乳歯に虫歯ができているのを見つけてしまった!!という時、とてもショックですよね。私も、娘が2歳になったころ、2本の前歯の真ん中に小さな穴が開いているのを見つけてしまいました。

添い乳で寝かしつけをしていると虫歯になりやすいと聞いていたので、仕上げ磨きは特に念入りにしていたつもりなんです。しかも前歯なんて、とても磨きやすいですから、丁寧に磨けば虫歯になりにくいだろうと思っていました。でも、できてしまったんです。なので、歯医者さんに相談に行ってみました。

すると、まだ乳歯なので、治療は必要ないけれど、しっかり歯を磨くようにと言われました。そして、フッ素塗布をしてもらい、家でも一日に一回フッ素を塗るようにと言われ、家でもフッ素を塗っていました。

虫歯の原因は虫歯菌によるものなので、一旦虫歯ができるとその虫歯菌が他の歯にも感染してしまうことで、さらに虫歯が増えてしまうんです。さらに歯の質が弱い人や虫歯菌が出す酸を中和してくれる唾液が少ない人はさらに虫歯になりやすいというわけです。

そんな場合に虫歯の予防として有効と言われているのが虫歯の進行止めです。そんな虫歯の進行止めサホライドの効果や安全性などについてまとめてみました。


目次

乳歯の虫歯の進行止めサホライドとは?

乳歯の虫歯の進行を止める処置ができるのはご存知ですか?私は娘が虫歯になった時は知らなかったのですが、最近になって知りました。

ママ Aさん
サホライドって何ですか?

先輩ママ Bさん
虫歯の進行を遅らせる薬です。

サホライドとは

主成分がフッ化ジアンミン銀で、殺菌作用と虫歯抑制作用がある薬です。この薬を虫歯に塗ることによって、虫歯の進行を遅らせることができます。
ですが、デメリットとしてサホライドを塗った部分に銀が沈着し、黒くなってしまうのです。そのため、前歯の虫歯の場合ですと、笑った時に真っ黒な部分が見えてしまうので、躊躇するというママも多いんです。
サホライドには銀イオンが入っているため、その銀イオンが酸化することで黒くなるのです。

haisha

ただ、乳歯の虫歯は特に進行が早いので、しっかりと進行を止めておかないと痛みが出るほどの虫歯にまで進行してしまうことになりかねません。特に小さいうちは歯医者さんが怖くて椅子にすら座ってくれないとか、泣き叫んで治療ができないことも多いですよね。

うちの娘もそうでした。「おしっこ~~~!」と叫んでトイレにいって出ようとしなかったり・・・。

そうなるとどんなに虫歯が痛くても治療できなければ、もっと可愛そうなことになりますよね。治療できたとしても、歯医者さんへの恐怖心が植えつけられ、トラウマになることも・・・。そんなことを考えると、やはり見た目はともかくサホライドを塗って永久歯に生え変わるまで進行を抑えておくことで、痛い治療をせずに済みます。

うちの娘は、少し歯が溶けているというだけだったので、フッ素塗布だけでなんとかなりましたが、進行してしまっている場合はフッ素塗布だけでは厳しいようです。

サホライドの効果は?

ママ Aさん
サホライドは本当に効果があるんですか?

先輩ママ Bさん
初期の段階であればかなり効果があります。

削らなければならないほどの虫歯でなければ、サホライドを塗って、毎日の歯磨きをしっかり行うことで進行を止める効果は実証されています。ただし、虫歯がかなり進行している場合は、虫歯部分を削り取ってからでないと効果は小さくなってしまうようです。

ただ、怖がって削れない場合などの場合、何もしないよりはよいので、削れるようになるまでのつなぎとして使う場合もあります。

サホライドは安全なの?

ママ Aさん
サホライドの主成分、フッ化ジアンミン銀って安全なんですか?直接歯に塗るものなので心配です。

先輩ママ Bさん
サホライドは賛否両論の意見があります。

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虫歯予防によく使用されるフッ素ですが、摂りすぎるとよくないと聞きますね。サホライドもフッ化ジアンミン銀という名の薬剤が入っています。フッ化ということはフッ化物ということで、あまりよくないのではないかと思ってしまいます。

実際、フッ素入り歯磨き粉や歯科医でのフッ素塗布は体によくないと言って避けているという人もよくいますね。では、実際どんな害があるのかというと下記のような感じになります。

急性中毒

一度に多量のフッ化物を摂取した場合に、吐き気や嘔吐などの症状が出ます。体重1kg当たりフッ化物2mg以上摂った場合に急性症状が現れることがあります。普段、フッ素入りの歯磨き粉を使ったりフッ素塗布をするくらいの量では急性中毒にはなりません。

慢性中毒

海外では飲料水にフッ素が添加されているところもあり、長い年月をかけて少しずつ体内に入れていた場合や、高濃度のフッ素塗布などで歯の表面のエナメル質が白くにごって見える斑状歯という症状が出ることがあります。他にも骨硬化症、糖質代謝障害、脂質代謝障害、がん化促進、脳神経障害とも関連しているという情報もあります。

フッ素塗布がよくないと言われているのはそういった中毒になる可能性があるからでしょう。ただ、使用量を守れば安全だという意見もあります。虫歯ができてしまって、治療も怖がってできず・・・といった場合にはサホライドを塗って永久歯に生え変わるのを待つ、治療ができるようになるまで待つという手段として選択するのもありかもしれませんね。

まとめ

  • 乳歯の虫歯の進行止めにはサホライドが有効
  • 治療を怖がる子供が治療できるようになるまでのつなぎとして使うことが多い。
  • フッ化物が入っているが、多量には使用しないため、体への影響は少ないと思われるが賛否両論である。

musiba

乳歯の虫歯は、仕上げ磨きでしっかり防げます。でもあごが小さかったりして歯の隙間が狭かったり、添い乳などで卒乳が遅くなってしまった場合などは虫歯になりやすいですね。
小さな子供でもデンタルフロスでの仕上げも必要なようです。毎日は無理でも時々フロスで仕上げをすると虫歯の予防と進行を止めることもできます。

初期の虫歯であれば、うちの娘のように歯科医でのフッ素塗布をしてもらったあと、歯磨きの仕上げに塗布する家庭用のフッ素を使ってみるのもいいかもしれません。うちの娘は虫歯と判明したあと、半年くらいの間、家でフッ素塗布をしていて、その後フッ素塗布をやめてもほとんど進行しませんでした。

子供のフッ素塗布っていつから始める?しなくてもいい?

こちらも参考にしてみてください。

フッ素を使って治療するか、サホライドで虫歯の進行を止めるか、初期の虫歯であれば、そのまま甘いものを控えて歯磨きを徹底して様子を見るか・・・。お子さんの虫歯の状態にもよりますが、いろいろと総合的にどれが一番メリットがあるのか考えて治療を選択したいですね。

byももまま



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