お子さんの足のサイズってしっかり把握していますか?
私は足のサイズ=靴のサイズだと思っていました。でもそれって大間違い!!乳幼児期の足の骨はとても柔らかく変形しやすいので、合っていない靴でも案外履けてしまうものなんです。
合わない靴が原因で足にトラブルが起こることもしばしば。正確な足のサイズを把握して、足に合った靴を選んであげることが大切ですね。
今回は子供の足のサイズの平均や、サイズの測定法についてまとめてみたので靴選びの参考にしてください。
目次
子供の足のサイズの平均って?
平均を知っておくと、足の成長を気にかけやすくなりますね。
年齢 | 身長(cm) | 足のサイズ(cm) |
新生児 | 60 | 8~11 |
6ヶ月 | 70 | 9~12 |
1歳 | 80 | 11~13 |
2歳 | 90 | 12~14 |
3歳 | 95 | 13~15 |
3~4歳 | 95~105 | 14~16 |
5~6歳 | 105~115 | 17~18 |
7~8歳 | 115~125 | 19~20 |
9~10歳 | 125~135 | 21~22 |
11~12歳 | 135~145 | 22~24 |
表からも分かるように子供の足は身長とともにすごいスピードで成長しています。
我が家の3歳5カ月の長男の足のサイズは実測で16.0cmありました。この表でみると平均よりも少し大きい足だと言えます。サイズの平均を知っておくと、足の成長を気にかけやすくなりますね。
できる限り見守ってあげたいですね。
表でみると11~12歳頃で足のサイズはママと同じくらいに成長していますが、実はまだまだ成長段階。サイズが同じになったからといって大人の足になったわけではありません。
子供の足はとてもデリケート。大人の足は、足首とかかとをかたち作る骨が7つあるのに、生後すぐの赤ちゃんには柔らかな骨が2つしか見られません。6~7歳頃に7つまで増えますが、隙間があり柔らかいままです。骨が全部そろって完成するのは11歳頃で、さらに成長して大人の足になるのは18歳頃になるようです。
子供の足のサイズを自宅で測る方法は?
裸足になって足の足長(そくちょう)と足囲(そくい)を測りましょう。
プリンターがあれば、アシックスやニューバランス、ムーンスターなど靴メーカーのHPから「足長計」をダウンロードすると便利です。プリンターがなくても、紙、鉛筆、三角定規、30cm定規、メジャーがあれば手作りすることもできます。育児雑誌などの付録としてついていることもありますよ。
こちらはムーンスターのHPからダウンロードした足長計。
長男の足を測ってみました。
気軽に楽しんで測ることができました。しかし息子が動き回る上に、こちらも不慣れだったので正確なサイズが測れたかは微妙でした。
正確なサイズを知るにはシューフィッターなどがいる靴のお店で測ってもらいましょう。自宅では足を測ることを体験する、足の成長を確認することを大切にしたいですね。
実際にシューフィッターさんに測っていただきました!
シューフィッターとは足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売する専門家のことです。
今回、ママ友さんに連れていってもらった幼児靴のお店で初めてシューフィッターさんに出会いました。さすが専門家、泣いて嫌がる息子をうまくなだめて専用の足長計で素早く足長と足囲を計測してくれました。
その時の実測で息子の足は16.0cm。私が履けるからといって履かせていた靴はなんと15cm。大き目の15cmだったので私も息子も違和感なく使用していました。しかし息子の足は我慢をしていたようで、「計測時に指先を曲げていましたよ」とシューフィッターさんに指摘されました。親として大反省です。
シューフィッターさんにはたくさんのお叱りとアドバイスを頂いた上で、17cmの靴を勧められました。そのシューフィッターさんによると、成長している足のためにつま先に0.5~1cmのゆとりがあるもので、マジックテープなどで足がずれないように足の甲部を適度に抑えるものが今の息子に向いているのだそうです。
また息子の足囲は細く、その足に合う靴のメーカーも教えてもらいました。メーカーによって靴のサイズや幅に違いがあるので、専門家に聞いて必ず試し履きをすることをおすすめします。
サイズの合わない靴を履いているとどんな影響があるの?
サイズの合わない靴を履いているとどんな影響がありますか?
足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要なんですよ。
サイズの合わない靴を履いていると、外反母趾や浮き指など、足指の変形が起こる場合があります。足のトラブルは、悪い姿勢や骨格のゆがみの引き金となるので注意が必要です。また膝や腰の病気につながったり、内臓の働きに影響を与えることもあります。
足は「第二の心臓」と言われているのを知っていますか?歩いたり、走ったり、運動すること運動することで血液の循環を助けているそうです。足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要なんですね。
子供は足にトラブルがあったとしても自分から違和感を伝えることはあまりありません。
また「靴が小さくない?大丈夫?」と聞いても、「大丈夫」と答えることがよくあります。乳幼児期の足の骨はとても柔らかく変形しやすいので、合っていない靴でも案外履けてしまうものです。お気入りの靴ならまだ履きたい!かわいい靴やかっこいい靴が履きたい!という気持ちから無理をしている場合もあるので、靴が合っているかどうか確認してあげましょう。
さらに成長段階によって歩き方や行動範囲が変わり、靴に必要な機能が違ってきます。その時期に合わせた靴選びを心掛けられるといいですね。
靴の買い替え時期の目安は?
3歳までは3カ月、3歳からは半年くらいが買い替えの目安です。
歩き始めると足はどんどん成長するので3歳までは3カ月に1回、3歳以降は半年に1回くらいが買い替えの目安になります。また、子供の足にトラブルが起きていないかチェックすることも忘れずに!次のような症状があれば靴が小さくなっている可能性があります。
- 指先を曲げている
- 擦れて赤くなってる、傷やタコができている
- 爪が黒くなっている
靴が小さそうと感じてからでは遅いようなので、目安を知って、定期的にチェックしてあげて下さい。
最後に
子供の健やかな成長のためにも足の正確なサイズを把握しておくことは大切ですね。
・正確なサイズはシューフィッターさんに測定してもらうと安心
・サイズの合わない靴は足指の変形が起こる場合がある
・3歳までは3カ月、3歳以降は半年が買い替えの目安
今回、シューフィッターさんとの出会いで子供の足の正確なサイズを把握し、足に合った靴選びをすることがいかに重要かを知ることができました。息子が紙の足長計を気に入ってくれたので、今後は足の測定を習慣づけて足のトラブルが起こっていないかをチェックするとともに、靴の買い替えの目安にしたいと思います。
あんつぶ