女性の社会進出に伴い、高齢出産が増えてきました。高齢出産とは一般的に35歳以上での出産を指します。
若いころの出産に比べ、リスクも多く何かと心配ですね。実際出産前に行われる検査は5つあります。
- 超音波検査
- 母体血清マーカーテスト
- 羊水検査
- 絨毛検査
- 新型出生前診断(NIPT)
これらが妊娠中に受けることが出来る検査ですが、今回は羊水検査についてお話しします。
私が妊娠した時は高齢出産ではありませんでしたが、それでも子供が先天的な病気にかかっていないか気になりました。高齢出産の方でしたらなおさらでしょう。実は私には高齢出産で初産の友人がいます。話を聞きますとやはり流産になりやすいようで、頻繁に入退院を繰り返しています。
子供が産めるうちに産んでおきたい・・・・
そんな風に思っているそこのアナタ!今回とっておきの情報をお伝えいたします!これで高齢出産も怖くない!
目次
高齢出産の場合羊水検査を受けるべき?
羊水検査の方法や精度、費用は?
検査も痛くないか不安・・・
羊水検査の方法
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針を刺す
↓
体を拭いて、針を刺したところに絆創膏を貼る
これが一般的な羊水検査の方法です。だいたい5分程度で終わります。痛みを感じる程度は個人差がありますが、あっという間だったと言う方がほとんどです。エコーで胎児の位置を確認しながら刺していきますので、胎児に刺さる心配はありません。
検査は14週~19週の安定期に入った頃に出来ます。結果は3~4週間で出るでしょう。
また精度はダウン症に関してはほぼ100%に近い確率で当たります。。
羊水検査は確定診断で使われることが多いです。ただダウン症には型があり、「モザイク型」とよばれるダウン症の場合は精度が落ちてしまいます。費用は日帰りなのか入院なのか、投薬の有無によって変動しますが5万~20万円ほどです。
続いては検査に伴うリスクのお話しです。
羊水検査のリスクにはどのようなものがある?
- 流産
- 腹膜炎
- はんしゅ性血管内凝固症候群
流産
お腹に針を通すため、穴が開き、そこから破水する可能性があります。破水は流産に直結する重大な症状です。
腹膜炎
お腹に針を刺すとき、消毒が足りないなどの理由で細菌が腹部に侵入することでおこります。極めて稀です。
はんしゅ性血管内凝固症候群
本来起こるべき血液の凝固反応が全身の血管内で無秩序に起こる症状で、死に至ることもあります。こちらも極めて稀なリスクです。
羊水検査はどれぐらいの割合で受けているの?
日本に於ける検査率は6・3%なので普及しているとは言いがたい状況です。「実際陽性が出たらどうするか」という難しい問題を抱えていること、保険がきかないので費用がかかることなどの理由で検査をためらう妊婦さんが多いのでしょう。
実際陽性が出た妊婦さんがどうしているのかははっきりとしたデータはありません。
もし陽性が出てしまい、中絶するという決断をした場合は21週6日までなら中絶は可能とのことです。
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最後に
何だか脅かすようなお話ばかりしてしまいましたが、高齢出産には「精神的余裕、経済的余裕、若返り」など、若いころにはないメリットもあります。
妊娠したら終わりではなく、「出産、子育て」という長い道のりが待っているのです。検査は一時的なものです。今の羊水検査は精度も高く、一旦陰性と診断されれば安心です。羊水検査で陽性が出る確率は1.5%です。高齢出産だからと言って必要以上に不安にならなくても大丈夫です!自分を信じましょう!
これで羊水検査についてのお話しは終わりです。みなさんも楽しいマタニティライフをお過ごしくださいね!