子供のトラブル、心配ですよね。でも、親とは言え当事者ではないので、何処まで介入して良いのか?その見極めは結構難しいです。
うちは息子が小学校の時に、友達に怪我をさえ、わざとではなかったものの、親が介入したことでトラブルが大きくなり、皆が嫌な思いをしたことがあります。
今回はそんな子供同士のトラブルについて、
- どんなトラブルがあるのか
- 対処方法
を例を挙げながらご説明し、中には親が介入することで更なるトラブルを招くこともあるので、そういったことも合わせてお話ししたいと思います。
目次
よくある子供のトラブル
子供のトラブルは年齢により変わります。そして、成長に伴い複雑なトラブルに発展する場合もあります。
幼稚園・保育園児の場合
- おもちゃの取り合いから暴力に発展
- 口喧嘩からなるトラブル
- 意見の違いから、別な友達もを巻き込む仲間外れ
- 好きな先生や友達を取り合う独占欲からなる幼児特有のトラブル
- 遊んでると、ふざけてる、いじめてるの違いがはっきりせず、受け取り方で大きなトラブルに・・・などなど
幼稚園や保育園の場合だと、自由時間など先生の目が届きにくくなるタイミングで起こる事が多いです。まだしっかりとした自分の意思を言葉にする事が出来ず、イライラして手や足が出てしまい怪我をするケースに発展する場合もあります。
また、4月生まれの子と3月生まれの子では、園児の場合、同じ学年でも体格差や力の差、知能差がかなりあります。そういったことで、本人は傷つけているつもりはないものの、小さな子からしたら、ちょっと当たっただけでも転んでしまい、それを大きな子が暴力を振るったと取られるというトラブルも多いんです。
小学生の場合
- 物貸し借りから発展するトラブル
- 意見の相違から言い合いになるトラブル
- 自慢や僻みからなるトラブル
- 登下校中の態度などから発展するトラブル
- 暴言からなるトラブル・・・などなど
小学生になると、子供だけで遊んだりする機会が一気に増えます。先生や親からの目が届かない場所で起こるトラブルが増えてくるのも小学生に入ってからだと言えます。
また、小学生ではおもちゃ(ゲーム類)など、持ってる子と持っていない子がいたり、放課後の遊びの中や会話の中から仲間外れとなったりするトラブルも多くあります。
ちなみに、うちの場合、ふざけてお友達を怪我(擦り傷)をさせ、その場で子供同士は謝り、仲直りをしていたものの、教師が間に入り、片方だけが悪かったように親に伝えたことで、責任問題など・・・親同士のトラブルにも発展し、学校行事のたびに顔を合わせづらくなるといったことがありました。
中・高生の場合
- SNSが原因でのトラブル
- お金の貸し借りでのトラブル
- 見た目や個性を尊重出来ない事から発展するトラブル
- ちょっとした言い回しを勘違いした事から発展するトラブル
- 意見の相違から発展するトラブル
- 妬みや嫉妬から発展するトラブル・・・など
中学生や高校生になってくると、スマホを持つ事が増えてきてそこでトラブルに発展したりする事があります。また、自由に使えるお小遣いが増えてくるのでお金の貸し借りをしたりする事でトラブルに発展する事もあります。
またこの頃になると、親にも隠し事をするようになることから、裏で何をやっているのか分からず、問題が大きくなったり、理由もないいじめが起こることもあります。
親がどう対処する?
幼稚園・保育園児の場合
保育園でちょっとトラブルっぽい芽が見えた。悩み悩んで、とりあえず1週間観察して、五歳児からそれとなく聴き取りして、まとめた報告を担任にあげといた。まだ軌道修正可能だから良かった。どこまで親が介入するか、自分の子供時代が昔過ぎて難しい(´・_・`)
— やーや@怪獣の母 (@yayatomaritori) June 14, 2016
子供同士のトラブルに親が介入するのってどうなんだろう??幼稚園児だからと言っても、、、うーん。。
— さとうくま (@amakuma_chan) November 29, 2014
幼稚園や保育園児での場合は一番親が介入しやすいですが、だからと言って何でも介入して良いという訳ではありません。まずは子供の言葉に耳を傾け、目撃者(見ていた友達)や幼稚園や保育園の先生からも話を聞くなどしてみると良いですね。
小学生の場合
放課後、第三者がいない場合ならトラブルになっている親と情報交換をしたり、子供同士に食い違いがないかを確認します。何が原因でトラブルに発展したかが分かれば、仲直りのきっかけを見つける事が出来ますよ。
また、トラブルが起こってから解決まで、時間をかけず、起こったトラブルはその場で子供に解決させるよう教えるのが1番です。
中・高生の場合
中高生になってくると、子供は自分を正当化して自分は悪くないという言い方をしてくるなど、言葉や知恵も大人と同等になってきます。話を聞く事は大事ですが、子供の言い分だけを全て、鵜呑みにしてしまうのも微妙です。被害者だと思っていた我が子が実は加害者だったという事も中にはあります。
また、ある程度年齢が上がってくると、親に全てを話す子は少なくなります。親が知らない悩みを抱え込み、自殺という最悪の結果を導いてしまうことにもつながります。そんな最悪な結果が起こってからでは遅いんです。
いつもと違った子供の様子にいち早く気付くことで、大きな問題になる前に、親が立ち入ったり、第三者を交えて話し合いを持つことで、解決へ導ける場合もあります。
共通するポイントは子供の気持ちにはしっかり寄り添う事です。しかし、全ての年代において、泣いている方が被害者とは限りません。初めから決めつけるのではなく、正当評価することです。子供と一緒になって相手の子の悪口を言わないようにする事、イーブンな立場に親は立つことも大切です。
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親が介入しない方が良い場合もある
子供同士でのトラブル、どうしても親が介入したくなる気持ちはあります。しかし、逆に親が介入しない方が良いという場合もありますよ。
幼稚園・保育園児の場合
子供のトラブルに、うちの子の言い分だけ聞いて、親が介入するのはよくないって言われた。もうどうしよう。今晩、よく考えよう。
— emita (@EmiTGC) December 19, 2013
幼稚園や保育園の場合、園内で先生が気づき、先生と子供同士で話し合いをしたりして既に園で解決し、その後に親に報告・・・という場合も多いので、済んだ事に親が介入しない方が良いです。
また、トラブルが園内の出来事の場合は、先生に報告をするようにしましょう。その場にいなかった親が口を出すよりも、解決策を先生が導いてくれている場合もあります。
小学生の場合
https://twitter.com/yu_ki02/status/730242070762246145
@keiheart33 教育熱心な母が多くて公園デビューとかありそう(^_^;)
親が介入し過ぎると子供に問題解決能力がつかないから、子供のためにならないよ
以前にあったトラブルも母が介入しなければたいしたことなかったかも
子供って、親より柔軟だし意外とあっさりしてたりするよ— でめきんちゃん⭐️転職して資格の勉強中😆 (@SDemekin) April 6, 2015
なんか子供の喧嘩に親は介入すべきか否かっていうのをやってるんだけど、結局はそれ親同士のトラブルをどう解決するかって悩みじゃないの
— ももせ (@momosemochi) February 4, 2016
小学生に上がると、親同士の繋がりも多くなってくるので介入してしまったばかりに親同士のトラブルに発展する場合もあります。
小学生になると時間が掛かっても、子供が悩み考えて答えを導きだせるようになります。むやみに介入するよりは、学校での出来事はその場で解決させる力、(謝る勇気・許す勇気)を子供自身に学ばせる必要もあります。
中・高生の場合
子供同士のトラブルに親が介入するのは子供の年齢にもよるし、トラブルで生じた怪我(心因性も含めて)の度合いによると思うなぁ……
ただ、子は親を見て育つから
攻撃的だったり暴言を言ってしまうなら親は(お手本)としてなるべく正しい人でいて欲しいね。— ゲスいヒイチ@一升かやっぷな下僕 (@hiichi3megane) May 13, 2016
中高生になってくると、親に介入して欲しくないと思う気持ちが多くなってきます。親が介入した事で「親離れ出来ていない」「マザコン」とそれがいじめに繋がる事もあります。
親は子供の相談相手となり、子供の息抜きの場を作ってやり、子供の様子を見ながら生活に異常が出たり、相談を受けたりしてから動くというのも手段の一つです。
しかし、全ての年代で、子供だと伝わりにくい謝罪の気持ちを相手に伝える時などは、親が介入すべきでしょう。また、相手に大きな怪我を負わせたのに、親が知らんぷりではいけません。加害者となった場合は、被害者の立場になり、親が頭を下げる事も時には必要です。
さいごに
- よくある子供のトラブルは保育園児から高校生まで様々
- 子供のトラブル、その場で解決させ、長引かせないのが1番
- 子供自身に謝る勇気・許す勇気を持たせる事も大切
- 加害者となった場合、被害者の立場になり、親が介入し、子供と共に謝罪する事も必要
子育てをしていると、いつかどこかで何かしらのトラブルに出くわすことは必ずと言っていいほどあります。子供が成長すると介入するべきかどうかの判断も難しくなってきます。
しかし、トラブルが原因でいじめへと繋がり、最悪の結果となることを多くニュース等で目にすると、「もっと早くに解決できなかったのか?」「親が介入すべきだったのではないか?」という事も感じてしまいます。
これが正解!という答えが誰にでも当てはまるものではないため、難しい問題ですが、しっかり我が子を見つめ、子供の小さな異変に気付く親でありたいですね。