BCGの跡って残るの？他の場所に打つこともできるの？

 

子供の頃っていろんな予防接種があるけれど、BCGは大人になっても跡が残る子もいれば自然と消えちゃった！なんて人それぞれですよね！でも、ずっと跡が残っていると大人になった時に気にしちゃったり、小さい間は見るだけで思い出して泣いちゃう子もいますよね！

ちょっとの判断で跡が残らないようにできたら一番いいですよね！今回はそんな疑問に看護師である友達にいろいろ聞いてきました！

• BCGって跡は残る？
• 跡を消す方法って？
• 腕以外にも打てるの？

これから打つ予定の方、もしくは打って間もない方には是非読んで参考にしてみてほしいです！

BCGの跡って残る？

基本的には残りません！稀に跡が残ってしまう子もいるのは事実です！

ではどうして、跡が残ってしまう子もいるのでしょうか？その理由をご説明いたします。

跡が残る理由

理由は2つです。

 

跡が残ると言われているBCG予防接種は主に「ハンコ型」の注射です。これは、接種跡が化膿することで免疫力を高めるものです！

つまり、化膿することで正しい予防接種ができた証と言うことです。

化膿が繰り返されることで免疫力が高まっていくため、人によってはどうしても何度も化膿を繰り返してしまう事があります。その事で、跡が残る子と残らない子がいるということです。

その他には、かさぶたになった状態で体を洗う際にゴシゴシ洗ってしまったり、痒くて強く掻いてしまった場合に、かさぶたが破れてさらに化膿する事で跡が残ってしまいます。

跡が残ってしまう多くのケースはこの摩擦を加えた事のよるものが多いようです！

打った段階から跡が残らないように注射後は極力触らないようにする事が跡を残さない上で一番良いと言えます！

BCGの跡を消す方法もあるの？

基本的には自然に消えてしまいますが、極端な言い方をするとBCGを打ってすぐの段階から跡を消すことができる手段はありません！よって、すぐに消すことはできる！とは言い切れません。

ですが大人になるにつれて消すことはできます！BCGの跡を消す方法として幾つかの手法が見つかりました！

 

一番多く利用されている手法は、やはり美容外科での専門医による治療です。専門家ですので費用はそれなりにかかりますが、子供が大きくになった段階で跡が気になる！という方には専門医に相談するのが一番です！

赤ちゃんのうちはBCGの注射痕の上からクリームを塗ったりしては、余計に化膿してしまう場合がありますよ！つまり、BCGを打った後に化膿が一旦落ち着いて、かさぶたが自然に取れてからクリームなどは塗るようにしてください！

ではそもそも見えないところに打てば良いだけなんじゃないでしょうか？と思う方もいるのでは？

BCGって腕以外にも打つことができるの？

 

大人になってから美容整形に行けばいい！と、思っていても費用もそれなりにかかってしまいます。そこで見えないところに打てばそもそも跡が残る心配からは救われますよね！

しかしBCGは法律で肩に近い部分の腕に打つこと！と決められています！よって腕以外に打つことはできません！

腕といっても表、裏側と箇所は様々。小児科医によっては「表のここ」と指定される方も多いですが、患者の方からのリクエストがあれば腕の裏側に打つことは可能だそうです。

表面と裏側の違い

表面に打った場合と裏面に打った場合ではどのような違いが出てくるのでしょうか？

＜腕の表面に打った場合＞

• 化膿してかさぶたになっても摩擦がかかりにくいため治りも早く跡が残りにくい！

＜腕の裏側に打った場合＞

• 大人になっても見えにくくはなるが、摩擦がかかりやすい箇所のため治りが遅く余計に化膿しがち。

赤ちゃんの段階で見える見えないにこだわるよりかは、摩擦による負担の少ない箇所にBCGを接種することで結果的に後々跡が残る可能性が低くなります。よってほとんどの小児科では表面に接種することをすすめています！

まとめ

 

うちの子の場合は打って2~3週間は真っ赤に化膿しました。跡が残るか心配でしたがなるべく触らないようにしていたらすっかり綺麗に消えました。親としては跡が残るか残らないか見ていて不安になりますよね！でも安心して下さい。いずれは消えるものです。

もし消えなかったとしても成長していく上でクリームを塗ってあげたり、専門医に相談することで跡を消すことは可能です！

小さいうちからBCGの跡を気にして化膿しやすい箇所に打つことは余計なリスクを背負わせてしまいかねません！ゆったりとした気持ちで親が見守ることで子供の不安も消し去れますよ！

今の段階で跡が気になっている方は是非専門医に相談することをおすすめいたします。