赤ちゃんがなんでも口に入れてしまう時期ってありますよね。
「こんなものまで・・・」と、大人が想像できないものまで。

ママとしたらいつまで続くかわからないし、すぐにやめさせたい!
と思いますよね。

ママ
うちの子も目を離すとなんでも口に入れるので、誤飲が怖くて・・・。
先輩ママ
わかる!
気になるし怖いよね。
うちの子もそうだった!
でもね、これってムリにやめさせることもないのよ。
ママ
そうなの!?
私はすぐにでもやめてほしい!
なんとかやめさせる方法はないかって思ってたの。
先輩ママ
うちの体験談や私自身も気になっていろいろと調べて納得できたことをお話するわね。

子供たちがまだ赤ちゃんの時、少しでも危険なものは手の届かない場所に片づけ、気をつけていたのですが・・・。
それでもちょっと目を離したすきに、口になにかを入れていることが何度も。
赤ちゃんならよくあることだと思っていても、誤飲などにつながる可能性もあるため、けっこうピリピリしていました。

でも実は、この行動には赤ちゃんなりのワケがあって、ムリにやめさせる必要がないってこともあるんです。

そこで今回は、「赤ちゃんがなんでも口に入れること」に関して、

  • 赤ちゃんがなんでも口に入れる理由
  • いつまで続くのか
  • 対策
  • 危険なものを誤飲した場合の対処法
  • 体験談・口コミ

について紹介しますね。

先輩ママ
記事の最後には、私自身のゾッとした体験談もありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


目次

赤ちゃんがなんでも口に入れる理由は?いつまで続くの?

いつまで口にものを入れるの心配している母の図

ママ
子供ってどうしてあんなになんでも口に入れてしまうのかしら?
先輩ママ
その理由は・・・

赤ちゃんの感覚はまだ未発達です。
視覚・触覚・臭覚がまだ未熟な赤ちゃんは、舌の感覚でそれらを理解しています。

そのため、口にものを入れることによって、その感触・温度・味などを知り、「それがなんであるか」を確認しているのです。

赤ちゃんがなんでも口に入れる理由のイラスト

他の感覚が発達すれば、口に入れなくても理解することができるようになります。

2歳ごろまでは上記のような生理的要因が原因で口にものを入れることもありますが、その時期の前後には自然となくなっていくことが多いでしょう。

そうやってものを確認してるわけですから、ある程度は思い通りにさせ見守ることも大切です。

ママ
ちょっと安心できたかも!
成長段階においてある程度なことであって、いつまでも続くものじゃないのね。

もちろん、危険なものや汚いものは除外するのが前提ですよ。

先輩ママ
ちなみに・・・子供の誤飲についてこんなデータがありますよ。

厚生労働省、「2016年度 家庭用品などに係る健康被害 病院モニター報告」1)を参考にすると・・・

「子供の誤飲報告件数」は、生後6ヶ月過ぎから急激に増え、生後6~11ヶ月で最多となっています。

その後、多少の波はありますが、徐々に減少し、3~5歳でまた少し増えているようです。

ママ
なるほど。
生後6~11ヶ月あたりが、1番多くなる可能性がありそうですね。
先輩ママ
2歳を目安に口に入れる行為は自然となくなる傾向にあるといいましたが、報告書を参考にすると・・・

生後6~11ヶ月が最多であるものの、少なくとも5~6歳まで続く可能性はあるようです。

4歳以降だと癖や習慣となり、誤飲や他の影響も考えられるため、やめさせた方がよいでしょう。

赤ちゃんが口に入れることへの対策は?

ママ
ある程度見守ることも大切なのはわかったけれど、誤飲などの可能性もあるし・・・
なんらかの対策はあるかしら?
先輩ママ
それでは、いくつかの対策を紹介するわね。

口になんでも入れる行為をある程度見守ることも大切ですが、そのことにより、誤飲につながったり、感染の可能性がまったくないわけではありません。

そのため、赤ちゃんの安全を守るためにも「赤ちゃんがなんでも口に入れることへの対策」も必要です。

そこで、

  • おもちゃ
  • 消毒
  • 危険なもの

にわけて、対策を紹介します。

おもちゃは安全なものにする!

おもちゃのイラスト

赤ちゃんが口に入れる可能性の高いおもちゃ。
そこで、口に入れることを前提して、口に入れてしまっても安全なおもちゃを選ぶようにしましょう。

具体的には・・・

  • 木などの自然素材で作られている
  • 着色料が使用されていない
  • 小さなピースにならないもの

などのおもちゃがオススメです。

材料や設計の安全性をしっかり確認し、なめたり、かんだりしても大丈夫かチェックしましょう。
もちろん、対象年齢を確認することもお忘れなく。

消毒は適度に!

おもちゃを除菌するイラスト

赤ちゃんが口に入れる可能性があるものは、消毒した方がいいのでは?

そう思う気持ちはわかりますが、そう神経質にならなくても大丈夫です。
赤ちゃんはものを口に入れることで、徐々に免疫力を高めますから、過度の消毒が成長を妨げる原因になってしまうかもしれません。

もしホコリなどが気になる場合は水洗いし、どうしても気になるのでしたら、定期的に消毒してもよいでしょう。
しかし、必要以上に消毒しないことが大切です。

危険なものは目につかないように!

赤ちゃんの誤飲のイラスト

赤ちゃんがハイハイをはじめたりして行動範囲がひろがると、必然的に危険が増します。
そのため、誤飲のリスクとなるものは、赤ちゃんの目に入らない場所へ保管しましょう。

「棚に保管したから大丈夫」と思っていても、成長とともに開けられるようになる可能性もあります。

危険なものはカギのかかる棚や、チャイルドロックをかけられる引きだしなどに保管し、しっかり施錠管理をするようにしてください。

先輩ママ
とくに、以下のものは危険とされますので最大の注意が必要です。
  • タバコ
  • 医薬品
  • プラスティック製品(袋菓子のビニール・ペットボトルのキャップなど)
  • 食料品(アメ玉など)
  • ビー玉
  • おもちゃの部品
  • ボタン
  • アクセサリー(ピアス・ヘアピン・リングなど)
  • お金
  • 動物のフン(ハトやネコなど)
  • 電池
  • 洗剤

ハッピーセットのおもちゃは、子供の口サイズを考慮し、安全点検をされたうえで作られているようですが、飲みこめるようなサイズもありますね。

また、はずれやすい部品なども注意が必要です。

よく耳にするのが、砂場の砂
砂場の砂には、猫のフンなど病原菌が混じっています。
友達の子供はこの砂を食べてしまい、急に高熱をだしたことがありました。

赤ちゃんは、大人が想像もしないいろいろな物を口に入れてしまいます。

先輩ママ
うちの子は・・・

新聞紙や広告用紙でよくいたずらをしていたのですが、キャッキャいって破いているかと思ったら、「ウッウッ」といいだし、慌てたことがありました。

よく見ると、口にたくさん広告用紙を詰めており・・・
紙は飲み込むと、気管に張りつく危険性もありますから、ホント、怖かったです。

このように、子供が危険なものを口に入れてしまったらどうすればよいのか、次に紹介します。

危険なものを口に入れてしまったらどうすればいいの?

ママ
もし子供が危険なものを口に入れてしまったら、どうすればいいのかしら?
先輩ママ
その場合は・・・

病院に行くようにしてください。

とくに、

  • タバコ
  • 電池
  • 医薬品
  • お金
  • ビニール
  • 洗剤

などを誤飲すると危険ですから、早急な処置が必要です。

赤ちゃんの誤飲が怖いイラスト

先輩ママ
それでは、それぞれの危険な理由を紹介します。

タバコ

誤飲の中で1番多いのが、タバコです。

タバコにふくまれるニコチンにより、中毒症状をおこす可能性があります。
タバコ1本でも赤ちゃんにとっては致死量となることも。

また、灰皿にたまった水分も、タバコのニコチン成分がしみだしてるので危険です。

たばこの誤飲は、気づいた時点ですぐにタバコの葉をとりだし、吐かせるのが原則。2)
消化管中で吸収されるのを阻止するため、水や牛乳は飲ませないでください。

電池

とくに危険なのがボタン電池。

いろんなおもちゃに使用されていることも多く、気づかぬうちに飲みこんでしまうこともあります。

電池は、少しの時間でも電流が発生するため胃に穴が開いてしまうことも。
最悪の場合、命にも関わりますので、すぐに救急車をよびましょう。

 

 

医薬品

薬には副作用の可能性もあるため、個人の体重にあわせて処方されます。
そのため、もし赤ちゃんが大人の薬を飲んでしまった場合、適量を超えることに。

病院に行くのはもちろんですが、その際、実物の薬があれば持参し、

  • どんな薬を飲んだのか
  • 飲んでからの経過時間
  • 体調の変化

などを医師に伝えましょう。

ビニール

ほんの少量であれば様子を見てよいでしょう。

しかし、気管にはりついて窒息する場合があります。
もし、顔色や呼吸状態が悪くなったなど、なんらかの異変があればすぐに救急車をよびましょう。

お金

硬貨など鋭い縁がないものは、数日のうちに便と一緒に排出される場合もあります。

しかし、食道の途中に引っかかっていると、食道の壁に孔が開くことがあり早急に取りだす必要があるため、病院に行くようにしてください。4)

洗剤

食器を洗う一般的な中性洗剤、トイレやお風呂用などの住宅用洗剤でも、 中性タイプならほとんど心配ありません。5)

しかし、濃縮タイプをのんでしまったり、 様子がおかしいと思ったら病院に行くようにしましょう。

 

先輩ママ
最後に、小児科医からの役立つアドバイスも紹介します!

大人の手でOKサインを作った親指と人差し指の丸ぐらいなら、子供の口に入ります。
そのため、絶対にこれより小さいものを、親の目が届かないところに置かないようにしましょう。
この大きさ(大体、直径4cmに相当)以下のものは、絶対に2歳以下である子供のそばには置かないでくださいね。

                (赤尾ファミリークリニック「1円玉は怖い」より)

次に、私の体験も紹介します!

私の怖かった体験を紹介!

うちの子、いろいろなものを口に入れていました。

ベランダなどに固まっていることもある、病原菌がいっぱいなハトのフンもその1つ。

これを口に入れようとする瞬間を発見!
「ギャー!!」と叫んだことで子供がおどろき、寸前のところで阻止した経験が。

先輩ママ
しかし、これは序の口・・・
怖い経験もありました。

ある日、子供が下痢に・・・
1日目は、4~5回の下痢で「嘔吐下痢症かな」といわれ、小児科から帰ってきました。

しかし・・・
その夜から水下痢となり、寝ていても30分ごとに「ブリブリ」・「シャー」、1晩で24回もの下痢に。

これはおかしいと思い、ふたたび受診しました。
お尻もかぶれ、アセロラジュースみたいな下痢でしたが・・・

「だしきれば治りが早い」

「整腸剤だけで、下痢止めは飲まない方がいい」

といわれ、一応検査をして帰宅。

その結果、3日間で50回以上の下痢をしたんですが、徐々に落ち着き、子供も元気になりました。

しかし・・・

1週間後、小児科の先生から電話があり、「今すぐ来てください」と呼びだしが。
ナゼ?と思いながら受診すると、「先日の検査結果・・・0-157が検出されました」とのこと。

そして・・・

「ここからは小児科で様子を見ながらも、保健所の管轄となります」

「また、周辺医療機関すべてにも連絡します」とのこと。

頭の中は真っ白です。

「0-157?!」・・・TVで耳にするアレなの?

先生は、「アセロラジュースみたいな便」と私が伝えたことで、「これは血便かも」とピンときたらしいんです。
もしあの時、下痢止めを処方してたら成分がたまって脳に障害がでたり、最悪命の危険もあったと・・・。
それからは、保健所の方が3人みえて、約2週間の食事をすべて調べ、主人と私も検査することに。

そして、家中除菌。

結果・・・

食事からではないとわかり、原因不明となりました。
子供も便をだしきったことで変化はなかったんですが・・・

先輩ママ
後日原因が発覚しました!

うちの子、洗面台によじ登り排水溝を自分の歯ブラシでゴシゴシし、それを口に入れていたのです。
見た時は寸前で阻止しましたが、そういえば・・・

0-157になる前も、歯ブラシになにか黒いのがついていたことが。
排水溝の菌が原因だったようです。

ママ
怖いわね。
私もよく使い捨ての歯ブラシで掃除するから、そういうのを見ていたのかも。
先輩ママ
そうなの。
大人が想像もつかないようなものを口に入れること、身をもって体験したわ。

他の方はどうなのかも気になり、口コミも調べましたので紹介しますね。

 

ママ
たしかに・・・
落としてしまっても気づきにくいですよね。

 

先輩ママ
ペットがいるご家庭は要注意です。

 

ママ
小さいと探すのも大変。
アクセサリーも気をつける必要がありますね。

参照:1)2016年度 家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告P19〜22
参照:2)たかだこどもクリニック 「たばこの誤飲」
参照:3)赤尾ファミリークリニック「1円玉は怖い」
参照:4)日本小児外科学会「異物の誤嚥・誤飲 」
参照:5)清見ファミリークリニック 「誤飲した物別・応急処置 早見表」

最後に

先輩ママ
今回の記事をまとめます!
  • 赤ちゃんが口にものを入れる理由は「それがなんであるか」を舌で感じ取るためであり、成長段階の1つなのでムリにやめさせる必要はないが誤飲には十分に注意する
  • 2歳前後には自然となくなっていく行為である
  • 子供の誤飲は、生後6ヶ月過ぎから急激に増え、生後6~11ヶ月で最多となる
  • 口に入れることを前提として、安全なおもちゃをあたえる
  • 赤ちゃんは物を口に入れることで、徐々に免疫力をつけていくので、消毒は適度におこなう
  • 直径4cmに相当以下のものは、絶対に2歳以下の子供近くに置かない
  • 危険なものを誤飲したら、すぐに病院へ行く
  • ハトのフンや排水溝などにも注意する

 

これは友人の話しですが、よくお風呂の水をガブガブ飲み、窓や網戸をなめてる子供が原因不明の熱となり、1週間続いたとか。

また、虫を鼻に突っ込んでしまい取れなくなり、病院を受診したなど・・・

とにかく、大人が想像もしないことを子供はよくやります。

ですから、忙しいのはわかりますが、お子さんから目を離さないように十分注意してくださいね。



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