煮物や豚汁など、里芋が大好きな日本人は多いのではないでしょうか。
加熱するとつぶしやすいので、離乳食にも使いやすそうですが、かぶれも気になるところ。
ぬめりが気になって、あまり調理したくないというママもいるかもしれませんが、里芋は栄養満点なので、使わないともったいない!
今回は、
- 里芋をあげるならいつから?
- あげるときに注意することはある?
など、離乳食で里芋を使うときのポイントについてまとめました。
目次
離乳食で里芋っていつから食べさせてもいいの?
同じイモ類でも、離乳食初期から食べられるじゃがいもやさつまいもとは違う食感を楽しめる里芋は、離乳食中期からあげましょう。
加熱処理した里芋は、スプーンでもつぶせるくらい柔らかくなりますが、粘りが強いので赤ちゃんには少し食べにくい食材です。
様子をみながらお湯や薄めの出汁でのばしてあげると、食べさせやすくなりますよ。
里芋は、低カロリーで食物繊維が豊富なので、うちの子少し食べすぎかも?と心配なママでも使いやすい食材。
さらに、便秘予防、消化促進、免疫力の向上作用があるといわれているので、離乳食には使わないともったいないですね!
【関連記事】離乳食のまとめに関する記事はこちら→【保存版】離乳食のいつからまとめ!食材別で見つけやすい
里芋の選び方と保存方法
古くなるとカビ臭くなるので、匂いも要チェックです。
里芋は、低温や乾燥に弱いので、冷蔵庫で保存すると早くいたんでしまいます!
泥がついたまま新聞紙などにくるみ、冷暗所で常温保存してくださいね。
離乳食など一度に使う量が少ないときは、早めに下ごしらえをして冷凍しましょう。
- 下ごしらえ(加熱処理)した里芋の水分を、キッチンペーパーなどでふき取る
- 月齢に合わせてつぶす、または適度な大きさに切って、一食分ずつ製氷皿に入れて冷凍する
- しっかり凍ったら、製氷皿から取り出しフリーザーバッグに入れ替えて保存しましょう
冷凍した里芋の賞味期限は1ヶ月程度です。
簡単な里芋の下ごしらえ
じゃがいもやさつまいもに比べて、下ごしらえに手間がかかるイメージの里芋。
でも、電子レンジを使って、とっても簡単に下ごしらえできちゃうんですよ。
- 里芋の泥を洗い流したら、皮がついたままフォークで数か所に穴を開ける
- 穴を開けた里芋を耐熱容器に入れてラップをする
- 600wの電子レンジで、里芋1つにつき1分加熱する
- 流水につけて冷やしながら、皮をむく
加熱する個数や、里芋の大きさによって加熱時間は異なります。
フォークをさしてまだ固いようなら、1分ずつのばして電子レンジで加熱してください。
冷めてくると、手でも簡単に皮をむくことができます。
流水で冷やしながら皮をむくと、アク抜き効果もありますよ。
里芋を与える時の注意点は?
里芋は、アレルギーが起こる可能性のある食材です。
初めて与える時には少量ずつ、赤ちゃんの様子を見ながら食べさせるようにしましょう。
アレルギーを起こす原因となる物質はアセチルコリンとシュウ酸カルシウム。
アレルギーに反応すると以下のような症状が出ることがあります。
- 目や粘膜が腫れる
- 唇や口の中、口のまわりがかぶれて痛くなる
- 咳が出る ・背中などに発疹が出る
このような症状が出たら、アレルギー反応の可能性があるので、早めに病院(皮膚科、内科、アレルギー科)で受診しましょう。
ちなみに、里芋は調理中に手がかゆくなって仕方ない!ということがありますよね。
これはシュウ酸カルシウムのしわざです。
洗いさといもや冷凍さといもは離乳食に利用して大丈夫?
「洗いさといも」と「冷凍さといも」、どちらも原材料が里芋だけなので、添加物などの心配がなく、安心して離乳食にも使うことができます。
市で開催される離乳食教室でも、冷凍野菜の使用を勧めているそうですよ。
まとめ
- 里芋は離乳食中期からあげられる
- 便秘予防、消化促進、免疫力向上のが期待できる
- 冷蔵庫で保存すると早くいたむ
- 下ごしらえしたあとは、冷凍保存ができる
- アレルギーが起こる可能性があるので、初めてあげるときは十分に注意する
- 洗いさといもや冷凍さといもも、離乳食に使える
稲作が始まる前は日本人の主食だったと言われるほど歴史のある里芋は、栄養豊富なので離乳食にはぜひ取り入れたい食材のひとつ。
じゃがいもやさつまいもに慣れてきたら、次は里芋独特のねっとり感を楽しませてあげられるといいですね♪