怪我をするだけでなく、いたずらされることも多々あるハサミ。私は、長男に初めてハサミを持たせた瞬間、買ったばかりのズボンをジョキッと切られてしまいました…。ハサミは、注意して使わせないと悲劇を生んでしまう道具であることを痛感した出来事でした。
では、子供のハサミについてお話していきますね。
- ハサミの練習を始める時期
- ハサミを使うときの注意点
- 教え方のポイント
などなど、ハサミを使い始める前にぜひ知っておいて欲しいことばかりです。最後まで、お付き合いくださいね。
目次
いつからハサミの練習を始める?
ズバリ・・・「危ない」の意味が分かるようになったら、始め時です!
だいたい2歳頃が目安です。保育園では、3歳からハサミを使うようになるそうです。2~3歳までにハサミを使う練習を開始するとよいでしょう。
ハサミを使う前に注意!失敗談あるある
必要以上に恐れなくてもよいのですが、扱いには充分に気を付けなければなりません。
よくある失敗談
- ハサミを持ったまま遊んでいて、お友達に軽いけがをさせてしまった…。
- ハサミを勝手に取り出して、自分の髪の毛を切って遊んでいた。
- 怪我をしないよう切れにくいハサミを与えたところ、切れないことに癇癪を起こして大騒ぎ!後日、他の幼児用ハサミを購入することに…。
- ずっとハサミを使わせていなかったら、小学生になってもハサミの使い方がわからないままだった。
https://twitter.com/mdo_mochi/status/635983632994164736
https://twitter.com/hinachan48/status/582781162344488960
子供が静かだと思ったらクッションの綿を全部だして遊んでる。。。
カバーはハサミでチョキチョキしてある…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン— 🐗いのぶた🐷 (@inobuta5) July 30, 2016
注意点
- 安全機能のついた幼児用ハサミを使用する
- 一人では使わない
- ハサミを人に向けない
- ハサミを持ったまま歩かない
- ハサミを振り回さない
以上のことを必ず守るようにしましょう。
幼児用ハサミを選ぶ時のポイント
始めから普通のハサミを与えるのは、大怪我の元!幼児用のハサミを購入しましょう。
- プラスチック製
- 刃にガードがついたステンレス製
- ガードのついていないステンレス製
1は、プラスチックの刃なので安全面では一番。その代わり、とても切れにくいです。失敗談にもあるように、あまりに切れないと癇癪を起こすこともよくあります。そのうち嫌になって興味をなくしてしまうことも。
その点、2はいいとこどりなのでおすすめです。しかし、刃がガードで覆われているので細かい作業には向きません。ハサミに慣れるという目的であれば十分だと思います。
3は、ステンレスの刃の部分にガードがついていません。幼児用なので刃先は丸くなっており、キャップが付いているものが多いです。
切れ味は普通のハサミと変わらないので、その分リスクが高まります。絶対に目を離さず、注意点をしっかり守りましょう。守れない場合は、3のハサミは与えるべきではありません。
ハサミの使い方を教えるポイントは?
- 親指を上の穴に、人差し指と中指を下の穴に入れて姿勢を正します。※手が大きくて持ちにくければ、大人と同じように中指と薬指を下の穴に入れて持ちます。
- 1センチほどの細長い紙を、1回で切らせてみる。
- 慣れてきたら、長く真っ直ぐ切らせてみる。
- 3歳以上の子は、丸く切ったり角度をつけて切ったりさせてみる。
- 終わったら、きちんと収納する!
収納までをしっかり習慣づけることが大切です。危ないものを管理する能力も養いましょう。一度使い方がわかると、子供はどんどん使いたがります。箱の中などに収納させたら、高い所などに保管しておいてくださいね。
また、
- 食べ物の絵を切らせて、半分こにする
- 切った紙をのりで張り付ける
- 髪の毛やほうきに見立てる
などの遊びを通して、工作する楽しさを存分に教えてあげると良いでしょう。
まとめ
- ハサミの練習は、「危ない」の意味が分かる2~3歳頃から始める
- 幼児用のハサミを使用する
- ハサミを人に向けたり、持ったまま歩いたり、振り回したりしないといった約束事を守る
- 保護者は、目を離さない
- 使い終わったら収納するまでを習慣づける
- 手の届かないところに保管しておく
- ハサミを使って工作することの楽しさを教えられる
きちんと扱えば、ハサミは遊びの可能性を広げてくれる素敵な道具になりますよ。まずは、使う前にルールを子供に説明しながら分かりやすく教え、とにかく使ってる最中は目を離さず、子供の手の届かないところに保管し管理することが重要ですね。