ねんねのままだった赤ちゃんに動きが出てくる生後2~3ヶ月頃、親としても嬉しい成長ですよね。
寝返りの練習を始めるのもこのころ、初めての寝返り成功が3ヶ月頃という赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
足をピーンと伸ばして背中を反らせる動きも、赤ちゃんにはよくあることです。しかし、寝転んでいるときも授乳のときも、抱っこの時も、と頻繁に反り返りがあると、少し心配になるママもいらっしゃるでしょう。
私もその1人でした。私の子どもは今、9ヶ月ですが、娘が3ヶ月前後の頃、反り返りをよくしていました。授乳時もとても遣り辛く、どうしたものかと悩んでいました。
ベビーマッサージに行っても娘だけが反り返り、他の子との差が気になった時があります。
今回はこのような体験を踏まえたうえで、3ヶ月前後の赤ちゃんの反り返りについて調べてみました!まずはママの心配どころ、受診が必要かどうかの判断の目安となる2つのチェックポイントを挙げています。
2つのチェックポイントに当てはまらない場合の原因や対策などもリサーチしましたので、ぜひ参考になさってみてくださいね。
目次
赤ちゃんの反り返り、受診したほうがいい場合がある?
ほとんどの場合は問題ない反り返りが多いのですが、中には注意をして見ていきたい反り返りがあります。
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- 起きているときだけでなく、眠っているときにも反り返りがみられる
- 反り返ったとき、首や肩や腰が不自然にねじれ、不安定になっている
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これらを繰り返すようなことがあれば、少し観察が必要になるかもしれません。
また自閉症の子にも反り返りの特徴がみられた、という話もあるようですが、自閉症の診断は1歳半くらいでも難しいと言われています。
3ヶ月くらいで反り返りがある、という状態だけでは自閉症かどうかの判断はできないと思われますので、あまり気にしすぎず子どもに普段通りに愛情を注いで接してあげることが一番良いのかもしれません。
それでは、上記の2つに当てはまらなかった場合は、なぜ赤ちゃんは反り返るのでしょう。その原因などについて見ておきましょう。
なぜ赤ちゃんは寝ているとき・抱っこ・授乳時に反り返るの?
- 背中を伸ばすことで筋力をつけている
- 寝返りの練習
- ゲップが出なくて苦しい
- 抱っこの仕方が悪い
- 後方に気になるものがある
- 背中が熱く、汗で不快
- 病気が隠れている可能性
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背中を伸ばすことで筋力をつけている
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時は丸まった状態です。お腹の中から出てくると丸まった状態ではなく、背中を伸ばすことが可能になります。
初めの頃は丸まった姿勢で寝ることが好きな赤ちゃんも徐々に布団の上に寝かせてもすぐに泣かなくなり、背中を伸ばすことに慣れていきます。そうすると赤ちゃんもいろいろな動きを始めるようになります。
その動きの一つが「反り返り」です。
背中を伸ばすことで赤ちゃんは筋力を備えていくと考えられます。成長の証ともいえますね。
寝返りの練習
首がすわったあとくらいに始まるのが寝返り。
3ヶ月頃に激しくなる反り返りは、もしかしたら赤ちゃんが本格的に寝返りの練習をスタートさせたのかもしれません。
ゲップが出なくて苦しい
授乳後すぐに反り返る場合はおっぱいやミルクと一緒に空気を飲み込んでしまっているのも一つの原因と考えられます。
その場合、縦抱きにしてゲップをさせてあげると良いでしょう。
抱っこの仕方が悪い
抱っこのときに反り返りがみられる場合は、赤ちゃんにとって抱かれ心地が悪いのかもしれません。
抱っこの仕方が悪かったり不安定だと、バランスを保とうと赤ちゃん自身も体に力が入ってしまっていることがあります。
後方に気になるものがある
赤ちゃんが仰向けに寝転んでいるときや横になっているとき、赤ちゃんの後方や頭の上のほうに気になるものがある場合、そちらを見ようとがんばって反り返っている場合もあります。
背中が熱く、汗で不快
動きが少し活発になってきたといっても、3ヶ月頃はまだまだ寝たままの姿勢が多い赤ちゃん。体温調節も苦手で、着せすぎや部屋の温度などで背中に汗をかいている赤ちゃんもいるでしょう。
その場合、反り返ることで「ママー、暑くて汗をかいてるんだよー!」と意思表示していることがあるのかもしれないですね。
病気が隠れている可能性
反り返りは赤ちゃんにとって、決してめずらしいことではありません。足をピーンと伸ばしたり、背中を反らす姿勢は赤ちゃんの頃にはよく見られる動きだとも言えます。
しかし、中には注意したい反り返りもあります。「赤ちゃんの反り返り、受診したほうがいい場合がある?」で挙げたチェックポイントを参考にしてみてください。
反り返りが強く抱っこしにくいときの対策は?
その際、右利きの方の場合は右手で赤ちゃんの左側から抱きあげて、右手でお尻を支えてあげるようにしましょう。
左利きの方は左手で赤ちゃんのお尻を支えてあげると良いでしょう。
そして、赤ちゃんがリラックス出来る体勢で抱っこをしてあげることも良いので、赤ちゃんの体をアルファベットの「C」の形になるようにまるくカーブをさせてあげるのも一つの方法です。
赤ちゃんもリラックスすると徐々に反り返る回数が減ってくることがありますよ。赤ちゃんも正しい体勢を学んでくれるので、お母さんも抱っこしやすくなってくると思いますよ。
- スリングや抱っこひもを使って抱っこする
- タオルにくるんで抱っこする
最後に
- 筋力をつけている、寝返りの練習、など成長の証
- ゲップが出なくて苦しい、汗をかいている、抱かれ心地が悪い、など不快症状の意思表示
- 病気が隠れている可能性
反り返りは授乳もしにくいですし、抱っこもしにくいので、親はとても困ります。ですが、赤ちゃんの成長の証ですのであまり心配をしすぎず、普段通りの愛情を注いであげればいいと感じます。
また反り返りは6ヶ月から1歳までには減っていき、1歳を過ぎるとほぼ見られなくなります。
実際に私の娘も9ヶ月の今でも反り返りをします。娘がよく反り返りをしていたので、ネットで検索をすると脳性麻痺や自閉症といった内容が書いてあり、とても心配になったことがありました。
しかし、その後に寝返りを覚え動き出すようになると、体を動かすのが好きな娘だったのだということが分かり、9ヶ月健診でも特に異常は無いと言われました。
きっと私の考えすぎだったのだと今では思えますが、初めての子育てのお母さんたちは特に心配になってしまうと思います。
何度も言いますが、反り返り自体はそれほどめずらしい動きではありませんので、過度の不安は抱かないようにしたいですね。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。