ご卒業おめでとうございます。6年間の小学校生活の集大成「卒業式」。
あくまでも主役は子供達ですが、その子供の晴れの舞台を見守る母親の服装もそろそろ考えておかなければいけません。私も卒業式前は着物を着るか、それともスーツにするか・・・
スーツならどんな色やデザインがいいのかなどとても悩みました。
そんな小学校の卒業式での母親の服装選びのポイント、マナー、恥をかかない服の選び方をご紹介したいと思います。
目次
小学校の卒業式 スーツがいい?着物がいい?
「私は無難なスーツにしたけど、華やかな着物を着たお母さん達が多く、子供が着物を着た友達のお母さんを羨ましがってた」
「私は着物を着て行ったけど、他に着物のお母さんが2人しかおらず、目立ってしまった」というようなお話も聞けるかと思います。
そのような先輩ママの知り合いがいないという方は、子供の同級生の他のお母さんに話を聞いて、周りと合わせるのも良いでしょう。
また、その日の天候によって、雨の場合は初め着物を予定していた方でも動きやすく、シミが目立たないスーツに変えるという方もいらっしゃるようです。
スーツの選び方 色は?おすすめデザインは?
卒業式の主役はあくまでも子供です。そこをまず頭に入れた服選びをしましょう。
定番は黒や紺。おしゃれ感をプラスしたグレーやベージュも人気の色になっています。
注意すべきはスカートの長さです。正式な場では膝上はフォーマルではないとされます。
選ぶ時は、膝が隠れる長さのものを選びましょう。基本は、この膝下スカートがベストですが、最近ではパンツスーツやツイード素材のスーツを選ぶお母さんも増えています。
卒業式にぴったりなコサージュの選び方
意外と難しいのがコサージュ選び、コサージュはスーツを華やかにしてくれる半面、一歩間違うとおばさんっぽさを強調してしまうものとなってしまいます。
卒業式の服装はパーティースタイルとは違い、シックな装いが多く、大き目なビックコサージュをつけると、そのコサージュばかりが目立ってしまい、おばさんっぽさを強調してしまう原因ともなります。
また、色も落ち着いた色味の多い卒業式のスーツに、派手な赤や濃いピンクやパープル、色の濃い物を選んでしまうとコサージュが目立ちすぎ、これまたおばさんっぽさを強調してしまいます。
その他・・・足元は、フォーマルな場ですので、タイツではなくストッキングを履くのが正装です。また、黒のストッキングは喪の時に履くものであるため、卒業式という晴れの舞台にはふさわしくありません。ベージュ系のものを選ぶといいでしょう。
卒業式に着る着物 どんな着物がいい?マナーは?
日本女性のフォーマルスタイルの代表ともいう着物。
付け下げ
付け下げは訪問着より模様が少なく華やかさに欠けるため、少し地味な雰囲気にはなりますが、訪問着より略式なため、卒業式や入学式にも最適です。お出かけからパーティーにも着回しができるでしょう。
色無地
色無地は、一つ紋か三つ紋がついていると改まった席でも通用するため、帯を変えるだけで何通りにも着れ、卒業式、入学式にも最適です。
小紋
小紋は、礼服としてはあまり相応しくはありませんが、渋い色調の江戸小紋は遠くからでも無地に見えるくらい小さな柄なので、卒業式にも着て行けます。
また、最近では着物はあるけど、羽織までは持っていないという方も多く、羽織のかわりにコートやショールを着物に合わせて選ぶのも良いでしょう。黒い絵羽織は寒いシーズンの卒業式で、室内に入っても脱ぐ必要がなく暖かくておすすめです。
和装で難しいのが帯。着物を生かすも殺すも帯次第です。帯と着物は違うタイプの組み合わせが基本です。
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まとめ
- あくまでも主役は子供。親が目立ちすぎないようにする。
- スーツか着物か、その地域の先輩ママや周りのママに話を聞き、合わせる。
- スーツは落ち着いた無難な色味を選び、スカートは膝が隠れる長さ。
- 着物はスーツよりも目立つので、落ち着いた色合いを選び、マナーを守る。
いかがでしたか?いつもとは違う、きれいな格好をしたお母さんの姿、子供が主役とはいっても、そのような姿を見るのは子供達もきっとうれしいことでしょう。どうか、卒業式という晴れの舞台、お天気にも恵まれ素敵な思い出が残せますように。