友達の子は食が細い方らしく、うちの子の食べっぷりを見てびっくりしていたんです。
ですが子供はどれくらいの量を食べるのが普通なのか、それまで他の子と食事をする機会がなかったために分からず、友達に指摘されると心配になってきました。
よく食べるとは思っていたけど、どんどん太ってしまうのもあるし、だからと言ってあげないと怒って泣くし、どうしたらいいの・・・
そこで今回は、食欲が異常にある子供について調べてみました。
- 食欲旺盛の原因
- 食べ過ぎの基準
- 食べる量の目安
- おやつ
- 食欲を抑える方法
など、詳しく説明していきます。
実は、最近の小・中学生の10人に1人は肥満なのだそうです。
食べないのも心配だけど、食欲旺盛過ぎるのも少し心配ですよね。
子供の旺盛すぎる食欲にお悩みの方は、ぜひご一読くださいね。
目次
食欲旺盛にはどんな原因がある?
まず気になるのが食欲旺盛の原因ですよね。
- 満腹中枢が未発達
- 運動量が多い
- 代謝が活発
- ストレス など・・・
多くの場合、これらの原因が関係します。
満腹中枢が未発達
小さな子供は満腹中枢が未発達なので、満腹感を得にくい子供もいるんです。
運動量が多い・代謝が活発
また子供は起きている間、常に動き回っていますよね。
代謝も活発な子供ですから、その分エネルギーが必要です。
バランスのとれたご飯をたくさん食べるのであればok。
ただし、甘いお菓子の食べ過ぎは肥満や糖尿病のリスクが高まるので要注意!
3歳の時点で肥満がみられる場合、将来的に糖尿病や生活習慣病にかかる可能性が高くなるといわれています。
乳児期の肥満は成長に伴って自然に解消されるので心配ありませんが、幼児期後半以降は注意したほうがよさそうです。
ストレス
中にはかまってもらえない寂しさなどから、たくさん食べてしまう子供もいるようです。
時々子供の目を見たり話しかけたりしながら、楽しい食事時間を作ってあげましょう!
久しぶりにバランス良いご飯作れた気がする。1歳10ヶ月、ほぼ完食したけど食べ過ぎかな…? pic.twitter.com/0ngMlrpuvt
— にゅうにゅ (@yuyu0701) November 10, 2016
それはいいとして、ちょっと食べ過ぎじゃなかろうか。2歳で肉150gとサラダとポトフを平らげるってどうなの。身長は平均以下なのに体重は成長曲線の上限ギリギリってどうなの。はだかんぼだと赤ちゃんみたいな体型ですよ。
— mocomoko (@mocomokopooh) March 17, 2016
どれくらい食べると食べ過ぎ?年齢別目安量は
1~2歳 | 3~5歳 | 6~7歳 | 8~9歳 | 10~11歳 |
男:950kcal
女:900kcal |
男:1300kcal
女:1250kcal |
男:1850kcal
女:1700kcal |
男:1850kcal
女:1700kcal |
男:2200cal
女:2100kcal |
- 主食、副菜、主菜…それぞれ大人の1/2弱程度
- 果物…大人の1/2程度
3:1:2弁当箱法で適量チェック
まず、先ほどの年齢別食事摂取表のカロリーを3食分で割ります。
その1食分のカロリー値と同じ容量の弁当箱を選んで下さい。
例えば、3歳の女の子であれば1250kcal÷3=417kcalですよね。
その場合は、400㎖容量の弁当箱を用意しましょう。
あとは主食・主菜・副菜を、3:1:2の表面積比で詰めるだけ!
この「3:1:2弁当箱法」を使えば、簡単にバランスの取れた適量がわかるのです。
子供の胃袋は小さいので、あまりにたくさん食べすぎるのは体の負担になります。
とはいえあまり神経質になる必要はありませんし、子供によって必要とする食事量も違います。
あくまでも目安量は参考程度としてくださいね。
成長期には必要な栄養素がたくさんありますし、食事のイメージを悪くしないためにも、無理な食事制限は禁物です。
目安量よりあまりに多く食べるようであれば、かかりつけの小児科医などに相談してみると良いでしょう。
おやつにはどうしたらいい?
おやつは子供の楽しみでもあります。
大切なのは、
- 適切な量と質を守ること
- 時間を決めて、規則的に食べる習慣を身につけること
- 季節の果物
- 牛乳
- ヨーグルトなどの乳製品
- 穀物
- いも類
- 豆類
などがおすすめです。
市販品を用いる場合は、脂肪・食塩・砂糖・食品添加物を多用していないものを選びましょう。
水分補給も大切ですが、清涼飲料の飲みすぎは肥満や虫歯を招くので避けましょう。
また、食事を食べすぎたときはおやつは控えるなど、臨機応変に対応していくことも大切です。
異常な食欲を抑える対処法は?
- 「いただきます」「ごちそうさま」で食事時間の区切りをつける
- 好きなものばかりを出さない
- 一つのお皿に少量ずついろんな種類の食べ物を盛り付け、満足感を促す
- 野菜や汁物の量を増やす
- 一緒に食器を片付けることで、食事時間の終わりを認識させる
など、さまざまな工夫ができます。
また、子供は消化や吸収など内臓の機能も未熟ですので、食事内容にも注意しなければなりません。
たとえば、食塩の取りすぎは腎臓に負担をかけます。
だしをしっかりとって、味付けは薄めにするようにしましょう。
薄味、和食中心、野菜を多めにするなど、たくさん食べても負担の少ないものにするとママの心配も和らぐでしょう。
まとめ
- 小さい子供は満腹中枢が未発達なので食べ過ぎることがある
- 代謝が活発なので食欲旺盛になる
- 寂しさなどのストレスが原因で食べ過ぎることもある
- 乳児期の肥満は、活動量の増加に伴い自然と解消されていく
- 大人よりも食べたり、成長曲線を超えていれば食べ過ぎの可能性あり
- 3:1:2弁当箱法で簡単に適量をチェックできる
- 幼児期後半以降の肥満は、将来の生活習慣病につながる可能性が高い
- おやつは砂糖や添加物がたくさん入ったものは避ける
- 食事時間を認識させたり、盛り付けを工夫するなどして対処する
- 薄味で和食中心にするなど食事内容にも気を付ける