神社というと、初詣やお宮参り、七五三、厄払いなど何かと節目節目にお参りに行くことの多い場所ですが、正しい参拝方法ってご存知ですか?
私は、神社に行くと心が洗われるような気がして、いろいろな神社に行くのが好きで、近所の神社以外にも、旅行先などでも見つけると寄ってお参りをしたくなります。
ですが、そんな神社で願い事をしてはいけない?!とも聞いたんですが、本当のとこはどうなんでしょう?
今回は、神社に関して
- 願い事はしていいの?いけないの?
- 効果的な祈願の方法は?
- 正しい参拝方法
以上についてご説明したいと思います。
目次
神社で願い事をしてはいけないって本当?
願い事をしてはいけない
神社仏閣への願い事、というのは基本「自分のため」に願い事をしてはならない、という。むしろ「自分が憎んでいる者、自分のライバルである者、自分を蹴落とそうとしている者」の幸せを願わなくてはいけない、という場合もある。大抵「自分(と身内)のための願い」は、神様は決して叶えてはくれない。
— ぴっぴ@あいか (@kaleidevoiceok) March 18, 2016
神社は神頼みしてはいけないしご利益や見返りを求めてはいけないし願い事する場所でもなく感謝と宣言をして気分をリフレッシュするための神聖な場所です。
— なかじまこうへい (@krillillillin) February 23, 2016
「努力なしで願いはかなわない」
「神社は元々何の神様か決まっているので、その神社に参ったことでその願い事をせずとも意味をなす」
願い事をしても良い
東霧島神社
境内から本殿へ続く道にある…
鬼が一夜にして石を積み上げて作り上げたとされる「降り向かずの坂」上る時決して振り向いてはいけないという。願い事を唱えながら上りきると願いが叶う坂…
め――――っちゃキツカッタ(≧▽≦) pic.twitter.com/SoM37mdjZ2— よんちゃん (@yoko_vw) January 4, 2015
神社では個人のお願い事をしてはいけないと思い込んでいる人が多いようですが、そんなことはありません。ただし、伊勢神宮は日本と世界の幸せを祈る場所なので、個人の願い事は控えた方が良いでしょう。
— スピリチュアルカウンセラー三浦亜明弥 (@miuraamiya) November 4, 2010
「神様はすべての人に平等なので、願い事をするのは個人の自由」
「絵馬にこういう願いのみを書きなさいという決まりはない」
神社での効果的な祈願の仕方は?
- 雑念を捨てる
- 神様に対し敬神の念を伝える
自分勝手な願いをするのは不謹慎ではないか?とも思われる人もいるかと思いますが、そもそもそういう考えこそが人間の考える考えであって、神様はそういう概念を持っておらず、不謹慎どうのこうのという判断は人間の作りだした考えに過ぎないようです。
なので、「信じる者は救われる」という言葉のように、いらぬ雑念は捨て、神様に対し「お参りさせて頂きます」「お参りさせて頂きありがとうございました」と敬神の念を伝えることが大切なようです。
関連記事)七五三 神社のお参りの作法とは?どこにお参りする?
神社での基本的なお参りの作法を知ろう!
- 鳥居をくぐる
- 参道を歩く
- 身体を清める
- 賽銭を入れる
- お参りする
- お礼を述べる
- 参道を歩く
- 鳥居をくぐる
鳥居をくぐる時
鳥居をくぐる際は、軽く会釈してからくぐります。そこからが神社という神聖な場になるので、サッと衣類の乱れを整えておきましょう。
参道を歩く
真ん中は神様が通る道とされるため、端を歩くようにしましょう。
身体を清める
手水舎が参道の脇にあると思います。そこは手を洗ったり、口をゆすいだりして、身体を清める場所です。これは魂も清めるという意味があるんですが、順序があります。
- 右手で柄杓を持って水を掬う
- 左手に水をかける
- 柄杓を左手に持ち替え、水を掬う
- 右手に水をかける
- 右手に柄杓を持ち替え、水を掬う
- 左の手の平で柄杓から水を受け、口をゆすぐ
- サイド水を掬い、左手に水をかける
- 両手で柄杓を立て、柄杓の持ち手に水を流し、持った柄杓の柄を清める
賽銭を入れる
賽銭を入れるのは、価値のあるものを感謝の気持ちを込めて捧げるという意味があり、昔は野菜や米、お酒や生贄などを捧げていました。
- 5円(5円玉1枚)→ご縁がありますように
- 10円(5円玉2枚)→重ね重ねご縁がありますように
- 15円(5円玉3枚)→十分にご縁がありますように
- 20円(5円玉4枚)→よいご縁がありますように
まだまだ5円の枚数にちなんだ意味合いはありますが、415円でよいご縁。485円で四方八方からご縁がありますように・・・などと、語呂合わせで意味合いがあるようです。
お参りをする
鈴を鳴らし、2拝します。(深いお辞儀)2拍手。1拝。でお参りを終えます。
この時、お願いごとをするのが一般的ですが、このお願いごとには賛否両論あるので、ご自分の思うことを信じられるのが一番ではないかと思います。
また、お願いごとをする際は、自分の住所、生年月日、名前を唱えるのもいいと聞いたことがありますが、これもその神社によって違うと思いますので、神主さんに聞いて方法を教わるのもいいかもしれません。
お礼を述べる
お願いごとをしたら、お礼も言いましょう。「今日はありがとうございました」「願いを叶えて頂きありがとうございました」「お参りさせて頂きありがとうございました」等。
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最後に
- お願いごとをしていいかどうかは、賛否両論ある
- その神社によっても異なるため、分からない場合は神主さんに聞いてみるのも良い
- 神社では、雑念を捨て、神様に対し敬神の念を込めるのが効果的
- 無礼のない作法で、2拝2拍手1礼
ちなみに、このお願いごとについて神社の娘である友人に聞いてみたところ、「合格祈願や必勝祈願、交通安全祈願や安産祈願、などなど、どんな願いでも感謝と未来に向かってのお願いごとをするのは間違いではなく、その人にとってどんなお願いごとでも心のこもった未来へのお願いごとなら、して失礼はない」との答えが返って来ました。
お願いの有無に関わらず、「お願いなんてしたらいけない!」「罰があたるよ!」などと人の願いに指図をする方が、問題のようにも感じます。神社は、神聖な場所ですので、神様のもとで心を清らかに、邪念を捨て、感謝と敬意を示すのが良いようです。