バス通園も徒歩通園もそれぞれメリット・デメリットがあるよね。実際のところどうなんだろう???
バス通園が選択できる幼稚園に行く場合、バス通園にするか徒歩・自転車などで通園するか悩む方は多いと思います。かなり遠い幼稚園だと、バス通園にする方は多いと思いますが、自転車で行ける距離ならどちらにするか悩みどころですよね。
そこで、先輩ママさんたちに、通園方法についての疑問をぶつけてみました!
- バス通園のメリット・デメリットは?
- 徒歩通園のメリット・デメリットは?
- バス通園と徒歩通園、なにを基準に選んだの?
これから幼稚園を決めるママさん、ぜひ幼稚園を決める時に参考にしてくださいね!
目次
バス通園のメリット・デメリット
バス通園のメリット8つ
お金がかかってもバス通園を選ぶママさんがいるのは、やはりメリットがあるからです。そのメリットをいくつかご紹介します。
- 遠くにある幼稚園にも通える
- 送り迎えが楽
- 子供がバスに乗れて喜ぶ
- 遠い地域や異学年の子ともお友達になれる
- バスの中で添乗している先生が手遊びなどをして楽しませてくれる
- 同じバス停のママ友が増え、情報を共有できる
- 登降園の時間+αの自由時間
- 引越しを考えている場合
遠くにある幼稚園にも通える
徒歩や自転車で行くにはちょっと遠い幼稚園。駐車場の関係で自家用車での送迎は不可。でも保育内容がとても理想的・・・そんな幼稚園もバスが家の近くまで来てくれたら通えます。
送り迎えが楽
家の近くまでバスが来てくれるので、雪が降る地域や下の子が居る場合は特に便利です。
さらに、下のお子さんを妊娠した時など、送迎が大変になったり、出産前や入院中、産後などもお手伝いに来たおばあちゃんでも自宅近くで送迎できたり、バスコースの中におばあちゃんの家があれば、そこで降ろしてもらったりということもできます。
実際、私の友人でも産後、おばあちゃん宅から子供を幼稚園に通わせたので、一時的にバスコースを変更してもらっていた人がいました。特に出産を控えている方にとってもメリットが大きいですね。
子供がバスに乗れて喜ぶ
バスにお友達と一緒に乗れるので、とても喜ぶ子もいます。
遠い地域や異学年の子ともお友達になれる
徒歩通園の幼稚園だと必然的にお友達がほぼ同じ学区内に限られますが、色んな地域から通う子が多い幼稚園だと遠い地域のお友達ができるので、子供の世界が広がります。
バスの中で添乗している先生が手遊びなどをして楽しませてくれる
バス通園は大体30分から40分、中には1時間近く乗らないといけない場合もあるようですが、その間、子供たちが何をしているのか気になるという方は多いと思います。
私の子供が通った園では、添乗している先生が手遊びや、子供たちが持っているハンカチなどで、バナナや鉄砲の作り方を教えてくれてそれでお友達と遊んだりして、とっても楽しかったようで、今でもその手遊びや、ハンカチでの遊びを覚えていて、出かけた時に手持ち無沙汰になったりしたら、そういう遊びができます。
また、その園に通った子たち(うちの地域はその園から遠いのでほぼ全員がバス通園でした。)は、そういう遊びをよく知っていてすごいね。と他の園のお母さんたちにも評判でした。
同じバス停のママ友が増え、情報を共有できる
わざわざ園に電話して聞くほどでもないかな・・・ということも、同じバス停の先輩ママさんに聞けるので助かります。
小学校も同じ小学校の可能性が高いので色々と情報を共有できて助かります。
登降園の時間+αの自由時間
幼稚園では登園の時間、降園の時間が決まっていますが、バス通園はそれにプラスしてバスに乗っている時間があります。子供がバスに乗っている時間分、ママの自由時間が増えます。
たとえばママ友とランチをしていて、お迎えが14時の場合。
14時までに幼稚園に行かねばならないので13時過ぎには引き上げないといけませんが、バスが14時に幼稚園を出発、バス停に14時半に行けば良いとなるとさらに30分行動に余裕が持てます。
引越しを考えている場合
現在は幼稚園に近いところに住んでいても、近い将来引越しを考えている場合、その園のバスコース内で引っ越せば、多少遠くなっても転園せずに済みます。
イレギュラーな使い方ができる場合もある
急用などがあった場合にその時だけバス停を変更できる場合もあります。園によって対応していないところもあるかもしれませんが、これは本当に助かります。
お母さんがパートに出るようになった場合
お母さんがパートに出ることになったりした場合など、行きは自宅から、帰りは祖母宅やパート先の近くのバス停などで下ろしてもらう。
習い事の近くのバス停を利用する
習い事をするようになり、自宅での到着時間では間に合わない場合など、習い事の近くのバス停に変更し、そのバス停でママが待つ。これは、私の子供が通った園ではできませんでしたが、実際にできる園もあるようです。
急用などで友達の家で預かってもらう場合
急用ができて、お迎えの時間に間に合わなくてお友達のところで預かってもらうことになった場合、園に連絡して、お友達と同じバスコースに変更してもらう。
では、気になるデメリットの方も見ていきましょう。
バス通園のデメリット7つ
メリットがあるその反面、デメリットもあります。よく言われるデメリットを7つピックアップしました。
- 時間が決まっているので遅れると大変
- バスの中で風邪などにうつる可能性が高まる
- バスの利用料金が別に必要
- 担任とのコミュニケーションがあまりとれず、園の様子を知れない
- 親子ともに気が合わない人がいると最悪
- 同じ小学校に上がる子が少ないことも
- バスのルートによっては朝が早く帰りが遅い場合も
時間が決まっているので遅れると大変
出る直前に「トイレ!」と言われることがたまにありますが、バス通園で5分遅れるとバス(みんな)を待たせる→置いていかれるので朝、子供に厳しく接してしまうことが増えてしまいます。
バスの中で風邪などにうつる可能性が高まる
バスの中は閉鎖空間となってしまうので、そのバスのルートの子だけ集中的に風邪やインフルエンザなど感染症にかかったりします。
関連記事)インフルエンザで学級閉鎖の基準は?そもそも出席停止期間は?
バスの利用料金が別に必要
バス料金が保育料とは別に徴収される場合もあります。月に3,000円程度、年間にすると3万円以上が家計の負担となります。
担任とのコミュニケーションがあまりとれず、園の様子を知れない
園とはほぼ連絡帳のみのやり取りになってしまうので、雰囲気などがわからず悶々とする人も。
特に子供が怪我をした場合など、直接園に送り迎えする場合は先生からの説明を受けられますが連絡帳や電話で説明を受けると先生の表情が見えないため疑心暗鬼になるママさんも多いです。
親子ともに気が合わない人がいると最悪
一度トラブルになったママさんが居る場合、そのバス停を利用し続ける限り、気まずい雰囲気が続きます。一日2回必ず顔を合わせるので苦痛です。
子供も、バスはほぼ2人席ですので、席順が決まっていてその隣の席の子と仲が悪い場合は、毎日トラブル続きで幼稚園に行きたくないと言い出してしまうこともあります。
関連記事)幼稚園のバス通園のママ友付き合いどうしてる?お悩み別解決法!
同じ小学校に上がる子が少ないことも
広い範囲からバス通園で園児が集まっている幼稚園では同じ小学校に行く子が少なくて、親子ともに入学を不安に感じてしまうことがあります。
バスのルートによっては朝が早く帰りが遅い場合も
バスは色んなバス停を回るので、順番によっては園に近いはずなのに一番最後にされて、ものすごくバスに乗る時間が長かったりする場合も。片道1時間半も園バスに乗って通っていたという人も・・・
園によっては1ヶ月ごとに順番を逆周りにしたりしてくれますが、隔月で1時間も時間が違うこともあり生活リズムが崩れやすくなります。そのあたりも近所の先輩ママさんに聞いたり、直接園に確認してみるといいでしょう。
徒歩通園のメリット・デメリット
徒歩通園は大変だよ!とデメリットがよく言われますが、もちろんメリットだってあります。徒歩通園のメリット8つとデメリット4つについてまとめてみましたよ。
徒歩通園のメリット8つ
徒歩通園のメリット、意外と多いんですよ。では、見ていきましょう。
- 子供と一緒に歩く時間が楽しめる
- 直接会えるので知り合い親子が増える
- 先生方とのコミュニケーションがとりやすい
- 朝の時間に余裕が持てる
- お金がかからない
- 下の子のお散歩もできて一石二鳥
- ママの運動不足解消に
- 小学校にあがる際に楽
子供と一緒に歩く時間が楽しめる
子供と手をつなぎながら歩くことで道端に咲く花で季節を感じることができます。
ご近所さんとすれ違ったりすることも多く、挨拶することで礼儀も教えられるし、顔を覚えてもらえるので防犯にもなります。
直接会えるので知り合い親子が増える
送迎時に他の親子と顔を合わせる機会が増えるので、親子ともに友達をつくるチャンスが増えます。
先生方とのコミュニケーションがとりやすい
自分が園に出向くことにより、先生方とのコミュニケーションがとりやすくなります。わざわざ電話するほどのことでもないけど・・・ということも、お迎えの時などに気軽に聞くことができます。
バス通園では園長先生の顔を入園式以来見ていないというママさんも居ますが、徒歩通園を推奨している園では、園長先生が率先して門で朝のお出迎えをしていることも多く、親子ともに顔を覚えてくれるので園への親近感が沸き、信頼感が増します。
朝の時間に余裕が持てる
「8時30分から50分の間に登園してください」といった風に20~30分ほどの登園時間帯を設けた園が多いので、出る直前にトイレ!と言われても、自分達が遅刻するだけでバスを待たせたりする迷惑はかけないため、そんなに焦ることもありません。
お金がかからない
ズバリ!徒歩通園はお金がかかりません。家計に優しい通園方法です。
下の子のお散歩もできて一石二鳥
下の子がいる場合、送り迎えの時間がお散歩を兼ねることができるので、毎日必ずお散歩ができ、ついお散歩をさぼってしまう出不精ママには一石二鳥です。
そして下の子も幼稚園を見ることができるので「いつか自分もこの幼稚園に通うんだ」などとイメージができて親しみがわくので、下の子の入園時の精神面にも良いです。
ママの運動不足解消に
毎日数分でも必ず歩くことになるので、多少なりとも運動不足の解消になります。
小学校にあがる際に楽
小学校になると徒歩で通学する場合がほとんどです。その際、毎日歩く習慣が付いていると徒歩通学にスムーズになじめます。
徒歩通園をしていると道路の端を歩くとか信号待ちなどの交通ルールが毎日の繰り返しでしっかりと身につくので、小学校登校時の心配が少し減ります。
登園時に近所の友達と一緒に歩くこともあるので、登校でも一緒に行く友達づくりができやすいこともあります。
徒歩通園のデメリット4つ
こちらが徒歩通園のデメリットと言われるものです。経験者の話だと1番の悪天候時が大変だったという話が多かったです。
- 悪天候日が大変
- 毎日下の子を連れて行かなければならないと大変
- 社交的でないママさんには苦痛な時間も
- ママ友関係が同じクラスだけに集中しがち
では徒歩通園のデメリットについて詳しくみていきましょう。
悪天候日が大変
雨や雪の日など、天気が悪い日の徒歩通園は傘や合羽で視界や行動が悪い中、子どもの安全も確保しながら歩かなければならないのは、なかなか大変です。
特に下の子を連れていかなければならないママさんには送迎が大変で、休園にならない程度の台風でもわが子だけ園を休ませる選択をしなくてはならない場合もあります。
毎日下の子を連れて行かなければならないと大変
下の子が赤ちゃんの場合、抱っこやベビーカーを押して歩かなければならないので、大変です。
また、下の子が歩ける年齢だと二人の安全に気を配らないといけないため、歩くスピードが兄弟で違いすぎたり、好奇心旺盛な子は飛び出したりするのでママがヘトヘトになってしまいます。
社交的でないママさんには苦痛な時間も
他のママさんと挨拶だけで済めば簡単なのですが、特にお迎えの時に子供が出てくるのを園庭で待つ時間、何かしら会話をしなくてはならないという強迫観念にとらわれてしまう場合もあります。
また、周りが既にグループが出来上がってしまっている中に入ると、一人だけ話題についていけずポツンと阻害された気持ちになってしまい、その場に居づらくなってしまう場合も。
ママ友関係が同じクラスだけに集中しがち
バス通園だと年少から年長までのママさんが同じバス停で待つので会話から違うクラスや学年のことを知ることができますが、徒歩通園の場合はどうしても尾同じクラスの人としか交流がなくなってしまいます。
なので同じクラスのママさんで固まることが多く、結果、いつも話をするのは同じクラスのママ友さんばかりになりがちで他のクラスや学年の情報などは気軽には入手しづらい場合も。
バス通園と徒歩通園を選ぶ基準は?
バス通園と徒歩通園、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりましたね。
では、どちらかを選ぶ基準は何でしょうか?簡単なリストにしましたので見てください。
バス通園がオススメな人
- とにかく幼稚園が遠く、しかも車での送迎がNG
- 下の子を連れての徒歩通園が現実的でない
- 子供がバスに乗るのが好き
- バス停が利用しやすい場所に設けられている
- できるだけママ友づきあいをする人数を減らしたい
徒歩通園がオススメな人
- 子供と歩くのが好き
- 担任の先生と直接会って信頼関係を築きたい
- 少しでも園での子供の様子を知りたい
- 節約したい
- たくさんのママさんとの交流が苦痛でない
まとめ
バス通園と徒歩通園のメリット・デメリットはお分かりいただけましたでしょうか?では、今回の記事をまとめます。
- バス通園も徒歩通園もどちらにもたくさんメリットとデメリットがある
- バス通園だと、園での子供の様子を知るために努力が必要となる
- 徒歩通園だと直接親が幼稚園に行くことで、たくさんの親子や先生と直接会えるので園での子供の様子を詳しく知ることができる
- どちらを選ぶかの基準はどちらの方がメリットが多いかということを考えて決める
バス通園にするか徒歩通園にするかは、お子さんやママの性格や家庭の事情などによって全然違ってきます。
うちの子はバスが大好きで、逆に私の都合で車で送ったり、迎えに行ったりすると「いやだ!!バスで帰る!」とごねたりしたほどだったのですが、逆に他の園の子で、バスがいやで、1年間ずっと泣き続けていたという話も聞いたことがありますし、泣き続けるくらいなら徒歩通園の方がよいですね。
ママさんにとってはやはり、入園を機にお仕事をしようと思っている場合はバス通園だと時間に余裕ができるので、バス通園がおすすめですし、園での子供の様子を見たいとか、先生とコミュニケーションをとりたいという方には徒歩通園がおすすめです。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、どちらにするか選ぶようにするといいですね。また、バス通園にしてみて、あとで、徒歩通園に変えることも可能なことが多いですので、一度園に相談してみて、バス通園が合わなければ徒歩通園に変更してもいいと思います。
今回の記事のメリット・デメリットを見ながら「我が家の場合はどうだろう?」とシュミレーションをしてみて、自分達の家庭環境にとって一番良い通園方法を選んでくださいね!