことが由来になっているそうです。
ここでツナ缶の知識をもう一つ!
ツナ缶の原材料は主にビンナガマグロ、キハダマグロ、カツオが使われています。日本ではツナといえばマグロのことですが、海外ではカツオもひとくくりにされていて、ツナ缶の原料はカツオが主流になっています。それぞれ味に違いがあるので、一度食べ比べしてみてはいかがですか?
最後に
・お湯をかけて塩抜きしたものを使用する
・冷凍保存もできる
ツナ缶には原材料になっているマグロやカツオの栄養成分が缶詰に加工される過程で失われることなく、ほぼそのまま入っているそうです。DHAやEPAがたっぷり含まれているので、成長が著しい赤ちゃんに嬉しい食品ですね。
DHAを多く含む青背の魚は離乳食ではちょっぴり取り入れにくいので、我が家でツナ缶は大活躍です。与える時期や下ごしらえに注意は必要ですがぜひ使ってみてくださいね。
あんつぶ