子育てをしていると、大なり小なり、「イライラ」してしまうこともありますよね。
その1つとして、子供が寝ないことで困っているママは多いようです。
ホント、困ってます。
どうして寝てくれないのかしら?
私も同じ経験が・・・
そこで、私が経験し学んだことや小児科の先生から聞いた情報など、伝授するわね。
うちの子、全然寝てくれなかったんです!
一生懸命寝かせようとすればするほど寝てくれなくて、ホント、悩んでいました。
そこで、健診のとき小児科医に相談してみると・・・
なんと!
「子供が寝ない理由は親にもあるかもしれませんよ。」と、いわれました。
はじめは、「そんなはずは・・・」と、すぐには受け入れられませんでしたが、話しを聞くと反省することも。
一体なにがいけなかったのか?
そこで今回は、子供が寝ないことに関して、
- その理由(小児科医のアドバイスなど)
- 対策
- 体験談
- 年齢別の睡眠時間
などを紹介しますね。
小児科医からのアドバイスなどをシェアし、「子供が寝ない理由」のわかる手がかりになればと思います。
また、私自身の経験もお伝えし、寝かしつけがストレスとなり、「イライラ」しているママたちの参考になれば幸いです!
目次
子供が寝ないことでイライラ!その理由は?
その理由が知りたいのですが・・・
まずは、「寝る前の子供はどんな気持ちか考えたことはありますか?」
実はこれ、小児科の先生にいわれたことなんですが・・・
先生のあげられた例には、以下の様なものがありました。
- まだ遊び足りない!
- なんだか寂しい!
- パパやママにもっと聞いてもらいたい話がある!
- パパとママみたいに一緒に起きていたら楽しいことがあるかも!
このような気持ちが残っていれば、「まだ寝たくないよ!」となる気持ちも理解できそうです。
つまり、この気持ちが「子供の寝ない理由」になるのですね。
この「子供の欲求」を満たしてあげることが、子供を寝かせるうえで大切になるのよ。
それでは、どうするのか?
答えはいたってシンプル!
安心させ、話を聞いてあげるだけでいいんです。
これは親のするべき対応ですね。
しかし、子育てはなにかと大変で、時間に追われることも。
ついついこのような「子供の欲求」に答えることを見落としがちに・・・
その点を先生は指摘されたようです。
つまり・・・
「子供の欲求をちゃんと満たしてあげていますか?」
「子供の気持ちを考えるようにしていますか?」
このような精神面でのケアが出来ていないことは親の責任であり、子供の眠らない理由でもあるんですよ。
と、先生は伝えたかったのだと思います。
寝てくれることばかり考えて、「子供側の気持ち」まで考える余裕をもっていませんでした。
精神面からのケアが大切ですね。
ここまでは、精神面からの「寝ない理由」でしたが・・・
「寝ない理由」には、基本的な生活習慣ができていないことが原因となっていることも。
そこで、どのような基本的生活習慣に問題があるのか
- 幼児
- 小学生
で違う点なども交えながら紹介します。
夜更かし・朝寝坊
夜遅くまで起きていれば、朝起きるのがツラクなりがち。
また、起床時間が遅いと、必然的に夜眠くならないので夜更かしとなります。
小学生になれば、遅刻や不登校へつながる可能性もでてくるかもしれません。
不規則な食生活
人間の体内時計は、「食べる」という行動からも影響を受けやすいのです。
そのため、「食べる」行動が不規則だと体内時計が狂いやすく、寝る時間にも影響する場合があります。
入浴時間
子供は体の中の体温(深部体温)が高いと寝つきにくくなります。
お風呂に入ると深部体温が上がるので、寝る前に入浴するとなかなか寝つけない原因に。
逆にいえば、深部体温が下がることで眠くなる、ということになりますね。
昼寝
子供が幼児のうちは、お昼寝も大切な睡眠時間です。
しかし、お昼寝の時間帯が遅すぎたり、時間が長すぎると、夜の寝つきは悪くなります。
また、小学生になると、学校から戻ってきた夕方ぐらいに疲れて寝てしまうことも。
そうすると、夜寝る時間がかなり遅くなってしまうこともあります。
運動不足
幼児だと、親の都合などで外出する機会が少ないと、必然的に屋外で遊ぶことが少なくなります。
また、体力のありあまる小学生になると、日中少し動いたぐらいでは疲れないことが多いです。
寝る直前まで興奮するようなことをしている
テレビやスマホなどによる人工的な光は、脳が興奮して睡眠に影響し、体内時計を調整する「メラトニン」の分泌もおさえてしまいます。
今は、小学生でも夜遅くまでスマホ触っていて、寝るのが遅くなる子供も増えているようです。
また、夜やりがちなパパとの戦いごっこ遊びなども、脳を興奮させてしまい眠れなくなります。
以上、考えられるおもな原因を紹介しましたが、あてはまるものはあったでしょうか?
それでは次に、「どうすれば寝てくれるようになるか」、その対策を紹介します。
子供が寝ない時の対策を紹介!
精神面でのケア
パパやママとのスキンシップは、子供の精神面を安定させます。
安心感や心地よさを感じることができれば、子供の心は落ち着き、
「眠っても大丈夫だ!」
「パパとママがそばにいてくれる!」
と、安心して満たされた気持ちでいると、眠りへとつながっていくものですよ。
寝つけないことに、本人が一番悩んでいることも多いです。
それなのに、親から「早く寝なさい!」と、イライラ感まるだしでいわれると・・・
子供にとっては大変なプレッシャーとなり、もっと眠れなくなっているかもしれません。
そこで、
「眠れないならムリに寝なくても大丈夫よ!」
「横になっているだけでもいいのよ。」
こんな子供の気持ちによりそった言葉をかけることで、気持ちが軽くなり眠れるようになることもありますよ。
気になる口コミも紹介しますね。
仲良く出来たら良いね😊
ママがイライラしてると子供もわかるみたいなの。
娘が寝なくてイライラしてて、姑に託したら瞬間寝てしまった様子を見て凄い反省したのを思い出すな😅
今は思春期で反抗期。
私、今も悩んでます😅— ✼~tears~✼ (@tears034963) 24 October 2018
イライラは悪循環を引きおこすだけですね。
お子が寝なくてイライラして、寝ないなら向こうの部屋行く!って出たら大泣き。
でも、子供だって眠れない時もあるか…て思ったら急に切なくなって、泣き止んだ後は、二人でお喋りすることにした。
お子はニコニコ、いろんな話をしてくれた。— きりきり (@kirikiri2238179) 5 July 2018
子供の気持ちを思いやること、忘れないようにしたいです。
早起きを心がける
朝の光をしっかりあびると、体内時計が多少ずれてしまっても、1日のリズムを整えることができます。
夜、理想の時間に眠れるためには、夜早く寝ようとするよりも、早起きを心がけることが大切です。
決まった時間になったら、子供のためと思い、強制的に起こしましょう。
規則正しい食生活
規則正しい食生活も、実は睡眠の質をあげることにつながるのです。
遅い時間の夕食は、早く寝ついたとしても消化する前に就寝することになり、睡眠の質がさがります。
夜遅くなる場合でも、早めに夕食を摂る工夫が必要です。
夕方にお風呂に入る
早めにお風呂に入り温まった体温をさげることで、眠りにつきやすくなります。
寝落ち防止には、夕食前のお風呂がオススメ!
夕食後も眠くなる時間帯なので、お風呂に入らず中途半端にうとうと寝てしまうことも防げます。
どうしても就寝前にお風呂となる場合は、体を拭く程度にした方がよい睡眠につながりますよ。
運動不足解消
外遊びなど元気に体を動かすことは必要不可欠です。
体を動かすことで自然と疲れ、眠りにつけるようになってきます。
幼児の時期は、草むしりや洗濯物干し、掃除など、お手伝いをしてもらうことも運動不足解消につながりますよ。
小学生になると、なんらかのスポーツクラブなどに入り、運動量を増やすのもオススメです。
昼間はしっかり光を浴びる
「日中適度な光を浴びて、夜はなるべく光を浴びない」ことを意識するのは大切です。
昼間によく光を浴びると、夜間に体内時計を調整する「メラトニン」がしっかり分泌されます。
- 昼間は明るいところで思いっきり遊び
- 寝る前はなるべく光を落としてゆったり過ごす
これを習慣化することで、体のスイッチが切りかわりやすくなりますよ。
これまでの生活習慣を振り返ってみて、できそうなことからはじめてみましょう。
最初から完璧にではなく、ムリをしないで生活リズムを整えていくことを心がけてくださいね。
私の経験も紹介!
私が寝ない子供への対策として考えた方法は、「子供と一緒に寝てしまうこと」です。
はじめは「寝たふり」をしていましたが、私の場合は子供と寝落ちが多かったので、だんだんと「一緒に寝ちゃえ!」に移行していきました。
そのため、夜に自分の時間を確保するのはやめて、朝に移行することにしたんです。
そして・・・
まず一緒に寝る前に、1日を振り返ってから、絵本タイムをとっています。
まだ子供が小さいうちは、「今日○○○をしたね!」の声掛けに相づちをうつ程度。
しかし、言葉が増えてくると、子供の方から「今日こんなことがあったね!」と伝えてくれるようになりました。
そうやって少しでも子供に向きあう時間をもったことで、子供の情緒が安定し、眠りに早くつけるようになったと思います。
うまくいかないこともありますが、「そんな日もある!」と気楽に構えることで、イライラが減り悪循環にはおちいらなくなりましたよ。
ホント、心に余裕をもつことの大切さを実感しています。
子供の睡眠時間に目安ってあるの?
子供にとって睡眠は重要な意味があります。
一旦眠れば必然的に深い眠りがあらわれますが、問題は睡眠時間です。
新生児(1~2ヶ月) | 10~18時間 |
乳児(3~11ヶ月) | 10~13時間+昼寝 |
幼児期(1~3歳) | 12~14時間 |
4~6歳 | 10~13時間 |
6~12歳 | 10~11時間 |
13~18歳 | 8.5~9.5時間 |
新生児・乳児(10~18時間)
生まれてすぐは、体内時計が出来あがっていない時期になります。
短い周期で寝たり起きたりを繰り返すことで、長い時間睡眠を確保。
3ヶ月頃から、1日のリズムに慣れてくると、起きている時間も長くなります。
1~3歳(12~14時間)
「朝起きて夜寝る」という、基本的な生活リズム(体内時計の基本)を作る時期です。
睡眠時に分泌されるメラトニン(睡眠習慣をつくるホルモン)が、一生のうちでも一番活発な時期。
睡眠時間をしっかり確保し、メラトニンで睡眠習慣を作るのが、この時期において大切な役割となります。
4~6歳(10~13時間)
保育園や幼稚園に通うため、定時に起きるなど毎日の睡眠リズムを作りやすくなる時期です。
就寝までのステップが形作られる時期なので、おかしな習慣がつかないように気をつけてくださいね。
また、ムリにお昼寝をさせると、夜の寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするので避けましょう。
6~12歳(10~11時間)
睡眠不足や生活の夜型化が懸念される年齢です。
この年代に必要な成長ホルモンを出すため、意識して10時間は睡眠を取るようにすることが必要。
睡眠不足は体の成長を妨げるだけでなく、学習能力や意欲、記憶力などの低下、感情の制御にも影響をあたえます。
13~18歳(8.5~9.5時間)
小学生の頃に比べ、生活スタイルがさらに多様化し、不規則になりがちです。
不規則な生活が習慣づくと、夜の睡眠に影響をおよぼします。
どの年代でも、十分な睡眠を取ることが大切なことがわかりますね。
しかし、睡眠は大切ですが、ただ眠ればよいというわけではわりません。
- 夜の睡眠時間が、9~12時間とれている
- 午後7時~午前7時までの間に睡眠をとっている
- 入眠、起床時間は日によって60分以上ずれがない
お子さんの年齢によっては難しい場合もあると思います。
ムリをしてそれがストレスとなれば意味がありませんので、少しずつでも改善出来るように意識してみてくださいね。
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まとめ
子供が寝ない理由として・・・
- 親子間のコミュニケーション不足
- 毎日の生活習慣が乱れている
子供の寝つきをよくする対策として・・・
- 子供と十分にコミュニケーションをとり、安心感をあたえる努力
- 早起きにはじまり、生活リズムを整える
子供が夜眠ってくれないとイライラするのは・・・
「親もやりたいことがある」、こんな場合も多いのではないでしょうか?
そう考えると、かなり自分本位なことですよね。
もちろん、子育ては大忙し!
日中にできなかったことを「子供の眠っている時間にしたい!」と、考えるのは当然のこと。
しかし、子供の寝ない理由や原因が前よりはわかった今。
「子供が寝れな理由は自分にも責任があるかもしれない。」
「子供自身が眠れないことに苦しんでいるのかも。」
などのように、子供の気持ちに寄りそうことを忘れないでくださいね。