下の子どもが生まれたことで、上の子が赤ちゃんのようになってしまうことを赤ちゃん返りと言います。まだ妊娠中から甘えやグズグズが始まる子どももいます。それほど、子どもの心は敏感で繊細にできています。
年齢差が3歳くらいまでの上の子に、起こりやすいと言われているようですが、この赤ちゃん返り、何か効果的な対策はあるのでしょうか?実は、うちの上の子もどっぷり赤ちゃん返りの時期がありました。
今回は、上の子の赤ちゃん返りについて、症状や対処法、我が家の場合についてもご説明したいと思います。
目次
赤ちゃん返りの症状って?
- おむつがはずれたはずなのにまたおむつを履きたがる
- おっぱいは卒業したのに飲みたがる
- 必要以上にベタベタ甘える
- わがままを言って困らせる
- 怒りっぽくなる
- 夜泣きが増える
あとは下の子を攻撃する、ということもあるそうです。
どうして赤ちゃん返りが起こるの?原因は?
今まで一人っ子生活を満喫し、お父さんお母さんの視線を独り占めしてきた上の子。下の子が生まれることによって、お父さんお母さんを取られたとでも思っているのかもしれません。
赤ちゃん返りすることによって、もっと自分を見てほしい、かまってほしい、という欲求が満たされるかもしれないという本能的な行動なのだと思います。
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赤ちゃん返りへの対処法は?
下の子が生まれるまでにできること
上の子は下の子が生まれることによって、お兄ちゃんお姉ちゃんになりますが、実際に生まれてこないとその実感はわかないかもしれません。
「お兄ちゃんだよ、生まれてきたら一緒に○○しようね。」
「お姉ちゃんだよ、会えるのを楽しみに待っているね。」
そうして、準備をすることでお兄ちゃんお姉ちゃんになるという自覚が少しは出てくるかもしれません。
下の子が生まれてから
下の子が生まれたら、上の子をよくよく見てあげなさい、と先輩ママさんたちはよく言われませんか?私は母に言われました。赤ちゃんのお世話は本当に大変です。でもちゃんと上の子も平等に見てるよ、とお母さんたちは思っているかもしれません。
下の子のお世話の片手間に遊んだりするのではなく、きちんと向き合って遊んであげたいですね。可能なら下の子を旦那さんや実家に任せて思い切り相手をしてあげてください。決してお兄ちゃんでしょ、お姉ちゃんだからを理由にして叱らないであげてくださいね。
赤ちゃん返り 我が家の場合
うちは上の子が5歳のときに下の子が生まれました。下は双子で、出産にあたっては2ヶ月弱入院しました。その間、だいぶさみしい思いをさせてしまっていたと思います。
でも幼稚園にも休まず通っていましたし、5人での新しい生活が始まってからも下の子のことをとても可愛がってくれているように見えました。多少のグズグズはありましたが、それは下の子が生まれるまでにもあったことで、特別な変化は見られませんでした。
家の前であっても、まだ1人で外に出すのは抵抗があったので、仕方なく家でばかり遊ぶうちに、たぶんストレスもたまっていってたんじゃないかと思います。
ある日、お友達が誘いにきてちょっとだけなら、と玄関のドアを開けて外が見えるようにしておくことを条件に、初めて1人で外に出しました。そんな日が1週間ぐらい続いて、上の子もお友達と外で遊ぶことが楽しくて、私も1人で外に出していることに慣れてきてしまっていたのかもしれません。
上の子がお友達のおうちの車に石で傷をつけてしまいました。見ていた近所の方の話だと、たまたま当たったのではなく、故意だった、と。そんなことは初めてで信じられない気持ちの中、上の子を叱り、そのおうちに謝りに行きました。涙があふれてしょうがなかったです。
上の子は、主人となんでそんなことをしたのか、と聞いても「わからない。」と繰り返すだけ。
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さいごに
上の子の赤ちゃん返りは、これ以上ひどくはならず落ち着きましたが、上の子は、年のわりにはしっかりしているほうでしたし、5歳という年齢差を甘く見ていたのかもしれません。
この出来事をきっかけに、出来る限り上の子との時間を作るようにしました。ちゃんと見ていたつもりでも全然足りてなかったんです。
双子の1人でも寝てくれたら、1人は抱っこして外に連れ出し、外遊びにも付き合いました。たまに実家の母に頼んで双子を見てもらい、少しの時間でも上の子と散歩に出かけたりもしました。
赤ちゃん返りがない子もいるかもしれません、また逆にとてもひどい子も。どんな子にもやってあげてほしいことがあります。1日に1回以上ギュッと抱きしめて、大好きだよと言葉で伝えてあげてください。