赤ちゃんが産まれると、これまでの生活が一転して赤ちゃん中心になります。
口に入れるものや、夜泣き、オムツ替え、すべてに気を遣いますよね。
子供が生まれた喜びを自分自身と同じくらい喜んでくるのが、おじいちゃんおばあちゃんです。特に同居や近所でない場合、おじいちゃんおばあちゃんは可愛い孫の顔を見たくて仕方ありません。
「温泉旅行にでも一緒にどう?」
「いやいや!それどころじゃないのに。」と言いたいところですが、そうも言えず行くことに。
そんな方も多いと思います。
私の場合は温泉に連れて行くのが怖くていけませんでした^^;;。
でもあとから友人に聞いたら、問題ないという情報が。
温泉好きの私は「もったいないことをしたな」と思わず思ってしまいました。
でも、本当に大丈夫なのか気になって仕方が無い。
楽しいはずの温泉旅行で、風邪でもひいたら大変です!ましてや、温泉のお湯って何か赤ちゃんの体に悪影響はないのでしょうか?そもそも小さい赤ちゃんが温泉入って大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、赤ちゃんは温泉にいつから入っても大丈夫なのか、また温泉に入れる際に注意するべきことについてまとめてみました。
目次
温泉にはいつから入れる?
ただし、首も座っていない赤ちゃんを温泉に入れるのってすごく不安ですよね・・・。ですので、
- 首が座ってから
- できたらお座りをある程度できるようになってから
の方が無難です。
それもあって、6ヶ月頃から入れる人が多いようです。
せっかくの温泉旅行で、赤ちゃん中心になるのは仕方ないとしても、大人も楽しみたいですよね。そう言った意味でもこれくらい以降の月齢で入れるのがよいですね。
赤ちゃんを温泉に入れる時にチェックしておくべきこと
温泉の泉質は?
温泉といえばいろんな種類がありますよね。いろんな色がついていたり、匂いがついていたりする温泉もあります。そんなところに赤ちゃんを入れても大丈夫なのでしょうか?
赤ちゃんにNGな泉質とは?
- 酸性・アルカリ性の強い温泉
- 硫黄泉
これらは、ダメです。その理由は、これらの温泉は赤ちゃんの肌には刺激が強すぎるためです。赤ちゃんの皮膚は大人の1/3の薄さと言われていますからね。
今息子が3歳なのですが、こないだ炭酸風呂に一緒に入ったら、大人は全然なんとも感じないのに息子は
「体がかゆい!!」と訴えました。3歳でこれですから赤ちゃんの肌はもっと敏感ですよね。
赤ちゃんにOKな泉質とは?
赤ちゃんに大丈夫な泉質は上に挙げたNGなもの以外ということになります。
ただし、不安ならば、「単純温泉」を選ぶようにしましょう。
単純温泉とは、お湯に含まれる温泉の成分が一定量に満たないため、それに沿った泉質名がつけられない温泉のことを指します。あらかじめ出かける前に泉質についてはチェックしておきましょう。
また単純温泉でない場合、皮膚アレルギーのある赤ちゃんは、行く前に小児科か皮膚科の医師に相談するのがよいでしょう。
温泉の温度は?
赤ちゃんに最適な温泉の温度は38℃前後です。
熱すぎるのはもちろんNGです。温泉の温度は季節などによっても変わりますので、あらかじめ施設に聞いておくのがよいですね。
赤ちゃんNGな施設かどうか
- ◯歳以下の入浴は禁止
- おむつが取れていない子供は禁止
などと温泉施設によっては年齢などで乳幼児の入浴を制限しているところもあります。そういった温泉ではないかあらかじめチェックしておきましょう。
ただし、いくら温泉施設が赤ちゃんOKであったとしても、特に月齢が低い場合や、はじめての温泉の場合などは、できるだけ、他の人がいない貸切風呂がある施設を探すのがベストです。
赤ちゃんに優しいお風呂グッズがあるかどうか
赤ちゃんでも入って良いことを確認したら、次に確認すべきは、赤ちゃんに優しいお風呂グッズがあるかどうかです。具体的には、
- ベビーベッド
- 休憩室(特に日帰りの場合)
の有無を確認しましょう。
特にベビーベッドがあると、赤ちゃんの着替えがスムーズに運びます。逆になければ、床でタオルを敷いて着替えさせなければならず大変です。
また日帰りで温泉に行く場合は、温泉を出た後休憩する場所があるかどうかのチェックも重要です。大人とは異なり、何か行動をしたら、水分を摂取させる、休ませることは、特に赤ちゃんの間は重要ですからね。
赤ちゃんを温泉に入れる時の注意点
脱水対策
大人でもそうですが、赤ちゃんの場合はさらにこの脱水対策には慎重にならなければなりません。マグや水筒を必ず持参して、入浴前に水分を摂取させましょう。
また入浴中にも水分摂取を促し、飲みそうならばこまめにあげることが大事です。さらに、水分だけではなく、一口オヤツを入浴前にあげてお風呂に入るのもよいとされます。
長湯はNG
脱水対策と同時に長湯は厳禁です。久しぶりの温泉で、親ものんびりお湯に浸かりたいという気持ちはわかりますが、ここではとにかく赤ちゃんを優先しましょう。
赤ちゃんは大人よりも、ぬるめのお湯でものぼせやすいので、程よいところでこちらが温泉を満喫していなくても出るのがよいでしょう。
持っていきたいバスグッズ
大きめのバスタオル
赤ちゃんをくるんで、湯冷めを防止するために用います。普段使っていなくても、温泉の場合は、湯船から上がると思ったよりも体が冷えますので、必ず持参しましょう。
いつも使っているバスタオル
大きめのバスタオルとは別に、普段使っているバスタオルを持参します。またそれ以外に、普段使っているベビーソープやボディローションも持参します。とにかく、入るお風呂以外の環境やグッズは変えないことが大事です。
いつものバスグッズなら赤ちゃんも親も安心ですからね^^
保湿剤
温泉の場合、泉質によっては、湯上り後に、肌の水分が蒸発しやすいことがあります。温泉の効能を最大限に引き出すには、湯上り後に、シャワーなどを浴びないのが普通ですが、赤ちゃんの場合は、温泉の効能は二の次。
水分が蒸発して、肌が乾燥してしまっては大変です。湯上り後には、普通のお湯をかけてあげ、さらに可能ならば保湿剤を塗ってあげましょう。
入浴のタイミングと周りへの配慮
温泉に入ってすぐにトイレ・・・なんてことがないようにトイレは必ずお風呂に入る直前に済ませておきましょう。
また、貸切風呂でない場合は、できるだけ他の人がいない時間を狙って入るのがベストです。赤ちゃんが泣きはじめたら、速やかに退出することも考えましょう。ゆっくり温泉に入りたいのに、横で赤ちゃんが泣いていたら他の方に迷惑ですからね。
滑って転ばないように
もう一つ大事なことは、赤ちゃんを抱っこで移動していて滑って転ぶことです。自宅とは違い、温泉施設は、床がぬるぬるのことがありますので、転倒にはくれぐれも注意してください。
移動も下駄などが用意されていても使用せずに、普段履きなれたスニーカーがベストです。
最後に
特にはじめての赤ちゃんを連れての温泉旅行は不安がつきまといます。
中には、「できれば行きたくない」という方もおられると思います。私もそうでした^^;;
ただ行くからには、何事もなく無事温泉旅行を満足して終えるために、準備が必要です。
- 赤ちゃんは6ヶ月くらいから温泉に入れる
- 温泉に入る前にチェックするべきこと:泉質、温度、温泉施設
- 温泉に入るときに注意するべきこと:脱水、長湯、バスグッズなど
大きくこの3点についてまとめました。
ポイントはとにかく、赤ちゃんは大人とは全く違う、普段と違う環境に連れて行くならなおさら細心の注意を払って!ということです。
ぜひ参考にしてください^^。