【和光市のネウボラを安倍首相が視察!】昨年、そんなニュースがありましたが、ちょっと待って!視察先って助産院?なんで首相が助産院を視察するの?少子化対策と何か関係があるの?ネウボラって一体なんのこと?
「ボラ」ってボランティア?それとも「ラボ」の研究所?頭の中が「はてな?」でいっぱいになりますね。謎が謎を呼ぶ、「ネウボラ」というキーワード。今の日本でなぜ、ネウボラという謎の言葉が話題に上がるのでしょうか?!ネウボラのキーワードを取り巻くポイントとなるワードはこれです!
- 少子化対策、虐待防止の切り札!
- そもそもはフィンランドの子育て支援施設!
- 妊娠期からの切れ目ない支援!
- 日本版ネウボラモデル事業が大発生中!
それでは、ここからは、もっと詳しく説明してみますね。
目次
そもそもネウボラって何?
- そもそもはフィンランドの子育て支援施設
- 妊娠したらネウボラだ!
- 妊娠期から切れ目なく一人の担当者が子育てと家族を取り巻く問題をフォロー
そもそもはフィンランドの子育て支援施設
ネウボラとは、フィンランド人が妊娠したら行く場所。日本でいえば、母子手帳をもらうためにいく、保健センターのイメージでしょうか。しかし、ネウボラに妊娠の届け出をしたら、出産までに病院へ行くのは1回か2回ほど。その他の健診や予防接種や検査などはすべてネウボラで受けられます。
フィンランドでは、マイナンバーのようなシステムも充実しており、紹介された先の機関にもネウボラからのカルテが届き、面倒な手続きなども必要なく、必要な支援を受けることができます。
妊娠したらネウボラだ!
産後の相談機関としても、日本の保健センターと違うのは、対集団ではなく、対個人であること。日本の保健センターは、対象者を集めて、集団に対して行う、健診のイメージですが、ネウボラは、個人に対して健診、さらにはカウンセリング、ソーシャルワークまで手厚く家族も含めて支援するのが特徴です。
妊娠期から切れ目なく一人の担当者が子育てと家族を取り巻く問題をフォロー
そういった支援を行うための、第一歩の窓口であるネウボラ。妊娠期からの切れ目ない関わりで、困る前につながる。子育て期間の一貫した悩みを、初期の初期から、予防することで、少子化対策、虐待防止につながる切り札として期待されているわけです。
当然、各種機関との連携も強く、医療機関、福祉機関、教育機関、子どもに関わる施設のすべてと連携し、困ったことがあればつなげてくれるシームレス。
ネウボラの名前の由来は?
聞きなれない音の響きに日本人の多くは戸惑うようです。新しいというイメージの「ネオ」でも「ネウ(NOW、NEW)」でも、ボランティアの「ボラ」でも、研究所の「ラボ」でもありません。
専門の勉強をした、日本でいう、保健師、助産師、看護師のような資格を持つ女性が常駐しているため、フィンランドの人々から、「ネウボラおばさん」と親しみをもって呼ばれています。
NHKでも取り上げられたネウボラの魅力
日本で、子育てに困って、病院や保健所、窓口がわからず、たらいまわしにされて、困った経験はありませんか?うちの子も結局困ったものの、相談先がなく、どう対処すればよいのかが、わからないままにがむしゃらに育てて今にいたります。
ネウボラに行けば専門の担当者が的確に判断して、各機関につなげて支援の手を広げてくれるのです。
また、ネウボラに妊娠を届け出すると、出産後には、赤ちゃんのベッドにもなる大きな段ボールに1年間必要な子育てアイテムがぎっしりと詰まった、育児パッケージが国から支給されます。これを開けたときの喜び、社会が、国全体が赤ちゃんの誕生を祝福していますよというメッセージ。ネウボラを象徴するものの一つです。
最後に
- 妊娠したら、ネウボラだ!
- 困る前につながる場所
- 国全体が子どもの誕生を祝福しているという象徴の育児パッケージ
- ネウボラおばさんは専門家。カウンセラーでアドバイザー
妊娠したら、まずはネウボラに行きましょう。困る前につながりましょう、いつものネウボラおばさんがどんな話でも聞いてくれます。育児グッツの詰まった夢の箱は育児パッケージの段ボールです。ネウボラおばさんは専門の知識を有する、優れたカウンセラーでもあり、アドバイザーです。