お腹の中にいる赤ちゃんの心音を家庭でも聴ける機械をご存知ですか?
胎動もまだわからない妊娠初期では、妊婦健診の間隔も長いですし、お腹の中で赤ちゃんがちゃんと育っているか心配になりますね。
そんなとき、家でお腹の中の赤ちゃんの心音を聴けたら、安心できますね。
そこで、赤ちゃんの心音を聴く超音波機器、“家庭用ドップラー心音計”について調べてみました。
目次
赤ちゃんの心音っていつから聞こえるものなの?
妊娠初期(妊娠4~11週)は、赤ちゃんがとても小さいため、赤ちゃんの心音を直接聴くことはできません。
この頃は、膣からエコーで赤ちゃんの心拍を確認するのがほとんどです。
妊娠中期になれば、胎児ドップラーを使ってお腹の上から直接赤ちゃんの心音を聴くことができるようになります。
胎児ドップラーとは、超音波を使ってお腹にいる赤ちゃんの心音を聴く機械のことです。
経妊婦さんなら分かると思いますが、ママのお腹にジェルを塗って、超音波探触子(プローブ)を当てて、赤ちゃんの心音を聴く機械です。
家庭用ドップラー心音計ってどう?いつから使える?おすすめは?
そんな胎児ドップラーの家庭用が市販されているのをご存知でしょうか。
家庭用ドップラーのいいところは、妊娠12週頃から自宅で簡単にお腹の中にいる赤ちゃんの心音が聴ける点です。
私自身は使ったことはないのですが、実際に使われているのをYouTubeで確認したところ、産院で聞いたのと同じ赤ちゃんの心音が聴けて、懐かしくなりました。
家庭用ドップラーは心音を聴くだけでなく、録音機能もついているため、記念に録っておくこともできます。
パパや兄弟に心音を聴かせてあげることができ、新しく赤ちゃんを迎える心の準備もできそうですね。
最近のものは、心音だけでなく血液の流れなどを視覚的に確認できる“カラードップラー”も出てきているようです。
マタニティ専門店やネット通販で購入可能ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
胎児超音波心音計 エンジェルサウンズ
胎動が少なくて心配な妊婦さんや、家族に赤ちゃんの心拍を聞かせたい人におすすめ!
妊娠12週から使えるそうです。
家庭用の聴診器はどう?心音は聞こえる?
家庭で、お腹の中にいる赤ちゃんの心音を聴くためのアイテムとしてもうひとつあげられるのが、“家庭用聴診器”です。
聴診器は安く手に入れることができますが、残念ながら家庭用ドップラーと比べて、心音がなかなか聴こえないのがデメリットです。
羊水の周りには羊膜という厚い膜があるため、臨月に入らないとほとんど聴こえないそうです。
そういう点から最近は聴診器を買わず、妊娠初期の段階で家庭用ドップラーを購入される人が多いようです。
家庭用ドップラー心音計を使うときの注意点は?
家庭用ドップラーは超音波によって赤ちゃんの心拍を聴きますが、この超音波、今のところは超音波による胎児への影響は報告がひとつもありません。
しかし、昨年の12月にアメリカの食品医薬品局(FDA)が、不必要な超音波検査を控えるよう警告を発しました。
- 超音波には、組織をわずかに加熱する作用がある。
- お腹の中の赤ちゃんに危害を加える可能性も否定できないため、超音波での赤ちゃんの心音を聴く装置の安易な使用をしない。
- 記念のためのエコー検査の実施はできるだけ控えた方がよい。
家庭用ドップラー心音計は、検査目的ではなく、あくまで家庭用です。
気になる症状がある場合はもちろんのこと、定期健診は必ず受けるようにしてください。
最後に
ベビー用品の業界はとても早く、第一子のとき無かった物が、二人目のときは市販されていたり、便利なものがどんどん出てきますね。
少しまえは赤ちゃんの心音を聴くためには聴診器しかありませんでしたが、今は家庭で超音波が使えてしまうなんてすごいですね。
ネットですと、割と安く手に入れることもできますので、あくまで記念として、赤ちゃんを心待ちに楽しむレベルで、家族でドップラー心音計を使ってみてもいいと思います。
by lulemon