お粥からスタートした離乳食、慣れてくると次は野菜にチャレンジとなりますね。
でも、野菜といっても種類がたくさん…。
と、お悩みの方も多いかと思います。
ママにとっても初めての離乳食、何を基準すればいいのか気になりますよね。
食べやすいものから始めていきましょう♪
初めて食べる野菜はクセがなく、食べやすいものを選ぶのがポイント。
そこで今回は、
- オススメの野菜
- 下ごしらえの方法(写真つき)
- 与える時のポイント
などについて紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてくださいね♪
目次
初めて食べさせる野菜のオススメは?
オススメはあるの?
赤ちゃんが食べやすいものから始めてみましょう!
厚生労働省が2007年に策定した「授乳・離乳ガイド」では、“離乳食はお粥から始め、慣れてきたらじゃがいもや野菜、果物と増やしていく”とされています。
野菜は体の調子を調えてくれるビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む食材。
種類も多く、離乳食にも積極的に取り入れていきたいですよね♪
ですが、中には初期の離乳食には不向きなものも…。
また、もやしやピーマンなどもすりつぶしにくい食材となります。
初めての野菜は赤ちゃんが食べやすいものを選んであげましょう!
実際に裏ごししたものを味見して、選んでみました!
- にんじん
- かぼちゃ
- 大根
- 小松菜
- 玉ねぎ
芋類となるので野菜には含んでいませんが、こちらも食べやすい食材ですよ!
これらの野菜には、
- くせやアクが少ない
- 甘味がある
といった特徴があり、赤ちゃんが食べやすく、調理もしやすいのがポイント!
実はキャベツとブロッコリーも試してみたのですが、繊維の多いキャベツは裏ごしがしにくく、ブロッコリーはつぶつぶした食感が気になったのでベスト5から外しました。
取り入れやすいものを選んでみてくださいね。
離乳食初期、オススメ野菜の下ごしらえの方法は?
にんじん
甘味のあるにんじんは栄養価が高く、色も鮮やかで離乳食にぴったりな食材。
皮の近くにβ-カロテンが多く含まれるため、ピーラーなどで薄く皮をむき、水からゆでていきます。
【調理例】
①5mm厚さの輪切りにします。
②やわらかくなるまでゆで、熱いうちに裏ごしする。
水分が少ない野菜なので、湯(またはだし汁)でとろとろになるまでのばしましょう。
かぼちゃ
やわらかく甘味もあるかぼちゃも離乳食に最適。
ビタミン類を多く含みます。
加熱してからの方が生よりも簡単に取り除けます。
【調理例】
①種とわた、皮を取り除き、5mm厚さくらいに切る。
(皮は後から取り除いてもOK)
②やわらかくなるまでゆで、熱いうちに裏ごしする。
ホクホクとした食感なので湯(または粉ミルク)でのばしてから与えましょう。
大根
くせがなく、食感もやわらかい大根は、ビタミンCを豊富に含んでいます。
皮に近い部分は繊維がかたいため、厚めに皮をむくといいですよ。
また、部位によっては味や食感に違いがあります。
離乳食には真ん中を使うのがオススメ!
【調理例】
①厚めに皮をむき、5mm厚さくらいに切る。
②やわらかくなるまでゆで、熱いうちに裏ごしする。
水分が少ないようであれば、湯(またはだし汁)で調節しましょう。
小松菜
ほうれん草に比べてアクが少なく、食べやすい葉もの野菜です。
鉄分が豊富で彩りもキレイ♪
初期はやわらかい葉先を使いましょう!
【調理例】
①葉先(2枚程度)を粗く刻む。
②やわらかくなるまでゆで、熱いうちに裏ごしする。
湯(または野菜スープ)を足して、かたさを調節しましょう。
玉ねぎ
じっくり煮ると甘みがアップし、とろりとやわらかい口当たりに変わります。
辛みが少ない新玉ねぎを選ぶとGOOD♪
【調理例】
①1/6個くらいの量を小さくザク切りにする。
②やわらかくなるまでじっくりゆで、熱いうちに裏ごしする。
水分をたっぷり含んでいるので、裏ごしするだけでとろとろになりますよ。
必要に応じて湯やだし汁でのばして、赤ちゃんがゴックンしやすい形状にしてあげてくださいね。
初めて野菜を与えるときの量は?お粥に混ぜてもいい?
野菜に限らず、初めて与える食材は1さじからスタートするのが離乳食の基本。
万が一、その食材によってアレルギーが出てしまっても、軽い症状で気付くことができるためです。
また、野菜の味を赤ちゃんに知ってもらうためにも、お粥とは別に与えてあげましょう。
「これがにんじんだよ~。」
「甘くておいしいね♡」
などと、声をかけながら食べさせてあげるといいですね。
にんじん 1さじ×2day
↓
小松菜 1さじ×2day
↓
かぼちゃ 1さじ×2day
↓
にんじん 2さじ×2day
↓
小松菜 2さじ×2day
↓
・・・
(他の野菜にもトライしながら少しずつ量を増やしていきます。)
食べられるようになった野菜同士を組み合わせるのもオススメです。
赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ量や種類を増やしていきましょう。
1食あたり2~3さじの野菜を取り入れられるといいですね。
離乳食初期では紹介した野菜以外にも、
かぶ・ほうれん草・キャベツ・トマト・白菜・ブロッコリー
なども食べることができます2)。
離乳食の進み具合に合わせて、色々使ってみてください。
初めての野菜を与えるときに注意することは?
注意したいポイントは2つ。
- 必ず1種類ずつチャレンジする
- 味付けはまだ必要ない
新しい食材は1種類ずつ取り入れましょう。
アレルギー症状が出た場合に、どの食材が原因なのかを見極めるためです。
また、調味料は使いません。
野菜そのものの味だけで十分です!
味付けはせず、なめらかで飲み込みやすいように調理してから食べさせてあげましょう。
焦らず、ゆっくり挑戦していきましょう♪
参考: 離乳食大百科(ベネッセコーポレーション 2006年)
1)埼玉県草加市 離乳食の進め方 P5
2)大阪市 教育・保育施設等における離乳の進め方 P10
最後に
初めての野菜は赤ちゃんが食べやすく、調理しやすいものを選ぶのがオススメ。
ゴックンしやすいようにしっかり下ごしらえしてから与えましょう。
- にんじん・かぼちゃ・大根・小松菜・玉ねぎがオススメ
- やわらかくゆで、裏ごししたものを飲み込みやすいように湯などでのばす
- 初めて与える際は1さじからスタート
- 新しい食材は1種類ずつチャレンジ
- 調味料などは使用せず、野菜本来の味を伝える
我が家の場合、初めての野菜は長男の時も、次男の時も“にんじん”を選びました。
彩りがキレイで甘みがあって、食べさせやすそうだったことが決め手です!
(にんじんが常備してあったのも理由の1つですが…(笑))
2人とも嫌がることなく食べてくれましたよ♪