BCGの経過！赤くならないけど大丈夫なの？

今回はBCG接種後の経過に関して

• 接種後の経過の流れ
• 赤くならないけど大丈夫？
• 再受診した方が良いケースはどんな時？

私も当時は分からないことが多く、不安に感じていた一人です。接種前に知っておくことでママの不安が少しでもなくなればいいな、と思い今回の記事を書きました。ママが不安に思うところを一緒に勉強していきましょう。

BCG後の経過とは？

BCGを接種した後はその経過をよく観察しておくように言われます。これは結核の予防接種としてとても大切であること、そして副反応がある注射だからです。

BCGの経過の流れとしては6段階に分かれます。

正常な副反応の経過

1. 当日。。。くっきりとした丸い形と18個の針の痕があります
2. 翌日。。。赤みが増してきて副反応の症状が出てきます
3. 2~10日前後。。。赤みは引き、針跡があまり目立たなくなってきます
4. 10日~4週間後。。。徐々に膨らんできて盛り上がってきます
5. 4週間後以降。。。膿が見えて副作用の1番ピークがやってきます。膿や炎症を起こし始めますが40~50日前後で治ります
6. 3ヶ月後以降。。気にすることもないくらい綺麗になります

赤く腫れ上がった後に糸を引くらい膿が出たり、ものすごく痒がったりと見ていることしかできないママは不安でいっぱいですよね。でもそれも4週間前後を経過したくらいがおそらくピークになります。

では経過中に起こるその他の副反応としてはどんなものがあるのでしょうか？以下の症状が起きる場合があります。

経過中に起きるその他の副反応

この副反応は絶対的に起きるものでは無く、場合によっては深刻化してしまうことがあるのでしっかり頭に入れておきましょう。

赤くなる、化膿する、かさぶたができる、などはBCGでは一般的に見られる正常な反応です。

しかし稀にこの反応が3日以内（1週間から10日の場合もある）に起きる場合は「コッホ現象」の可能性も考えられます。コッホ現象が出た場合にはかかりつけの医師に相談してください。

あまりにも反応が大きすぎる場合はかかりつけの医師に相談してください。軽い症状の場合はいずれもほとんどが自然治療で治ります。

では私の友達のように全然赤くならなかった！というお子さんがいらっしゃいます。赤くならなかった場合は再検査が必要なのでしょうか？

BCGの跡が赤くならないけど大丈夫？

通常BCGを接種すると接種箇所が赤くなる副反応が見られます。赤くならないということは抗体が反応していないことが考えられます。ただし、正常な場合でも跡が出ない（赤くならない）場合があります！

跡が消えても大抵はまた2~3週間経つと跡がわかるような子供はたくさんいます！経過を見ていくうちにBCGの正常な反応を見られれば問題はありません。すぐに赤く反応する子どももいれば、跡が見えづらい子もいます。

受診したほうがいい目安は？再接種になることもある？

無反応だった場合、考えられるものは「免疫がつかなかった可能性がある」ということです。しかし、全く反応がなくても免疫がしっかりついている場合があります。その他にも生まれつきに免疫がつかない方もいます。

それを見極める方法がツベルクリン反応による確認です。昔は小学校などでは義務的に行われていた検査でしたが、現代においてはその義務はなくなりました。

ですので、無反応だったから免疫がついているのか不安という方は、自腹で小児科にてツベルクリン検査を行ってもらう必要があります。

必ずBCG予防接種が再接種になるのか？というと、そうではありません。そこは医師の判断に従ってください！

再受診の時期

基本的に予防接種後2~3週間しても無反応の場合、医師に相談するといいでしょう。ツベルクリンはBCG予防接種後の半年〜1年後に検査する小児科が多いです。

関連記事：BCGの跡って残るの？他の場所に打つこともできるの？

まとめ

 

いかがだったでしょうか？何もかも初めてのママにとっては予防接種一つとっても不安が山ほどですよね！

子供が10人いたら10通りの症状があるくらいの大きな気持ちでゆっくり経過を観察していきましょう。

少しでも疑問が生じたり、不安を感じたら小児科に電話で相談してみるといいですし、大きくなった時の記念にもなるように観察日記をつけてみるのもいいですね。そうして少しでもママ自身が一つずつの出来事を楽しんでいかなければ子育てをする中で気疲れしてしまいます。

大丈夫！あなただけではありませんよ～。私も電話しまくっていた一人ですから！みんな初ママさんは同じです！

不安なことがあっても、まずはママが落ち着いてあげましょうね。