今夜も両手で子供たちの腕枕をしながら肩をトントントン…。長男と次男、今日はどっちが先に寝てくれるかな~?と添い寝しながら、私もついつい夢の中へ。
ハッ!と気付いた時にはもう真夜中、むしろ朝方の時も。
添い寝をすると子供の寝息やぬくもりで一緒に寝てしまうことってよくありますよね(笑)。
“子供たちが安心して寝つきが早くなる”という理由から我が家では寝かしつけの方法として添い寝をしていますが、成長に伴って“いつまで添い寝を続けたらいいの?”と考えるようになりました。
でもひとり寝っていつごろから?どうやってさせるの??
と、疑問に思うこともたくさんありますよね。そこで今回は、
- 添い寝はいつまで?
- ひとり寝デビューのポイントは?
についてまとめてみました。
目次
知っておこう!添い寝のメリット
“添い寝は愛情を伝えられる行為の一つ”と言われています。窒息の危険がある時期を除いて乳幼児期に添い寝で過ごすことが、親子間の愛情をぐんぐん深めてくれます。
触れあう肌で信頼関係を築く
添い寝をすると、肌と肌が直接触れ合ってお互いのぬくもりを感じ取ることができますよね。言葉を持たない低月齢の時期はこの肌の触れ合いがとても大切です。
言葉の代わりに肌でコミュニケーションを取り、お母さんやお父さんとの信頼関係を築いていきます。そして成長につれて、その効果を言葉のスキンシップでも補えるようになります。
この肌のコミュニケーションは母親にとっても効果抜群!我が子への愛おしさが増して、育児の楽しさを感じやすくなります。
肌と肌が触れ合うことで母性が刺激され、癒やし効果や精神安定効果のある育児ホルモンの分泌が活性化されます。産後のうつ予防にも、添い寝やおっぱいをあげるといった肌のスキンシップは効果があると言われています。
寝つきがよく、情緒の安定につながる
添い寝をすると一緒に横になって子供に安心感を与えてあげることで、寝つきが良くなることがあります。また、子供の脳が急速に発達する時期に安心感を感じながら過ごすことが、子供の情緒安定につながるようです。
我が家の長男も赤ちゃんの頃は眠りが浅く音に敏感ですぐに目覚めたり、抱っこで寝かしつけてもベッドに下ろした途端に目を覚ましたりと寝かしつけに苦労していました。そんな時に活躍したのが添い寝。
腕枕をして優しくトントンすると寝つくのが早くなりました。またはずみで起きてしまうことがあっても、横に寝ている私の存在に安心して自然に寝入ってくれます。それからというもの、我が家は長男も次男もずっと添い寝をしています。
子供の変化に気づきやすい
添い寝をすると子供の変化に気づきやすいというのもメリットですね。子供の息遣いや体温、その様子などを直接感じ取ることができるので、何か問題があればすぐに対応してあげられます。
ただし、添い寝の際には
- 窒息や転落に配慮した寝具を調える
- うつ伏せにしない
といったことに注意し、子供に危険が及ばないようにしましょう。
添い寝はいつまでOK?
答えはNO。あまり長く添い寝を続けると、子供の自立心が育ちにくくなるんです。
自立心が育たないとすぐに親に頼ってしまい、人を気遣う心や責任感、自制心などこれから生きていく上で必要な力も育ちにくくなります。自力で厳しい環境を乗り越えてこそ自立心が芽生え、育っていきます。
ひとり寝はその第一歩。親から離れてひとりで眠るのは、子供にとってすごく勇気のいること。その緊張や恐怖を乗り越える経験を重ねることで、自立心が促され成長につながっていきます。
3歳~4歳までが目安のひとつです。3歳~4歳までは感性の発達が著しく、互いに寄り添う添い寝スタイルは親子間の愛情や信頼を深めてくれますが、それ以降は知性が発達していく時期になります。
実は知性の発達は自立心と密接に関わっており、自立心が育つことで新しい仲間や環境に適応しやすくなります。また、場と状況に合わせた行動を考えるといった自我も育ちやすくなるようです。
とはいえ、3歳~4歳を過ぎたからといって必ずしも添い寝を辞めなければならない、というわけではありません。あくまでも目安であり、家庭の事情やお子さんの様子に合わせて添い寝の期間が長くなっても問題はありません。
ただし、自立をスムーズにするためには遅くても小学校の高学年くらいにはひとり寝デビューをさせてあげられるといいですね。
どうやってひとり寝デビューさせたらいい?
いざひとり寝と思っても、どうやってデビューさせたらいいのか悩みますよね。子供にとっては勇気のいるチャレンジ、できる限りサポートしてあげたいものです。
ひとり寝を促すタイミング
デビューを促すタイミングはいくつかあります。
デビュー日を決める
ひとり寝デビューの目安は4歳~5歳を過ぎればいつでもとなっていますが、そのデビュー日を子供と相談して決めるのもおすすめです。
デビューの成功例にはお誕生日や引っ越しを機にひとり寝を始めたというお子さんも多いようです。
部屋や寝具を用意する
ひとり寝のための部屋や、ベッド・布団といった寝具を用意するのもいいですよ。自分専用の部屋や寝具ができることで、デビューへのモチベーションも高まります。
きょうだいデビュー
兄弟姉妹がいる場合は一緒にデビューを促してみても…♪ひとり寝に不安なお子さんでもきょうだいが一緒ならチャレンジできるかもしれません。
またきょうだいだけで親から離れて眠ることは、お互いに頼り合える関係が育まれ絆を深めてくれます。
ひとり寝サポートの仕方
すんなりひとり寝できる子もいれば、そうでない子もいますよね。そんな時は優しくサポートしてあげましょう。
慣れるまでは添い寝もOK
慣れるまでは添い寝をしてあげてもOK。ただし寝つくまでの間だけにしましょう。
“離れて寝ているけれど変わらず大切に思っているよ”という気持ちが伝われば、子供に安心感が生まれ1人で眠りにつける日も必ずやってきます。
無理はしない
子供が1人で寝る事が辛そうな場合や、環境や場所が非日常なときは、厳しくせずに一緒に寝てあげましょう。無理をする必要はありません。
相棒をつくる
一緒に寝る相棒をつくってあげるのもおすすめです。好きなキャラクターのぬいぐるみでもいいですし、お気に入りのまくらでも構いません。ひとり寝の力強いサポーターになってくれることでしょう。
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最後に
我が家で何気なく習慣化していた添い寝でしたが寝つきがよくなるばかりか、親子間の愛情を深めたり、子供の情緒安定につながったりと多くのメリットがありましたね。
ですが長く添い寝を続けていると、子供の自立心が育ちにくくなることもあります。3歳~4歳までの添い寝を目安とし、それ以降はひとり寝デビューへと導いてあげることも大切です。
- ひとり寝は自立心を促し知性の発達へ繋げていく
- 遅くても小学校の高学年くらいまでにはデビューさせるとよい
- デビュー日を決めたり、ひとり寝用の部屋や寝具を用意する
- 絆を深められるきょうだい寝デビューもおすすめ
- 慣れるまでは寝つくまでの添い寝もOK
- 無理はしない
- 一緒に寝る相棒をつくる
親から離れて寝ることは、子供の自立心や社会性を育てるために必要な一歩。寂しい思いをお互いに抱くこともあるかと思いますが、成長過程の一つとして優しく見守り、サポートしてあげたいものですね。