赤ちゃんや小さい子供の誤飲とともに注意したいのが、鼻の中の異物混入。
子供は面白半分で、入れられる物なら何でも鼻や口に入れてしまいますね。
ある一定の年齢になると、子供は鼻の中に入れたことを親に隠すようになることもあるそうです。
症状が出てからでないと、親は気づけないこともある鼻の異物混入。
今回はそんな鼻の異物混入に特化して、取り方や注意点などをお話したいと思います。
目次
子供の鼻の中に異物が!取り方は?
鼻の中に異物が入っているのがわかっても、慌てて確認したり、無理に取り出そうとしないことが大切です。
異物を取り除くのは、簡単そうでも意外と難しく、触っているうちにどんどん鼻の奥へと入っていってしまいます。
異物を入れただけでは痛くないのに、取ろうとして鼻の粘膜を傷つけ、痛みが出てくるのがほとんどだそうです。
緊急を要する場合でない限り、家で取り除かずに耳鼻科を受診するのがいいでしょう。
家でできる簡単な対処法をご紹介しますが、数回やって無理ならすぐに受診して下さい。
鼻の穴を塞いで、吐き出す
異物の入っていない方の鼻の穴を塞いで、息を吐くと取れる場合があります。
しかしこれは、赤ちゃんやまだ要領の理解できない小さな子供には不可能ですので、無理に触らない方がいいでしょう。
ティッシュなど紙などの異物
紙系の異物の場合は、時として自宅で取り除くことができます。
仰向けに寝させ、電気スタンドで鼻の穴の中がよく見えれば、ピンセットで取り除いてみてください。
じっとしていられなかったり、動いて鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れもありますので、気をつけて試みてください。
「ママのキス」法
子供の口を開けさせ、人工呼吸の要領で親が息を吹き込むと、気管を通って、上手くいけば異物が出てくることもあります。
子供の鼻の中に異物が!病院を受診した方がいい?
子供がある程度大きくなってくると、鼻の中に何かを入れてしまったことを親に隠したり、また入れたこと自体忘れてしまうこともあるようです。
異物が鼻の中に入って以下の症状に気付いた場合は、すぐに耳鼻科を受診してください。
- 鼻血が止まらない
- 嫌な臭いのする鼻水や粘液が出る
- 鼻の片側一方でしか呼吸できなくなっている
病院では、局所麻酔をかけて吸引器やピンセットで取り出せるか試すそうです。
それでも無理な場合は、鎮静薬や全身麻酔を施してから除去するそうです。
鼻の異物は呼吸を妨げたり、感染症を引き起こしたりすることもあるため、病院でのきちんとした処置が必要となってきます。
入れたかどうか疑いのあるときも、耳鼻科を受診してください。
疑いのある物がわかれば、それも持参した方がいいでしょう。
子供はこんなものを鼻に入れてしまう!
子供は入れられる物なら何でも鼻に入れてしまいます。
紙、飴、小石、豆、ボタン型の乾電池、昆虫、ビーズ、おもちゃの部品、たばこ、綿、鉛筆の一部など、親は本当に注意が必要です。
特に気をつけたいのが、ボタン型乾電池と豆類。
乾電池は鼻の粘膜を溶かしてしまう可能性があり、また豆類は鼻の中でふやけて膨張する可能性があります。
この場合は緊急を要しますので、すぐに病院を受診してください。
休日で耳鼻科が休みの場合は、外科が内科でも大丈夫です。
最後に
鼻の中に何か入ってしまったら、すぐに取り除かなければ!と思ってしまいますね。
無理に取り出そうとして余計にひどくなる場合がありますので、病院へすぐに連れて行くほうがいいそうです。
誤飲も含め鼻の中に入れないよう、小さい物は子供の手の届かないところに置くのが一番の対処法ですね。
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