仕事の都合とはいえ、急な単身赴任、困りますよね。
我が家も昨年から、主人が単身赴任をすることになりました。
準備に追われ、あっという間に引越し当日を迎えましたが、子供は5歳と小学生。
下の子はまだ小さいため、きちんと理解できていませんでした。
全く影響なかったなんて人、もともと家にお父さんがいないことが多かった方以外、ほとんどいないでしょう。
やっぱりそうですよね。
どんな影響があるのかしら?
また、どうしたらいいのかしら?
こんな悩みを持つ方に向け、今回は単身赴任が子供に与える影響について
- どんな影響がある?
- 乗り越え方
を、子供が小さい場合と小学生以上の場合に分け、説明したいと思います。
目次
単身赴任が子供にどんな影響を与える?【小さい子の場合】
- 情緒不安定になる
- 男の人が怖くなる
情緒不安定になる
今までいたお父さんがいなくなると、まだうまく理解できない小さな子は、不安になります。
すると、「どうしてお父さんがいないの?」
と、口に出せる子はまだいいものの、寂しさをうまく表現できないと
- 泣く(夜泣き)
- おねしょ
- 爪かみ
など、精神的な要素が現れるようになります。
少しでも寝てくれましたか?うちも旦那が単身赴任のとき不安定に子供がなって寝てくれなくて私も夜な夜なドライブしたりずっと抱っこしてたり、開き直って朝まで一緒にDVD観たりなんて日々がありました。今では中学生😊あとになれば懐かしいですが。。。少しでも一緒に寝てくれてますように✨
— mignonne mika (@mika_pooh0516) 2017年7月6日
この方のところは、眠れなくなったんですね。
確かに、とくに夜寝る時間になると、寂しさもつのるようです。
男の人が怖くなる
いつも側にいた男の人がお父さんだけだと、その男の人に恐怖心さえ覚えるようになります。
すると、大きな声さえも怖がるようになり、おどおどとしてしまい、お父さんが帰ってきた時にはお父さんのことさえも怖がったり近づかなくなるようになります。
ちなみに、うちの下の子は、主人がいなくなった翌日から急におねしょをするようになりました。
おねしょなんて1年以上しなかったため、母親である私の方もびっくりで、本人もしてしまったことにびっくりして泣いてしまうことも。
単身赴任が子供に与える影響は?【小学生以上の場合】
小学生以上だと、父親が単身赴任になったということ自体は理解できます。
ただ、頭では理解できていても、心のどこかで整理のつかない部分があるのです。
- 母親に反抗的な態度をとってしまう
- あまり喋らなくなる
- 甘えられなくなる
- 弟や妹に当たってしまう
反抗的な態度
とくに男の子にとって、同性である父親の存在は絶大です。
女の子の場合でも、異性である父親の存在は精神面にとっても重要ですが、反抗期を迎えた際にどこまで激しく反抗していいかも分からぬまま、
- 口を聞かなくなったり
- 物に当たったり
勝手な行動をとってしまいがちです。
それが、帰ってきた時の父親にあたるのではなく、普段家にいる母親に当たることが多くなってしまいます。
あまり喋らなくなる
言いたいことはあるのに、
- 言って母親を困らせたくない
- たまに帰ってくる父親に心配かけたくない
など、ちょっと大人ぶった考えを持つようになってしまい、結果言いたいことを言わずに黙ってしまう・・・というようなことがあります。
甘えられなくなる
父親が普段いない分、自分がしっかりしなくちゃと、急に子供の精神面が成長します。
ただ、まだまだ甘えたいことだってあるはず。
そうした気持ちを素直に出せず、愛情不足的な感じにもなってしまいます。
弟や妹に当たってしまう
上記のようなことがあってからなのもありますが、自分の持って行き場のない気持ちが積もり、結果自分より立場の弱い弟や妹に冷たく当たってしまうようになります。
14,15,16歳は子供が急激に大人になる時期。この時期に不安定な生活になると一生影響すると思う。親は気をつけないとね〜 この頃の転職、引越し、単身赴任はリスキー。
— クガッタ (@kugotta) 2015年5月18日
確かに、思春期の反抗期にぶつかっちゃうと、母親一人では対処できないことも出て来ます。
うちの上の子も、行く前から単身赴任でいなくなることは理解していました。
ただ、頭では分かってはいるものの、心では分かっていないというか・・・「パパはどうせ家にいないから」という考えから、今まで以上に文句(不平不満)を母親である私だけにぶつけるようになりました。
今までは、主人にもぶつけ、その時々で解決していたのに、たまに帰ってくる父親の前ではそういった不満をぶつけない・・・本音を言わなくなったんです。
そして、親の見ていないところで、弟をいじめたり・・・そうやって自分の平常心を保ってるようでもありました。
ということですよね。
単身赴任の乗り越え方と対処法!【小さい子の場合】
- こまめに連絡を取り合う
- 定期的に父親が帰宅する
- 外に連れ出す
といったことが必要になります。
こまめに連絡を取り合う
電話を頻繁にするでもいいんですが、小さい子の場合は、しばらく会わないと父親の顔を忘れてしまいます。
SkypeやLINEなど、無料アプリを利用し、テレビ電話をするだけでも違います。
父親の存在を日々意識させるというわけです。
あと少しで関東の自宅へ到着。明日から単身赴任の初出勤だ。明日の準備して、早く寝るとしよう。子供らにテレビ電話してからね。
— かずやん (@temaes) 2012年3月26日
これは、父親にとっても心の支え、癒しになるようですね。
定期的に父親が帰宅する
一度会うと、「次はいつ会えるの?」
という気持ちが募ります。
そのため、「あと何日寝たらお父さんに会えるよ。」
など、子供自身に理解させることが必要です。
そして、会えた日は思いっきり抱きしめてもらい、スキンシップをとってもらいましょう。
外に連れ出す
父親に会えない間は、気分を外に向けることも必要です。
思いっきり体を動かし、気持ちもスッキリさせることで、ストレス解消にもなりますからね。
うちの下の子は、LINEで頻繁にテレビ電話をして、父親の存在を意識できるようになり、「あと○回寝たら帰るよ。」
という言葉に楽しみを見出し、おねしょをしなくなりました。
たったこれだけで違うんです。
単身赴任の乗り越え方と対象法!【小学生以上の場合】
- 父親とのコミュニケーションツールを持つ
- 帰って来た時は、父親と二人の時間を作る
- 家族で過ごす
というようなことが必要です。
父親とのコミュニケーションツールを持つ
- 電話
- メール
- 手紙
なんでもいいんです。
母親が介入しないところで、父親に本音を話せることが重要で、それによって自分の中にモヤモヤを溜めずに済むようになります。
帰って来たときは、父親と二人の時間を作る
定期的な帰宅ももちろん重要ですが、その際に子供と父親、二人で過ごす時間を作ることも重要です。
- 父親と目を合わせる
- 会話をする
- 日々のことを報告する
二人でコミュニケーションを取ることが、電話やメールではできない時間のフォローにもつながります。
家族で過ごす
- 家族で餃子などを作る
- 家族でドライブする
- 家族でトランプをする
など、家族全員を含めた時間を過ごすことで、家族の温かみ、楽しさを再確認できるのです。
「やっぱり家族っていいね」
「お父さんまた帰って来て、一緒に過ごそうね」
など、家族の良さを子供に理解させることで、安心感も出ますし、気持ちも優しくなれます。
週末は子供二人を単身赴任先に連れてきて一泊した。
夕飯に行った先で「今日はとーちゃんちにお泊り?かーちゃんちに帰るの?」と聞かれて、どうにも離婚して別居している夫が子供と面会しているみたいな感じな気がして「かーちゃんちもとーちゃんちだけどな」という謎フォローをしてしまった。— gnj (@tekiiro) 2017年9月19日
父親の方に遊びに行くという手もありますが、やっぱり子供は家族全員で過ごしたい気持ちもあるんですよね。
上の子は、普段父親と電話をするのを嫌がりますし、子供自身が携帯を持ってるわけではありません。
なので、たまに私の携帯を渡し、「○○だけど、パパ今何してるの?」
など、何気ないメールをするようになり、連絡が取れたことに繋がりを感じられるようになったようです。
そして、帰宅時は二人でバッティングセンターに行ったり、公園でキャッチボールをしたり、二人でコミュニケーションをとることで、子供も父親もスッキリできるようになりました。
また、家族ではトランプやUNOをやる時間を設ける他、餃子を皆で一緒に包み「自分が包んだのはこれだ、パパのが一番キレイな形してる」
などと感想を述べながら食べることで、喜びも見出せるようになり、「またやろうね」
と、次の楽しみも出て来ましたよ。
このように、何気ないことをするだけで、子供の心もスッキリしたようです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
何が正解で、何が間違いということはありません。
その家族なりの楽しみを見いだすことが、子供のストレス解消にもつながりますし、父親自身、そして母親自身の気持ちの穏やかさにもつながります。
- 父親も一人での慣れない生活が大変
- 母親も父親の分まで一人で頑張らないといけなくて大変
ですが、子供達だって気持ちの面で大きな変化に対応できず大変なんです。
そんな気持ちを親が理解し、フォローすることで、精神面を安定させてあげることは可能ですよ。
また同時に、父親は離れて暮らしているけど、家族のため(自分のため)に頑張ってくれているんだということを理解させることも重要でしょう。
父親が頑張っている分、自分も頑張らなくては、という気持ちにもなりますからね。