柿は“和”を感じさせる、日本に馴染みの深い果物のひとつです。秋に旬を迎える季節感たっぷりの柿を、離乳食期の赤ちゃんと一緒に楽しみたいですよね。
でも柿っていつから食べさせてもいいのか、気になるところ…。
私も息子の離乳食期に美味しそうな柿を頂いたものの、何カ月頃から食べさせてもいいのか心配になったものです。今回は柿について色々な疑問をまとめてみました。参考になるレシピも紹介しますね。
- 国の「授乳・離乳の支援ガイド」では、果物はおかゆに慣れてから野菜と同じころに加える食材。柿は完熟したものをつぶして、舌でつぶせる固さに慣れる中期(7~8か月)ごろからが取り入れやすい
- 初めて食べさせるときは1さじから。気になる症状が出たら小児科に相談を
- 完熟した柿は小分けにして冷凍できる
離乳食で柿っていつから食べさせてもいいの?
柿はモグモグ期と呼ばれる離乳食中期(7~8カ月)頃から与えるのがおすすめ。モグモグ期は“舌でつぶせるかたさ”が目安です。
国の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳はおかゆから始め、慣れてきたらじゃがいもや人参などの野菜、果物と種類を増やしていくとされています。完熟した柿をなめらかにつぶせば初期の後半から使うこともできますが、すりおろしても繊維が残りやすいので、食べやすさを考えると中期ごろが取り入れやすいですよ(出典: 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)。
柿を食べさせるときは、
- 十分に完熟したものを細かく刻む
- 少し固さが残るものはすりおろす
など、赤ちゃんが食べやすい状態にすることが大切です。

完熟して柔らかいものは、皮と種を取り除いた後はスプーンやフォークなどで簡単に潰すことができます。少し固いものは適当な大きさに切ってからすりおろすといいですよ。
柿の白和え(離乳食中期~)
食べやすい豆腐と柿の甘さで赤ちゃんが喜ぶレシピです。
材料(1回分)
- 豆腐 20~30g
- 柿 1/8~1/4個
- 柿はすりおろし、豆腐は茹でるorレンジ加熱しておく
- 柿と豆腐をまぜれば出来上がり
離乳食の進み具合に合わせて、柿はすりおろしから刻みにステップアップするのもいいですよ♪
レンジ加熱でとろとろ柿(離乳食中期~)
加熱するだけで柔らかくとろとろの柿になります。甘みも凝縮されるので、まるで桃缶のような味わいに…。大人も楽しめる一品です。

- 柿を1cmくらいに切って、耐熱皿に並べラップをかけて加熱(500Wで2分くらいが目安)する。
- 冷めたら出来上がり。食べやすい大きさに切ってから与える。
柿の固さや量、切った厚みなどによって加熱時間を調節してくださいね。
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柿にアレルギーはあるの?
柿を食べさせる際に知っておきたいのが、“柿アレルギー”と渋みの成分“タンニン”です。
柿アレルギー
離乳食で初めて使う食材ではアレルギーも気がかりですよね。柿でもアレルギーが起こることがあります。
柿アレルギーの症状としては、
- 唇・喉にかゆみや腫れ
- 吐き気や下痢
- じんましん
などが挙げられます。果物では、食べてすぐに唇や口の中、喉がかゆくなったり腫れたりする“口腔アレルギー症候群”と呼ばれるタイプが知られています。
国の「授乳・離乳の支援ガイド」では、食物アレルギーの症状として、じんましんなどの皮膚の症状、腹痛や嘔吐などのおなかの症状、ゼーゼーや息苦しさなどの呼吸の症状が挙げられ、いくつかが同時に急に出るときは命にかかわることもあるとされています。

柿アレルギーは赤ちゃんにも起こる可能性があります。食べたあとは、口周りの症状やお腹の調子などに注意しましょう!
柿に関わらずですが初めての食材を与える時は1さじから始め、何かあったときに受診しやすい時間帯(かかりつけの小児科が開いている平日の昼間など)に与えると安心です。アレルギーが疑われる症状が出たら、自己判断で食材を除いたりせず、小児科に相談してください。なお、アレルギーを心配して離乳の開始や特定の食材を遅らせても、予防の効果があるという科学的な根拠はないとされています(出典: 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)。
タンニン
タンニンとは柿に含まれている渋み成分です。口の中で溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなります。甘柿は成長過程でタンニンが不溶性に変化し、渋みを感じなくなっているので離乳食に適しています。
タンニンには鉄分を吸収しにくくする作用があると言われています。国の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、母乳育児の赤ちゃんは生後6か月ごろに鉄が不足しやすいという報告が紹介されているので、柿ばかりにならないようにしたいですね。

ただし、気をつけたいのは摂り過ぎた場合です。柿にはビタミンCなども含まれていますので、柿にこだわり過ぎず、主食・野菜や果物・たんぱく質の食品を組み合わせたバランスのよい離乳食を心掛けましょう。
柿って冷凍できる?
柿は置いておくとすぐに柔らかく熟してしまいますよね。そんな時は冷凍保存がおすすめ!下ごしらえをしてストックしておくと、すぐに使えて便利ですよ。その上、長く楽しめるのでママも赤ちゃんも嬉しいですね。
シャキシャキの柿は冷凍保存にはまだ向きません。ある程度完熟したものがいいですよ。
方法は簡単!
- 熟した柿の皮と種を取り除き、食べやすい大きさに切る
- ラップなどで小分けし、密封できるフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する
- ペースト状にした場合は、フリーザーバッグに入れて薄くのばし、空気を抜いて保存する
離乳食に使う際は、レンジ解凍して与えましょう!冷凍したものは早めに使い切りましょう。解凍すると保存前よりもとろとろした柿になります。そのままの形で与えるのが難しい場合は、パン粥に混ぜたり、ヨーグルトのトッピングにするといいですよ♪
→離乳食の冷凍まとめ!フリージングはママの強い味方♪
完熟した柿を冷凍保存するとシャーベット状になります。解凍して食べる時は、ヘタを切り取ってそのまま中身をスプーンで食べるといい感じ!と評判のようです。
たまたま熟れた柿があったので、月曜から夜更かしでやってた冷凍柿やったら、旨すぎてビビった。手の込んだスイーツみたい。これはすごい。 pic.twitter.com/FdgFWXEhI1
— yositosi (@yositosi) 2014年11月26日
よくある疑問(Q&A)
Q. 初めての柿はどれくらいの量から?
A. 新しい食品は離乳食用のスプーンで1さじから与え、赤ちゃんの様子をみながら量を増やしていくのが基本です(出典: 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)。
Q. どれくらいの固さにすればいい?
A. 生後7~8か月ごろは舌でつぶせる固さが目安です。熟した柿でも繊維が残ることがあるので、最初はすりおろしたり細かく刻んだりしてあげましょう。食べにくそうなときや心配なことがあるときは、小児科や自治体の栄養相談に相談してくださいね。
最後に
柿は秋の味覚がたっぷり詰まった美味しいフルーツです。離乳食期の赤ちゃんと一緒に旬の柿を楽しみましょう!
- 離乳食中期(7~8カ月)頃がおすすめ
- 十分に完熟したもの(固ければすりおろしたもの)が食べやすい
- 柿でもアレルギーは起こり得るので、初めては1さじから様子を見る
- 初めてのときは少量を、病院の診療時間内に与える
- 渋み成分のタンニンは摂り過ぎると鉄分の吸収をさまたげると言われる
- 冷凍保存も可能
我が家でも次男の離乳食期に柿の旬がやってきたので与えてみたところ、気に入ったようでパクパク食べてくれました。固さがある場合はレンジで加熱してとろとろ柿にすると、食べやすくなる上に甘さもアップするのでおすすめです。
ぜひ旬の柿が手に入った際は、離乳食にも取り入れてみてくださいね!
あんつぶ


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