待ち望んだ妊娠、あなたはお仕事辞めますか?続けますか?
妊娠・出産・育児は女性の人生での一大イベント。これまで普通にお仕事していたけれど、命がおなかに宿った今、つわり、安定期、切迫流産…いろんなキーワードが目につきますよね。
私は「共働きNO.1」のアノ県に住んでいます!パワフルに働き続けるワーママが周りにたくさんいるなか、妊娠が発覚した時は、「体を大事にしながら仕事って私にできるのかな?」としばらく悩みました。
今回は辞める選択を考えている方のために以下のことについて調べてみましたよ。
- 妊娠中の仕事はいつまでできるのかな?
- 職種別の辞め時っていつ?
- 通勤の際に何を気を付ければいい?
あなたと赤ちゃんのベストタイミングをつかみましょう!それでは、いきますよ~
目次
妊娠中の仕事はいつまでできる?
- 労働基準法では妊娠9か月まで
- 正社員には社内規定があり、だいたい8か月まで就労
事業主が妊婦を就業させていい期間は労働基準法により定められています。産前6週つまり~32週(9か月)まではお仕事することは可能です。
お勤めが正社員の場合は、社内規定があると思いますので、確認を。パートさんには規定がないことがほとんどで、収入と体調とを考えて自分で辞める日を決めましょう。
先輩ママたちに聞いたところ、妊娠経過に問題がない、ほぼ事務職の方で、大体8か月まで働くという方が多かったです。
妊娠が発覚したら、仕事を辞める意志があることを、すぐに上司に伝えましょう。上司はすぐにあなたの仕事を引き継ぐ人を探したり、募集したりしなくてはなりません。
「じゃあ一週間後!」なんて急に辞めるのはマナー違反ですよ。迷っている方も、最低でも辞職するひと月前には結論を出し、上司に申し出をしましょう。
時期別辞めるポイント
以下の症状が出たら、退職を検討しましょう
- 重度のつわり
- 不正出血
- 切迫早産の傾向
またオフィスの環境も重要。
- きっちり分煙されていない
- エレベーターがなく、階段で上下階に移動する
- 通路に荷物が多い、落下物などがあって危険
- 人間関係がぎくしゃくしている
これらに当てはまるオフィスにお勤めの方は、赤ちゃんとあなたに危険がありますので、早期辞職を検討しましょう。
妊娠初期
まず、あなたを不安にさせるのは「つわり」でしょう。最初はひどいと思っていたつわりも、順調な方なら1~2か月でおさまりますので、つわりを乗り越えれば、続けられた!という方も多数。有休などを上手に使って休みましょう。
つわりの症状は人によって様々。平気な人もいれば、立っているのもつらくて休みがちだった!という人も。
職場に女性の先輩がいたとしても同様の症状があったとは限りませんし、ましてや男性社員にはつらさがまったくわからないものです。
一般的につわりは12週~15週までと言われていますが、いつまで続くかもわからないものですし、立っているのもつらい・入院が必要という状態でしたら、上司の方に相談して、一か月先をめどとして辞職の意思を伝えましょう。
さらに以下のような過酷な環境のオフィスであるならば、母体と赤ちゃんに影響がありますので早々に辞職をする方向で行動した方がいいでしょう。
- 立ちっぱなし
- 階段の上り下りが日常
- 冷房がきつい
- 力仕事がある
- 副流煙を浴びる
- マタハラがある
妊娠中期
おなかが目立ち始める中期。安定期に入ったものの、本人が全然大丈夫!と思っていても周りの人は、「大丈夫かな?」と心配しています。安定期=流産しないということではありません。不正出血などが見られたらすぐに受診し、医師の指示を仰ぎましょう。
妊娠中期を乗り切るポイント
耐えがたい眠気があなたを襲います。思ったように作業が進まず、普段しないようなミスが多くなりがちです。やることリストを作って確実にこなしましょう。
また、おなかに赤ちゃんがいるためバランスを崩し転倒やすいです、ヒールをお休みしましょう。おなか周りを締め付けない衣服を着用しましょう。
重たいものは持たないように、男性の力を借りましょう。ニンプ様にならないように、助けられたら必ずお礼を言いいましょう!
勤務先にあなたが妊娠して辞職することは広まっているでしょう。妊婦さんは社会全体から見れば少数派です。
心無い方のマタハラで人間関係のストレスがたまることもあるでしょう、しかし働くことはあなたの権利であり、あなたは何も恥ずかしいことはしていないのですから、堂々と働きましょう!
妊娠後期
仕事や人間関係のストレスを溜めてしまうと免疫力も低下します。風邪をひきやすくなったり、不正出血につながったりします。
そのほかにも何が起こるかわからないのが妊娠後期のママの体調。ストレスを抱えてママの呼吸が浅くなると赤ちゃんも辛いです。ゆったりとした気持ちでいたいものですね。
何気ない動作に気を付ける
すっかり大きくなったおなかで足元が見えづらいです。何気ない動作が転倒につながることも。例えば落ちたペンを拾ったり、下にあるものを持ちあげたりする際におなかがつかえてしゃがむ動作がしにくくなります。私はキーボードを打つ際におなかが机にあたってPCに向かえずでした(笑)
切迫早産の危険性
立ちっぱなしの仕事で平気な方もいますし、座り仕事の方でも切迫早産になることもあります。切迫早産になると突然の辞職につながります。健診で早産の傾向がないか十分に見てもらいましょう。
退職一か月前には引き継ぎをはじめましょう。
後期まで頑張ってきたあなたも7~8か月に入ったらそろそろ退職を視野に。退職する一か月前には、あなたの仕事のに引き継ぎをはじめましょう。
職業別で辞める時期を考えてみました
職種によって違いますが、業務内容と、妊娠経過・体調を鑑みて赤ちゃんに一番の選択をしましょう。
立ち仕事の場合
- 接客業
- 教員
- 保育士
- 看護師
- 介護士etc…
立ちっぱなしのハードなお仕事は多々あると思います。パートだと妊娠にまつわる社内規定などはなかったりして、自分の判断で辞める時期を決める方も多数おられると思います。
働く際の注意点
気になるのは、やはり早産のリスクです。ただ、立ちっぱなしでも平気な人はいますし、自分の体と相談を。「休みたい、辛い」と思ったら、横になるのは難しいでしょうから、座らせてもらいましょう。
おなかが頻繁に張る…不正出血がある、そんな場合は切迫早産体質かもしれませんので、つわりを乗り越えたら安定期、と思わず、医師・上司と相談し早めに辞職を検討しましょう。
関連記事)切迫早産とは?入院費ってどれくらい?保険は適用される?
座ったままの事務系
妊娠経過はさまざま。座り仕事でも早産する方も。やはり体と相談をしながらお仕事をしましょう!経過が順調な方は8か月くらいまでお仕事が続けられます。
働く際の注意点
ずっと座りっぱなしでいると、鼠蹊部が圧迫されて下半身がむくみやすくなります。妊娠中の足のむくみはとてもつらいです。たまに立ち上がって体を動かしましょう。
また、仕事のストレスからつい引き出しからお菓子を…ということはありませんか?体重増加・や妊娠高血圧症候群につながりますよ。
座り仕事でもおなかは張ります。張りは赤ちゃんからの「無理しないでのサイン」おなかの張りを感じたら横になって休みましょう。
関連記事)ウテメリンの副作用は?頭痛?動悸?
通勤の際に気をつけたいこと!
- マタニティマークを付け、いつでも母子手帳を携行しましょう
- どこで気分が悪くなるかわかりませんので時間に余裕をもって家を出ましょう。
関連記事)マタニティマークはどこでもらえる?大阪編
電車やバス通勤の場合
最寄り駅までは徒歩ですか?もし自転車を使用している方は、転倒のリスクがあり危険ですので控えましょう。
マタニティマークをバッグに付けておきましょう。初期に、交通機関で意識を失ったりした場合場合、あなたが妊婦さんだとアピールするのはそのマークしかありません。賛否両論ありますが、助けが必要であることをアピールするのは悪いことではありません。
自家用車通勤の場合
妊娠中はとにかく眠たいものです。居眠り運転をしないように、夜はしっかりと睡眠時間をとりましょう。帰宅時も疲れて眠くならないようにお昼の休憩時にオフィスで仮眠できるといいですね。
また後期になると胎動が激しくなりますので、思いもよらないところを足でぐいぐいされたりしますよ。胎動に気を取られてハンドル操作を誤らないよう、気を付けましょう。
また車にマタニティマークを付けておきましょう。これは後続車に妊婦であることをアピールすることはもちろんですが、万が一事故にあった場合の、救急隊の方へのアピールの意味合いが強いです。優先して救助を受けるためのものでもありますので、必ず貼っておきましょう。
関連記事)妊娠中って自転車はOK?いつまで乗れる?経験者の声を集めました♪
まとめ
- 妊娠8~9か月までは働くことができます。あなたの体調次第です。
- おなかの張り、辛さは赤ちゃんからの「ママ休んで!」のサインです。
- 通勤時はマタニティマークを携行・掲示し、母子手帳も必ず持ちましょう。
- 周りの人の手助けを素直に受け取り、感謝の気持ちを表すようにしましょう。
- 辞職の時期は早めに上司と相談しましょう。遅くとも退職日の一か月前には相談を。
いかがでしたでしょうか。妊娠は病気ではありません、しかしその言葉は「病気ではないので具合が悪くなっても治療薬はない」という意味も含んでいます。体からのサインを受け止めてください。あなたの体調と赤ちゃんに一番いいタイミングが見つかりますよ。