うつ病と聞くと大人が発症する症状だと思っていませんか?最近ではそのうつ病、子供でも発症するんです。驚きですよね。

ママ
そういえばうちの子、反抗期でもないのに感情的になったりするんだけど…これってもしかしてうつ病なのかしらっ?

先輩ママ
親としては子供のうつ病ってとても気になりますよね。今回は子供のうつ病について症状や治療法を調べてみました。

目次

増えてきている!子供のうつ病の症状とは?

子供のうつ病、最近増えつつある精神疾患です。子供のうつ病はいじめや家庭の事情など様々な理由で発症するのですが、その症状も様々です。

頭が痛い、おなかが痛いなど体にあらわれる症状だけでなく、やる気がでないなど、心にあらわれる症状があります。また場合によっては両方の症状が出ることもあります。

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体にあらわれる症状

  • 睡眠異常
  • 理由もなく体重が減っていく
  • 食欲がなくなる、または食べ過ぎてしまう
  • 腹痛・便秘
  • 頭痛
  • 胃の不快感
  • 熱が出る

などの症状が出ます。身体的症状は単に体調不良だと思われ見逃されることも多くなっています。

心にあらわれる症状

  • 集中力の低下
  • 動くのがおっくうになる
  • 大好きだったものに興味がなくなる、または手放してしまう
  • 引きこもりがちになる
  • イライラする
  • 急に成績が落ちる
  • 死を考える

などがあります。精神的症状では悲しんだり落ち込んだりするだけでなく、それとは逆にイライラしたり攻撃的になったりすることもあります。

また自分は誰からも必要とされていない、愛されていないと自分を責め自殺を考えるようになるなど深刻な症状も心配されます。

うちの子うつかもしれないと思ったら?病院は何科を受診する?

自分の子がはっきりとした病気でもなさそうなのにいつもと違う様子が窺えたら、もしかしたらうつ病かも?と心配しますよね。そういう時には早めに病院で診察して貰うのが良いのですが、きっと何科を受診したらいいのか困ってしまうのではないでしょうか?

ママ
確かに、子供のうつ病って何科で受診すればいいのか分からないわ…。
先輩ママ
児童期のお子さんなら小児科で、思春期以降のお子さんなら精神科を受診すると良いでしょう。

小児科でも精神科でも検査や診断方法は同じです。しかし、初期の段階だとうつ病かどうかの判断は難しいので、経過を見守っての判断という事もあるようです。

子供のうつ病は医者やカウンセラーとしっかり相談して

子供のうつ病の治療法は?

子供のうつ病を治療する方法は大人のうつ病と殆ど同じです。

精神療法

一番重要なのは精神療法で、うつ病特有の考え方や気持ちの整理をしていきます。医師やカウンセラーと話をして、前向きな気持ちになれるように少しずつ治療をしていく事が大事なので決して急がない事が大事です。

うつ病は改善されても再発する可能性があるので、長期にわたってカウンセリングを続ける事になるでしょう。焦ったり急かしたりせず、家族が一緒になってゆっくりと見守っていけば改善されますよ。

学校を休ませるなどの休養

うつ病が分かったら、子供を休ませてあげることが大切です。何も手に付かない状態だと学校も休ませることになります。もちろん学校だけでなく塾や習い事なども休むなどできるだけ子供のまわりからストレスがなくなるようにしたいですね。ゆっくり休んで元気になったらまた学校に行けば何ら問題はありません。

ですがここで大切なのは「学校を休むと授業が遅れる」「学校を休むことで迷惑をかけている」などマイナスの考えを持たせないようにすることです。まだ勉強などに対して意欲が残っている場合は、通学しながらの治療も可能ですので、そこの見極めも必要になってきます。

また学校を休む、ということは親だけでなく学校、ご近所、友達など周りの理解も必要になってきます。ご近所やお友達などに正直に話しすぎる必要はありませんが、学校とはしっかりと連携を取るようにしましょう。

薬剤投与

そして大人のうつ病と同じように、でも治療をします。うつ病には抗うつ剤がありますので、抗うつ剤を中心に精神安定剤睡眠薬などを投与します。
子供のうつ病、改善されたらまたこんな笑顔が見られますよ!

子供がうつ病に!親ができることは?

病院で子供がうつ病と診断されたら、親として出来る事を探すのではないでしょうか?一番そばにいるのが親なので、しっかりと子供に寄り添っていきたいですよね。その為にはどうするか?

  1. まずはじっと待つ。「いつでも助けられる」という事を子供に伝えて、あとは子供から話をしてくるのを待つ事が大事。
  2. 話をしてくれたら最後まで聞くに徹する。決して口を挟んだり、否定を口にしてはダメ。
  3. 話終わったら褒めて認めましょう。

 

子供は共感をしてくれる相手や自分を認めてくれる相手には、子供なりに精一杯の言葉で伝えてくれようとします。その事を褒めたり認めたりする事で子供は自分と向き合う事が出来るようになり前向きに頑張ろうとし、その結果うつ病の改善に繋がります。
医者やカウンセラーと相談をして、子供にベストな対処が出来るようにするのもオススメです。

さいごに

  • 子供のうつ病の症状には身体的症状と精神的症状がある
  • 児童期の子供なら小児科で、思春期以降の子供なら精神科を受診すると良い。診察はどちらも同じ内容
  • 治療法は休養や薬剤投与・精神療法があり、長期での治療が大事
  • 子供がうつ病になったら、まずは子供から話しを切り出すまでじっと待つ事から。話が出来たら褒めて認めていき、少しずつ前向きになれるような環境作りを

うつ病は風邪などの完治しやすい病気と違い、とても難しく長期治療が必要です。発症したら子供も親も、少なからずショックだし辛いのではないかと思います。

しかし、その事を親はしっかりと受け止めて、でも共倒れにならないように息抜きはしながら長い目で治療を受けさせる事が大事ではないかと今回の記事を書いてて思いました。



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