授乳中心配になるのが薬副作用です。飲み薬は気を付けて使用をひかえるお母さんが多い中、盲点なのが外服薬。その中でも今回目を向けたのは「目薬」です。
私も授乳中に結膜炎になり、市販の目薬を購入。使用前に主人から目薬は大丈夫なの?と聞かれて、ハッとした経験があります。少量だし、赤ちゃんに影響はないはずだけど…
不安なまま使用はできない!!!!
そこで授乳中の目薬の使用について徹底的に調べてみました。
目次
授乳中に市販の目薬を使用しても問題ない?
使用を控えたほうが望ましい成分は
- プラノプロフェン
- トラニラスト
と言う成分ですが、成分名を言われても何の事かさっぱりですよね。
プラノプロフェンは目の腫れや痛みをとる目薬で、結膜炎や眼瞼炎などの治療に用いる薬です。
トラニラストはアレルギーをおさえる目薬で、アレルギー性結膜炎などの治療に用いります。
市販の目薬を買う場合はよく確認して、上記の成分のない目薬を購入しましょう。不安な場合は薬剤師さんに授乳中な事を伝えて相談に乗ってもらうのがよいでしょう。医師に診断をしてもらう場合もきちんと授乳中である事を伝えたうえで、適切な薬を処方してもらうようにしましょう。
赤ちゃんに母乳を介しての影響は?
目薬を使用した事での副作用の報告はまだないそうですが、授乳中の投与に関する安全性はまだまだ確立していないそうです。
また一説によればプラノプロフェンは、乳汁分泌が抑制される可能性があると言う証言もあり、医師の判断により、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与をすると言う事例もあります。
おっぱいが血液からできている事も考えると、赤ちゃんへの直接的な副作用の報告はまだないものの安全性が立証されていないのも事実。使用する場合は「授乳中は禁止」と書かれていない薬を選ぶようにしましょう。
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授乳中に目薬を使用するときの注意点は?
安全だと言われても薬は薬。母乳から赤ちゃんに流れるのを防いで使用したいのが本音ではないでしょうか?
そんな時に注意したいポイントは「3時間授乳」。私も実践した流れをご紹介します。
- まずおっぱいをたくさん飲んでもらっておく。
- 授乳後すぐに点眼。
- 三時間後に搾乳しておっぱいを破棄。その後授乳。
これだけです。実はとても簡単な方法で赤ちゃんへの影響を減らせるのです。
母乳は前回の授乳が終わって約2時間半すると次の母乳が作られるというリズムになっています。3時間あける事で薬の影響の少ない母乳を赤ちゃんに飲ませてあげる事ができます。
以前に眼科でもらった目薬は使用しても問題ない?
点眼薬ってもらっても余る事が多いですよね?また使えるからとっておこう!なんて言うのは大間違い。正しい試用期間があるのをご存知ですか?
- 医師の処方では1ヶ月
- 市販薬では3ヶ月
基本的に上記の期間を目安に、開封したものは破棄をするように記載されています。
これは目薬の容器の中で雑菌が繁殖する為、どうしても品質の低下がふせげないからです。見た目も大丈夫だし、いいだろう。と勝手な判断で使用するのはやめましょう。未開封の場合は容器や箱の外に記載してある期限までは使用する事ができます。
最後に…
目薬くらい!なんて思わず、調べてみる事が大事ですね。
赤ちゃんの為にママができる事は
- 授乳中でも大丈夫な目薬を使用しよう。
- 3時間授乳で薬の影響を減らそう。
- 開封後の使用期間はきちんと守ろう。
私は時間もなかったのでドラックストアで薬剤師さんに相談して、お薬を購入しました。念のため「3時間授乳」も実践し、きちんと結膜炎も治りました。
不安なままより、きちんと理解した上での使用なのでママも安心ですよね。
是非参考にして見て下さい。