一年中手に入りやすく、値段もお手頃なバナナ。
甘みがあって、離乳食に使いやすい果物のひとつですよね。
でも、少量しか使わないから余る上に、変色もしやすいから困っちゃって…。
私がコツを教えてあげるわね。
こんにちは。
男の子2人のママの“あんつぶ”です。
離乳食で使えるバナナはまだまだ少量。
残りはどうしよう…とお困りのママさんも多いことかと思います。
実は、余ったバナナは冷凍保存するのが一番。
そこで、今回は離乳食のバナナについて
- 冷凍保存の仕方
- 解凍方法
- 変色を防ぐための工夫
といった点を紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
離乳食のバナナは冷凍OK?どんな状態で保存したらいい?
離乳食の時期によって、保存の仕方を変えると便利よ。
バナナは離乳食初期から使える果物。
甘みがあり、やわらかいのでフルーツデビューにもぴったりですよね。
ですが、初期で食べられる量は10〜15g程度が目安。
余ってしまうことも多いかと思います。
そこで、オススメしたいのが冷凍保存。
離乳食の進み具合に合わせて、フリージングの仕方を変えると便利ですよ。
- 初期
- 中期以降
で分けて、詳しく説明しますね。
初期
皮を向いた状態で丸ごとをラップで包みます。
使うときは、必要な分だけ冷凍のまますりおろします。
常温ですりつぶすよりも扱いやすく、ちょっと使いにもオススメですよ。
中期以降
輪切りしたものを冷凍します。
まずは皮をむき、スジをとってから輪切りにしましょう。
それをラップで包むか、ジッパー付き袋に入れてから、フリージングします。
必要な分だけ取り出して解凍できるので、ムダなく使うことができますよ。
おいしいうちにフリージングしてあげるといいですよ!
保存の目安は、1〜2週間程度。
ストックしておけば、解凍するだけですぐに使えてとっても便利!
ヨーグルトや野菜と合わせたり、パンやおかゆと混ぜたりしてくださいね。
冷凍したバナナの解凍方法は?
冷凍したバナナは、レンジ解凍がオススメ!
そのあと、時期にあった食べやすい形状に整えてあげましょう。
こちらも、
- 初期
- 中期以降
についてみていきましょう。
初期
- 冷凍のまますりおろす
- レンジで解凍する
- 白湯やミルクなどを入れてのばす
すりおろしたバナナは火が通りやすいので、加熱しすぎないように注意してくださいね。
(600W・10秒を2回程度)
解凍したら、白湯やミルクなどを加えてゴックンしやすいようにのばしてあげましょう。
中期以降
- 輪切りにした冷凍バナナを必要な分だけ取り出す
- レンジで解凍する
- それぞれの時期にあった大きさに調整する
輪切りしたバナナの厚さによって、加熱時間に差があります。
熱ムラがないように、様子をみながら解凍してくださいね。
離乳食のバナナ、変色を防ぐポイントは?
どうしたらいいの?
詳しく説明するわね。
変色してしまう原因は、バナナに含まれるポリフェノールと酵素。
皮をむくことでこれらの物質が空気と反応し、褐色のメラニンを生成するためです。1)
離乳食の下ごしらえをしている過程で、変色してしまうことも多いですよね。
茶色っぽくなってしまいますが、食べても問題はありません。
でも、できれば変色させたくない…!!
そのためのポイントがこちらです。
- 空気に触れさせない
- 酵素の働きを弱める
一番簡単な方法は、空気に触れる時間を短くすること。
皮をむいたらできるだけ早く食べる・調理する、すぐにラップでぴったり包むことが大切となります。
だから、私はよくバナナを加熱していたわ!
実は、加熱することで酵素の働きが失われ2)、変色を防ぐことができるんですよ。
電子レンジにかけることで、つぶしやすくもなります。
(加熱の目安は600wで20秒ほど。
輪切りの厚さによっても異なるので様子を見ながら、加熱してください。)
やわらかい上に甘みも増すわよ。
酵素を弱める方法としてはレモン汁や砂糖水をかけることも知られていますが、食材そのものの味を楽しむ離乳食期にはあまりオススメできません。
食べる分はレンジで加熱し、残りはすぐにラップで包んで冷凍する。
これが、離乳食期のバナナを変色させずに食べるオススメの方法。
ぜひ試してみてくださいね!
バナナを食べさせる時の注意点は?
離乳食にバナナを食べさせる時の注意点はこちら。
- アレルギー
- 量
詳しく説明していきますね。
アレルギー
実は、バナナは消費者庁が定めている“特定原材料等”に含まれています。3)
特定原材料等とは、アレルギー物質を含む食品として加工食品に表示義務、または奨励されているもの。
バナナは表示を奨励されている20品目のひとつになるんですよ。
知らなかった…。
アレルギーを引き起こす可能性があることを知っておくことが大切よ。
表示されているからといって、アレルギーになりやすい食品ではありません。
果物では他にもオレンジやりんご、キウイや桃が表示症例の対象となっています。(2018年現在)
過敏になる必要はありませんが、万が一に備えておくと安心ですね。
バナナにはじめてチャレンジするときは、
- 加熱する
- まずはひとさじ
- かかりつけの病院が開いている時間に
といった点に注意してみましょう。
バナナは加熱してもアレルギー性が低減されないという報告4)もありますが、食べやすさや衛生面からも火を通す方がオススメです。
量
甘みのあるバナナは、赤ちゃんが好みやすいフルーツ。
ついつい量も増えがちですが、与え過ぎには注意が必要です。
離乳食期では、中期以降野菜と組み合わせて目安量が設定されていますよ。
- 初期(5〜6ヶ月):10〜15g
- 中期(7〜8ヶ月):野菜と合わせて20〜30g
- 後期(9〜11ヶ月):野菜と合わせて30〜40g
- 完了期(1歳〜1歳6ヶ月):野菜と合わせて40〜50g
アレンジもしやすいので、デザートとしてだけでなく、野菜とうまく組み合わせて使ってみてくださいね!
参考: 1)農林水産省 消費者の部屋 こどもそうだん
2)化学と生物 Vol.45 NO.6 2007 酵素的褐変とその制御 p4
3)消費者庁 アレルゲンを含む食品に関する表示(平成30年9月)
4)千葉県小張総合病院 果物と口腔アレルギーのおはなし
最後に
- 初期は丸ごとラップに包んで冷凍し、すりおろして加熱解凍すると便利
- 中期以降は薄く輪切りしたものをラップまたはジッパー付き袋に包んで冷凍し、必要な分だけ解凍する
- 保存の目安は1〜2週間程度
- 食べる分は加熱し、残った分はすぐに冷凍すると変色しにくい
我が家の息子たちもバナナが大好き。
離乳食の頃は軽くチンしたものをそのまま食べることもあれば、パン粥に加えたり、ヨーグルトと和えたりと食べ方を変えて楽しんでいましたよ。
もちろん1本丸ごとは食べきれないので、余った分はフリージング!
大きくなってからは、輪切りの冷凍バナナがアイス代わりにもなっていました。