最近の子は初潮が早い!?
最近の子供たちの中には昔よりも早熟な子供が多くいます。そんな子供たちの中でも特に女の子の初潮が早い子が増えています。
この記事を読んでいるお母さんの中にも不安になっている方もいらっしゃるかもしれません。何か病気が隠れていたらどうしよう・・・なんて一人でお悩みになっていませんか?
いつか来るのは解っているけど、あまりにも早いとやっぱり気になってしまいますよね。そこで今回、調べてみました。詳しい内容はこちらです!
- 初潮が早いのは早発月経!
- 早発月経の原因は?
- 早発月経の治療は?
以上です!それでは始めます!
目次
初潮が早いのは早発月経!
女の子が子供から大人になって行く過程の中で最も大きな変化は生理です。その最初の生理を初潮と言いますが、早発月経はこの初潮が10歳未満で起こることを言います。この早発月経は早発性思春期の診断基準の1つとなっていて、早発月経ということは早発性思春期であるということでもあるのです。
早発性思春期とは
早発性思春期とは第2次性徴が通常よりも早く起こってしまうことをいいます。早発月経もこの症状の1つです。また早発性思春期は大きく3つに分類することが出来ます。
- 真性早発性思春期
- 仮性早発性思春期
- 部分性早発性思春期
早発月経の原因はたくさんある!病気が隠れていることもあるって本当?
早発月経の原因はさきほどお話しした真性、仮性、部分性早発性思春期によっても違います。
また、早発月経は病気が隠れていることもあります。以下で説明いたしますね。
真性早発性思春期が原因で起こる早発月経の場合
真性早発性思春期は70%は特発性と呼ばれる原因不明の症状です。特発性の場合はどんな検査をしても特に問題が見つからないため、不安になるご両親もいるかと思いますがこの場合は自然に収まることも多いようです。
問題になる原因はつぎのようなものです。
- 頭蓋内腫瘍
- 中枢神経性障害
このような場合は治療が必要になります。
仮性早発性思春期が原因の早発月経の場合
仮性の場合は次ような原因が挙げられます。
- 性ホルモン産生腫瘍
- 甲状腺機能低下症
部分的早発性思春期が原因の早発月経の場合
部分性の場合の原因はこのようなものです。
- 一過性のホルモン過剰分泌
これ以外にも早発月経が起こる原因となり得るものはこちらです。
- 身体発育
- 遺伝的要因
- 栄養状態
- 心理的、社会的な原因
- ホルモンバランスの異常
- 卵巣の活性化
- 脳下垂体の腫瘍
- 卵巣、副腎の腫瘍
早発月経の治療法は?
基本的には女性ホルモンを下げる薬やサプリメントを服用することになります。特発性だった場合は治療をせずに経過観察だけの場合もあります。
早発月経の場合身長が伸びにくくなる?
早発月経の子供はエストロゲンの分泌が盛んなため、最初のうちは発育も良く、身長も高いことが多いのですが最終的には低身長になることが多いのです。
これは小柄なうちに骨が成熟してしまうことで身長が伸びる期間が短くなってしまうため、結果的に低身長になることがあるためです。
まとめ
- 早発月経とは10歳未満に初潮が起こること
- 早発月経とは早発性思春期の症状でもある
- 原因はホルモンバランスや腫瘍などがあるが不明なことも多い
- 治療は主に薬剤療法だが経過観察で終わることもある
いかがでしたか?今回は早発月経についてのお話しでした。子供の成長はうれしいものですがあまりにも早いもの心配ですね。もし気になることがありましたら病院を受診してください。