妊娠初期に出血することがあります。
私も突然出血し驚いたことがあります。出血ということは、流産になったのかと思い泣きながら産婦人科に行きましたが、必ずしも出血イコール流産、というわけではないようでした。
とはいえ、妊娠初期の出血はとても不安なものです。そこで、妊娠初期の出血について調べてみました。
目次
妊娠初期の出血、鮮血が出る原因は?
茶色い血は出血して時間がたっている血ですが、赤い血は出血してすぐの血です。赤い血が出てくるということは、今も胎内のどこかで出血が続いているということになります。
鮮血が出る理由としては、
- 流産や切迫流産の兆候
- 内診や経膣エコーによる刺激
- 子宮と胎盤の成長速度の差
などがあります。
内診やエコーの刺激や、子宮と胎盤の成長速度の差などは赤い出血でも多くはありませんが、切迫流産・流産の兆候の場合は、大量の出血と痛みや張りが伴います。
妊娠初期の出血、茶色いおりものが出る原因は?
茶色いおりものは酸化した血で、すでに出血は止まっているものです。
赤ちゃんがおなかの中で大きくなる際に、子宮内の毛細血管が切れて出血することがあります。また子宮の成長に胎盤が追い付かず、端っこが少しはがれてしまうこともあります。そんな時の少しの出血が子宮の中を伝っておりものとして出てくるのです。
茶色や茶褐色、赤褐色など茶色がベースで量が少ないものなら心配はありません。
妊娠初期の出血、こんな症状があれば注意しよう!
妊娠初期の出血で恐ろしいのは、やはり流産です。
流産の兆候には出血の他に、おなかの張りや痛みを伴うことが多いものです。
茶色いおりものでも、おなかが痛い、張っているという場合は産婦人科を受診しましょう。
赤い、ピンクなどのおりものも出血が続いている危険な状態です。
妊娠初期の出血は流産のサイン?そうじゃない場合もある?
出血は流産の兆候ですが、出血が必ず流産に結びつくものではありません。また出血が起こると流産しかかっている「切迫流産」と診断されることもありますが、本当に流産になってしまうのは少数派です。
出血には「赤ちゃんの成長に伴って一時的に起こるもの」と「流産した赤ちゃんを外に出すもの」の2種類がありますが、どちらのタイプの出血なのかは症状から見抜くことはできないのです。
ほとんどの出血が安定期に入ると落ち着きます。16週以降も出血が続く場合は胎盤位置異常の可能性があります。
最後に
私も妊娠初期に真っ赤な出血が続きましたが、5か月を過ぎると落ち着いてきました。今考えると、子宮と胎盤の成長のズレによるものだったのかもしれません。もしそうなら、赤ちゃんの成長に伴って一時的に起こるものであり、流産の兆候ではなかったわけですが、それでもすごく不安でした。
出血が必ずしも流産に結びつくものではないのです。もちろん自己判断はよくないので、特に赤い血が出た場合は産婦人科を受診し、医師の指示に従うことが大切です。
出血があって不安に思っている方の参考になれば幸いです。
by 武藤はづき