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絵本を広げると最初に登場するのは愉快なアイスクリーム。
“あっちゃん あがつく あいすくりーむ”とフレーズがついたアイスたちのはしゃぎっぷりがとってもかわいい♪

 

こちらは、さいとうしのぶさん作「あっちゃん あがつく たべものあいうえお」という絵本の1ページ。
身近な食べものたちがキャラクターとなり、テンポの良いフレーズがあいうえお順に並んでいます。

 

あんつぶ
ページごとにストーリーが展開されているので見どころも満載!

 

さいとうしのぶさんのシリーズは絵本としての魅力はもちろんですが、実はひらがなに自然と触れられることも人気の一つなんですよ♪

 

今回はことばあそびシリーズとなる3冊と共に、

  • 子供が夢中になる理由
  • 実際に読まれた方の声

を紹介しますね!


目次

ひらがなに自然と触れられる絵本、さいとうしのぶさんシリーズ3冊がオススメ!

私がさいとうしのぶさんの絵本と出会ったのは、長男がひらがなに興味を持ち始めた2歳半くらいの頃。
ある方の子育てブログで紹介されていたのをきっかけに、優しい絵のタッチと個性的な食べもののキャラクターに惹かれました。

まずは息子が興味を持ってくれるかわからなかったので、図書館で探してみることに…。

 

そこで見つけたのが「しりとりしましょ!たべものあいうえお」

 

こちらはしりとり順に食べものが並んで出てくるのですが、その豊富なキャラクターと絵本の厚みにびっくり!

 

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あんつぶ
絵本じゃ珍しい厚さですよね(笑)

そんな分厚い絵本なのに、目をキラキラさせながら次々にめくっていく息子。
“これは間違いないな♪”と思い、すぐに購入しました。

 

この「しりとりしましょ!たべものあいうえお」はリーブルから出版されている、さいとうしのぶさんのことばあそびシリーズの第2弾。

あんつぶ
さっそく、その3冊を1作目から順に紹介しますね♪

あっちゃん あがつく たべものあいうえお

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こちらはシリーズの1作目となる絵本。

“あ”から順に“あっちゃん あがつく …”と食べものが並んでいます。
“わ”で終わりかと思いきや、“がっちゃん”や“ぱっちゃん”といった濁音、半濁音まであり、最後は“んっちゃん”でやっとゴール!

 

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実はこの絵本、元々あった歌をもとに作られているそうです。

“~ちゃん”の部分は単にひらがなの羅列ではなく名前の一文字を指し、自分の名前で始まる食べものは?というあそび歌となっています。

ですが絵本を作るときに、“じゅんこちゃん”や“だいちゃん”が遊べないということで、濁音、半濁音も追加されて厚みのある絵本に仕上がったということなんだそう♪

あんつぶ
なるほど~、納得の厚み(笑)
歌いながら絵本を楽しむこともできますよ!

 

ストーリーにも注目!!
ページごとに描かれたキャラクターに合ったストーリーが展開されています♪
私と息子のお気に入りはこちら。

 

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自ら卵やパン粉をつけてエビフライになっていくキャラクターたちがおもしろいっ!
油に入るのを怖がっている子もいれば、こんがり揚がった身を冷ましているレディまで、さまざまな表情や動きに惹きつけられます。

ひらがなが読めなくても馴染みのある食べものが登場するので興味がわき、繰り返し絵本を楽しむことで自然とひらがなに触れられるのがいいですよね♪

 

しりとりしましょ!たべものあいうえお

こちらが第2弾、私が最初に出会った絵本でもあります。
食べものでしりとりあそびが楽しめます。

 

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“しりとりしましょ はじめは あ”から始まるのですが、見開き1ページで“あ”からスタートし “い”で一旦ストップ。

次のページは“い”からスタートし“う”でストップと続いていくのですが、時には“ん”がついてしりとりが終わることも。
そんな時は“しりとり番犬”の犬が吠えて教えてくれるんですよ♪

 

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しりとりを理解していなくても、繰り返し楽しむことでひらがなに触れ、しりとりの手順を次第に学んでいける絵本です。

あんつぶ
まさにうちの子がそうでした。

 

初めはひらがなも読めなかったので、絵を指差しながら読み聞かせました。

馴染みのある食べものがキャラクターとなって出てくるので、まずは絵で食べものの名前を覚え、それを自分の口で言えるようになりました。
次に名前とひらがながリンクするようになり、“ん”がついたらしりとりが終わりというルールも理解して、自然としりとりを楽しめるまでに…。

 

こちらも愛らしいキャラクターが出てくるのですが、その数の多いこと。
食べものだけでこんなにしりとりが続けられるの~!!
と感心したほどです。

あんつぶ
読み聞かせにはかなりの気合いがいるのでご注意を!(笑)

おみせやさんでくださいな!

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こちらは2016年4月に出版された第3作となる絵本。
いろんなお店やさんで買い物をするというテーマで描かれています。

 

私達の生活に身近な食べものや日用品がキャラクター化され、生き生きと動き回る姿はさいとうしのぶさんの絵本ならではのもの。
そこに今回はなんと「探し絵絵本」の要素がプラスされているんです!

 

まずはどのお店で何を買うのかをチェック。
“~さんでおかいもの 〇に△ くださいな!”

 

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それを次の見開きで探すんですが、これがとってもおもしろい!
子供にはたまらないようで、我が子は必死になって探していました(笑)

他にも謎の招待状やどんぐりがお店に置かれていたり、閉店しているお店があったりと、何度読んでも楽しめる絵本になっています。

 

あんつぶ
招待状はどこ?
なんでお店が閉まってると思う?と問いかけしてあげるのもオススメ!

 

繰り返し読むことで、お店やキャラクターたちの名前を目にする機会が増え、ひらがなに自然と触れることができますよ!

子供が夢中になるその理由とは?

ことばあそびシリーズ3冊に共通しているのは、子供自身が夢中になって自ら絵本を楽しんでいるということ。

あんつぶ
その魅力はどこにあるのでしょう??

愛敬あるキャラクターたち

ひとつひとつのページに人間味あふれるキャラクターたちが登場してきます。
それは食べものだったり、動物だったり、文房具や日用品まで生き生きと絵本の中で動き回っていて、同じものはありません。

細かく丁寧に描かれたキャラクターは子供にとっては宝石箱のようなもの。
それぞれの表情や動きに注目すると新しい発見をすることも!

これは我が家の長男が見つけた「しりとりしましょ!たべものあいうえお」の一場面。

 

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「靴を履いている子と履いていない子がいるよ。なんで??」

なんで?と聞かれてかなり困ったのですが、確かに靴を履いているキャラクターとそうでないキャラクターがいたので、気付いたことを褒めておきました。
しかもよく見てみると、履いている靴にもしっかりと違いがあります!!

あんつぶ
子供ならではの発見ですね!

ページごとのストーリー展開

それぞれのテーマに沿ったストーリーがページごとに展開されているので、どこから読んでも楽しむことができます。

それに加え、探し絵や他ページとのつながりも描かれているので飽きることがありません。
例えば、「おみせやさんでくださいな!」に出てくるお店の時計。
実はページが進むごとに時計の針も進んでいるんです。

 

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他にも、「あっちゃん あがつく たべものあいうえお」に出てくるぎょうざとラーメンが同じお店で食べられていたりと、お茶目な要素もたっぷり♪

ひらがなに自然と触れられる

初めは読み聞かせてもらったり絵を眺めるだけだったのが、繰り返し絵本を開いてひらがなを目にすることで、次第にキャラクターの名前とリンクしていきます。

頭の中で絵とひらがながリンクすることで、

 

「このひらがなはなんて読むんだろう?もっと知りたい!」

 

と意欲がわき、気付いたときにはスラスラと読めるようになっていることも…。

また絵本に描かれているひらがなは、子供の目を引きやすいように上手に強弱がついており、興味を持つ手助けになってくれますよ♪

実際の声を集めてみました!

実際に読まれた方の意見を集めてみました!

https://twitter.com/hota_hotaco/status/585642123749421056

あんつぶ
本当に親子で楽しめる1冊ですよね!!

あんつぶ
絵本を繰り返し楽しむと、次第にひらがなが読めるようになったという声は他にも多くみられました!

あんつぶ
可愛くて美味しそう…その通りです!!

最後に

さいとうしのぶさんのことばあそびシリーズは第1弾が2001年に出版されて以来、長年親しまれてきた3冊の絵本です。

 

さいとうしのぶのことばあそびシリーズ
  • あっちゃん あがつく たべものあいうえお
  • しりとりしましょ!たべものあいうえお
  • おみせやさんでくださいな!

 

どれもこれも愛敬のあるキャラクターが登場し、ページごとに興味を引くストーリーが展開されているのが特徴♪

細かく丁寧に描かれたキャラクターの多彩な表情や動きは子供たちの興味を惹き、探し絵要素も加わって何度も読みたくなる絵本に仕上がっています。

繰り返し絵本を開くことで自然とひらがなに触れられることも人気の一つ。

あんつぶ
ぜひお子さんへの絵本選びに加えてみてくださいね!


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