赤ちゃんが成長するにつれてぐずぐずが増えたり、抱っこをせがまれたり、目が離せなくなったりと大変ですよね。
でも家事や他の用事もしなくちゃいけない。
そんなときは「おんぶ」がとっても便利ですよ!
私も8カ月になる次男の後追いが激しいので、家事や上の子をお世話するときは絶賛おんぶ中です。
でも、おんぶっていつからできるのでしょうか?特に一人目のお子さんなら気になるところですよね。
そこで今回は赤ちゃんのおんぶっていつからできるのかを中心にまとめました。
目次
赤ちゃんのおんぶはいつからできる?
おんぶ専用のものの場合
首がすわった頃、つまり、生後3~4カ月からおんぶをすることができます。
昔ながらのおんぶ専用のものは頭あてが付いているものが多く、首がすわりたての赤ちゃんでも使用できるようです。
生後3~4カ月の赤ちゃんの首すわりはまだまだ不完全で、首に手を添えずにタテ抱きするとぐらぐら揺れてしまいますよね。おんぶをして首が横や後ろに垂れている状態は、赤ちゃんにとって楽な姿勢ではありません。
頭あてが付いていない場合は自分でしっかり首をコントロールできるようになってからがよさそうです。
抱っこ・おんぶ兼用のものの場合
これは、メーカーによって様々ですが、生後4カ月頃から9カ月頃からおんぶをすることができます。
抱っこ・おんぶ兼用のものはメーカーによっておんぶができる時期が様々なのですが、こちらも首が完全にすわったのを確認してから使用したほうがより安心ですね。
私は長男のときからエルゴ(抱っこ・おんぶ兼用のもの)を使っておんぶ育児をしています。ちなみにエルゴは生後6カ月からおんぶが対象となっています。エルゴでのおんぶは少しコツがいるので、私は6カ月過ぎからおんぶにチャレンジしました。
いつからおんぶをするかに悩まれているということは、恐らく初めての子育てだと思います。おんぶもちゃんと(毎日)するのは初めてではないでしょうか。
おんぶのやり方は?
おんぶって実は奥が深いんですよ。おんぶ紐の種類や、おんぶのやり方も様々なのでママと赤ちゃんに合ったおんぶスタイルを見つけましょう。
おんぶ紐がない場合
少しコツがいりますが、バスタオルと長い紐(4mくらいのもの)があればおんぶができます。妊娠時に腹帯に使っていたさらしがあれば、これ一本でおんぶができます。
step1 2つ折りにしたバスタオルに紐を通し、バスタオルを赤ちゃんの背中にあてます。(さらしの場合は3つ折りにして背中にあてます)
step2 赤ちゃんの左右の脇の下から紐を通し、赤ちゃんの胸の前でギュッとひとつにまとめます。まとめた部分を持ちながら赤ちゃんをママの背中に乗せます。
step3 しっかり背中に乗ったことを確認したら、紐をママの左右の肩から胸へとおろし、胸の前で2、3回クロスさせます。
step4 クロスした紐を赤ちゃんの太ももとお尻の下に通した後、ママのおへそ辺りでしっかりと結びます。
この方法をマスターしておくと災害時や緊急時におんぶ紐がなくてもおんぶが出来るので、ぜひ試してみてください。私もいざという時のためにさらしでおんぶを練習しようと思います。
おんぶ紐を使う場合
おんぶ紐を使うと安定感が増して、ママも赤ちゃんもより一層安心しておんぶができます。特にママへの肩や腰の負担を軽減することができます。
おんぶのやり方は選んだおんぶ紐によって詳細は異なりますが、大体は広げたおんぶ紐に赤ちゃんを乗せ、赤ちゃんが落ちないように背中に乗せた後、バックルを止めたり、紐を結んだりすることで固定します。
私の場合エルゴを使っておんぶをしていますが、エルゴのHPに載っていたおんぶのやり方は私には難しそうだったので自己流でおんぶをしています。
簡単に紹介しますね。
step1 ソファにエルゴを広げ、赤ちゃんを乗せます。
step2 私もソファに浅く腰かけ、赤ちゃんの足を広げた状態で腰ベルトを装着します。
step3 リュックを背負う要領で肩ベルトを背負い、胸の前でバックルを止めます。立って微調整をして完成。
この方法だと赤ちゃんが落下する心配がなく、初めてでもスムーズにおんぶすることができました。
おんぶ紐の選び方は?
おんぶ紐は大きく分けて2種類あります。
- おんぶ専用のもの
- 抱っこもできる兼用のもの
それぞれに特徴があるので、目的に合ったものを選びましょう。
おんぶ専用のものの特徴
- 首がすわった早い時期から使用できるものが多い。また、頭あてがついているものもあるので、寝てしまっても安心。
- 高い位置でおんぶができるため、肩越しから赤ちゃんがママの行動をよく観察できる
- 日本人の体型に合ったつくりになっている
- ママの胸の前で紐がクロスした状態になるので、見た目が気になる
抱っこ・おんぶ兼用のものの特徴
- 腰で支えるので体への負担が少ない
- 胸前で紐がクロスしないので外出時にも使いやすい
- おんぶ専用のものに比べて赤ちゃんが低い位置でおんぶされているため様子が分かりにくい
赤ちゃんがまだ小さい(3-4カ月)うちは、見た目がきになるとはいえ、おんぶ専用のものを使いましょう。4カ月以降は、場所や用途に応じて使い分けるのもありですね。
おんぶってどれくらいの時間すればいいの?
赤ちゃんの機嫌が良く、ママの体への負担が少ないうちはたっぷりおんぶ育児を楽しんでください。
気持ちよく寝てしまった場合はそのままおんぶでもいいですし、そっとおろしてベッドで寝かせてあげてもOK。
赤ちゃんが足をバタバタさせたり、ぐずぐずしたらおろしてほしいサインです。赤ちゃんにもママにも負担にならないように気を付けましょう。
おんぶ育児のメリットは?
おんぶ育児のママのメリットは?
両手があくので家事や他の用事ができる
おんぶの最大のメリットですね!赤ちゃんをあやしながら家事をすることができます。
上の子のお世話など赤ちゃんを抱っこしたままではしにくい用事も、おんぶをすることで可能になることが増えます。
おんぶ紐を使用すれば赤ちゃんをおんぶしたまま、自転車に乗ることもできます。(前抱っこの状態では禁止されています。)
- 赤ちゃんが疲れてきたらおんぶをやめる(長時間のおんぶは避ける)
- 赤ちゃんがけがをしないように気を配る(例えば調理中では炒め物や揚げ物の際の油の飛び跳ねに注意が必要です。
また赤ちゃんが少し大きくなると、周りのものに興味を示してママの背中から手を伸ばしていることがあります。)
赤ちゃんとスキンシップができる
おんぶの状態で赤ちゃんをあやしたり、声掛けをすることで普段とは違ったふれあいを楽しむことができます。また、赤ちゃんの温もりを背中で身近に感じることで「母としての実感や愛着」がさらに沸くことでしょう。
抱っこより体への負担が少ない
人は背負う(おんぶ)のほうが荷物の重さを体の中心で支えることができ、その際に使用する筋肉が抱っこをする際に必要になる筋肉よりも強い、というように体型が設計されているようです。
おんぶ育児 赤ちゃんへのメリットは?
視界が広がり好奇心が増します
抱っこひもなどで前抱っこをしていると赤ちゃんの視界のほとんどをママの胸で遮ってしまいます。おんぶの場合、赤ちゃんはママの肩越しに周りを見渡すことができ、視野が広がって知的好奇心を育むことができます。
さらにおんぶをされていると、ママが行動したことをあたかも赤ちゃん自身が行動しているように感じるようです。
ママにとっては何気ないひとときも赤ちゃんにとっては普段とは違う新鮮で楽しい時間であり、同時に、情報を認識し吸収する学習時間になっています。
姿勢・運動神経・情緒の発達につながる
おんぶの場合、赤ちゃんのお尻を支えるだけなので抱っこの場合と違って赤ちゃんの動きを遮ることがありません。また、赤ちゃんは自分で色々な情報を得ようとママにしがみつき、立とうとする姿勢をとります。これが赤ちゃんの良い体づくりにつながります。
さらに赤ちゃんは背中を通じてママの鼓動やぬくもり、また動きに合わせた振動を感じることで安心感を得られるようです。ぐずぐずの解消に役立ちますね。
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最後に
特に一人目のお子様の場合、いつからおんぶができるのかって、気になるところですよね。
- おんぶ紐専用のもの:生後3-4カ月から
- おんぶ・抱っこ兼用のもの:生後4カ月以降(メーカーにより異なる)
と、抱っこ兼用かどうかで使える月齢が違うということでした。
友達が赤ちゃんを3カ月でおんぶしているのを見て、抱っこ紐兼用ものでご自身のお子さんに3ヶ月でおんぶなんてことはないようにしましょう。
また、おんぶ紐を使わないおんぶの仕方、おんぶ紐の選び方、おんぶ紐を使うメリットについてもお話ししました。自分に合ったおんぶ紐を見つけて、ぜひおんぶ育児をスタートしてみてくださいね!
あんつぶ